世界ごはんたべ記#89 東京のレバント料理屋「パルミラ」

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「世界ごはんたべ記」の説明

「世界ごはんたべ記」は食レポです、と言ってよいのかもしれませんが、違う気もします。1エピソードにつき、1軒のお店を紹介します。「世界」と名乗っている手前、異国のお店も母国のお店も登場します。



前回のエピソード「#88 東京のパレスチナ料理屋/アルミーナ」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

パルミラとは

パルミラの外観。

パルミラは「アラビアンレストラン」と言っている。アラブ料理のお店、と言えるだろうか。でも、「レバノン出身のシェフ」「アラブ料理」「シリア料理」「レバノン料理」とも言っている。地域を総称したら、「レバント料理」とも言えそうだ。

レバノンやシリアは、私がむかし住んでいたイスラエルの隣国なので、料理が似ている(というかほぼ同じだ)。定番料理はフムスやファラフェル。私の大好物ではないけれど、関心が強いので、見つけたら食べてしまう。

パルミラのフムス(右)とファラフェル(左)。

パルミラに来る前も、十条のパレスチナ料理屋でフムスとファラフェルを食べた。大学時代の同級生と。彼は、フムスとファラフェルだけ食べる私を見て、ヘラヘラしながら「ストイックやな」と応援した。「おれ、肉が食いたい」とも言っていた。

じゃあ肉も食べようぜ。と、パルミラのある池袋に到着した時、(私の中で)話題のチャイニーズフードコート「友誼食府」に行った。青島ビールを飲み、ソーセージを食べた。肉だけでなく時間も食ってしまい、パルミラの閉店時間が近づく。

友誼食府のソーセージ。400円。

美味い。でもなにやってんだか。これは時間的にもう無理かな、くらいでパルミラに電話をかけたところ、大丈夫ですよと返答を得た。嬉しい。焦りつつも妙に余裕をぶっこきながらパルミラにむかった。

パルミラの雰囲気

パルミラのエントランス。

中の様子。

中東! という感じがした。でもイスラエルとは違う。店内には、アラビア語らしき曲が流れていた。テーブルにはシリアやアラビア語の説明などあり、シリアのお店? という印象を受けた。でも掲揚されている国旗はレバノンだった。

テーブルのアラビア語など。

シリアのお札の説明。

レバノンの国旗。

テーブルに独特の風情。

パルミラのメニュー

コースメニュー。(1/6)

コースメニュー。(2/6)

サラダのページ。(3/6)

スープのページ。(4/6)

前菜のページ。(5/6)

ドリンクメニュー。(6/6)

料理の説明が誠実だ。写真付きで、ポップなフォントの日本語で書かれている。料理に気合を入れている、という印象を受けた。でも押しつけがましかったりはしない。これが俗に言う(というか私が勝手に呼ぶ)、ラヴだと思う。

素敵なメニューを見る時、本を読んでいる気分になる。無理やり連れてきた友達やパルミラの営業時間そっちのけで没頭してしまいたい。あれもこれも食べたい。色んな気持ちを堪えて、ファラフェルとフムスだけ注文した。

友達曰く、この態度がストイックらしい。どんな居酒屋にいこうが、ポテサラとコロッケだけしか頼まない、みたいなことをやってる。バカやってる。

フムス

400円。表記は「ホンモス」だった。

フムスはひよこ豆のペースト。ニンニク、レモン、タヒーニ(中東のゴマペースト)など含まれるのが一般的。パルミラのフムスは、粘度が高かった。タヒーニはもりもりじゃない。ひよこ豆が好きな人には、たまらない状態だと思う。ニンニクの風味が偉そうに強気だったりしない。友達も美味しいと言っていた。

ファラフェル

850円。ピクルス、タヒーニのソースつき。

ファラフェルはひよこ豆のコロッケ。コリアンダー、クミン、ニンニクなど含まれるのが一般的。パルミラのファラフェルは、私が慣れ親しんだ​​ファラフェルの味がした。つまりイスラエルのファラフェルに似ていた。パレスチナ料理屋のファラフェルとは違った。

ファラフェルの断面。

レジ横のザアタル

中東の食材など。

パルミラには、中東の食材なども売っていた。レジ横には「ザアタル」があった。ザアタルはオレガノのようなハーブで、イスラエルでも、現地の定番食材として認知されている。

ザアタル/Za’atