テルアビブ在住歴3年のライター、がぅちゃんです。地中海に面する「海の国」として有名なイスラエルについて解説しつつ、人気都市・テルアビブのビーチリゾートっぷり、ビーチアクティビティ、その他の有名ビーチについて紹介します。
家族連れが多い、テルアビブの「バナナビーチ」。
イスラエルの西側はすべて海
「イスラエルは中東だからなんとなく砂漠」というイメージがあるかもしれませんが、実はそうでもありません。いちおう砂漠はあって国土の南半分が「ネゲブ砂漠」と呼ばれていますが、西側は(ほぼ)全て地中海に面しているので、そっちでは延々と海岸線がのびています。「めっちゃ砂漠」と「めっちゃ海」の両方があるのが、イスラエルの地理的特徴です。
ネゲブ砂漠(を走るバス)。
ネゲブ砂漠のバス停。
ネゲブ砂漠の軍事施設。
ネゲブ砂漠のモアイ像(?)。
マクドナルド・ネゲブ砂漠店。(正式名称は不明)
うってかわって、海岸沿いの国道二号線。
電車から見た国道二号線。
西側で約190km続く海岸線は「イスラエル海岸平野/Israeli Coastal Plain」と呼ばれており、イスラエルを代表する地理的特徴の一つです。通勤列車からも海は見え、海沿いの都市にはビーチがもれなく整備されています。そんな西側の都市に限って言えば、ビーチがあるのが当たり前の環境なので、「コンビニに行く」くらいの感覚でビーチに行ったりします。
テルアビブのビーチ。
テルアビブの隣町の、ヘルツリヤのビーチ。
イスラエル北部の、ハイファのビーチ。
ハイファの近所の、アッコのビーチ。
イスラエル南部の、アシュドッドのビーチ。
北部の穴場、カイザリヤのビーチ。
カイザリヤのビーチには、「カイザリヤの古代都市」の建築物がある。
カイザリヤが登場する関連記事:イスラエル観光で旅行者が見落しがちな名所5件
地中海ビーチリゾート、テルアビブ
ビーチタウンだらけな西側の都市の中で最も有名なのがテルアビブです。テルアビブは国内最大の商業都市であり、人口は国内で2番目に多く(約40万人)、各国の大使館も集中しているので、首都として機能しています。日本でいうところの東京のような都市です。(いちおうイスラエルはエルサレムが首都と主張していますが国際的には認められていません。)
テルアビブの街並み。「白い都市」として部分的に世界遺産登録されている。
白い都市の代表的な建築物「Poli House」。現在はホテルになっている。
街中の地図には「ビーチまで○○分」など書いてある。
テルアビブは欧米では人気の高い観光地のひとつであり、「地中海ビーチリゾート」といった雰囲気があります。LGBTフレンドリーな都市として世界的に有名で、毎年開催される「テルアビブ・ゲイプライド」 には約25万人が参加すると言われています。これはアジア大陸の同系イベントとして最大であり、国内のイベントとしても最大規模です。
テルアビブのビーチ。奥に外資系ホテルが並ぶ。
テルアビブ・ゲイプライドのパレードの様子。
パレードは動くダンスクラブのような状態。
ビーチの種類は様々
テルアビブの地形をざっくり説明すると、横4km×縦7kmの長方形のような形になります。その左側(西側)の全てが海に面しており、景観が美しくデザインされた遊歩道やビーチが延々と続いています。
南から眺めたテルアビブ。(5月)
北から眺めたテルアビブ。(12月)
遊歩道「テイエレット」の雰囲気。(関連記事)
端から端までビーチがあるのですが(途切れてる部分もある)、場所によってコンセプトが違ったりします。「公式ゲイビーチ」「ユダヤ教徒専用ビーチ」「観光客が集まりやすいビーチ」「地元住人が多いビーチ」など様々。
公式ゲイビーチ「ヒルトンビーチ」。
地元の人がおおめの「バナナビーチ」。
ユダヤ教徒専用ビーチ(日替わり)は、外から見えない。
昔のビーチの写真が展示されている。
エントランス。
ビーチでのアクティビティも多様
テルアビブのビーチには様々な設備があり、アクティビティの幅が広いので泳ぐ以外にも楽しみ方があります。夕方には自然発生的にビーチで宅飲み状態になっていたりと、ビーチに行けばとりあえず時間が潰せるような感じになっています。
体操する人々。
無料のジム。
ビーチバレー。
卓球? のようなことをしていた。
格闘技を練習する人々。
イスラエル名物「マトコット」。(ビーチテニスのような遊び)
マトコットのラケット。(そのへんに売ってる)
名物オブジェ「三点倒立するするダヴィド・ベングリオン像」。
もうちょいリアルなバージョン。@ベングリオンの家(詳細)
ビーチで逆立ちする若者。
レベルアップ!
ひとだかりができていた。
朝のウォーキング。
朝のウォーキング2。
犬もウォーキング。
テルアビブの朝。
太極拳のような動きをする人。
夕暮れのギタリスト。
週末のダンス大会。
ミュージシャンとカラオケ。
往年のソロシンガー。
中国の新年を祝うベンチ。
ハトに餌をあげるおばちゃん。
レンタル自転車で海沿いを走る。
自転車をとめて海で休憩。
セグウェイで観光。
なにかを練習する人々。
強風で空を飛んでしまったカイトサーファー。
上陸するサーファー。
サーフィン教室の子供ら。
ヤッファの釣り人。
建国記念日のイスラエル空軍の飛行ショー。
それらを眺める人々。
まったりするユダヤ教徒の家族。
閉店後もかっこいいビーチバー。@La Mer
夕暮れのビーチの様子。(動画)
余談ですが、イスラエルの玄関口「ベングリオン国際空港」がテルアビブ地区にあるため、観光で最初に滞在する都市がテルアビブになりがち。旅の序盤で目の当たりにするのが上のような風景だったりするので、「イスラエル=テルアビブ=海!!!」といったイメージが出来上がりやすい環境と言えます。
地中海以外にも海が3つある
西側=テルアビブ=地中海!! といった感じなのですが、イスラエルには地中海以外にも3つの有名な海があります。「死海」「紅海」「ガリラヤ湖」です。死海とガリラヤ湖は厳密には湖ですが「海/Sea」 と呼ばれています。合計4つの海が奇しくも東西南北を代表するような位置にあり、どこにいってもなんかしらのビーチ遊びができます。
東の死海/エンボケック。
南の紅海/エイラート 。
北ガリラヤ湖(のビーチリゾートの俯瞰)。
実はテルアビブよりリゾートみが強い、隣町のヘルツリーヤ。(関連記事)
てぶらでビーチいってもOK
どのビーチタウンも(特にテルアビブ)、そのへんのコンビニや市場にビーチグッズ一式(水着、遊具、ゴーグル、日焼け止めetc)が売っているので、手ぶらで出かけてもビーチ遊びできる環境が整っています。ビーチには無料のシャワーも完備されています。あと余談ですが、死海グッズは死海に行かなくてもコンビニなどで手に入ります。
ビーチグッズ一式。@カルメル市場/テルアビブ
ビーチ沿いのサーフショップ兼バー。@テルアビブ
死海グッズを売る店。なにげに品揃えが良い。@カルメル市場/テルアビブ
死海の泥。@カルメル市場/テルアビブ
その他もろもろ死海コスメ。@カルメル市場/テルアビブ
コンビニの死海グッズ。
コンビニ。ビーチの目の前にある。
ピカチュウもいた。
えらいもんで、ニャースは日焼けしてた。
ニ゛ャ〜ス。
そしてさいごに宣伝ですが、死海グッズを含むイスラエルの定番お土産はアマゾンでも買えます。
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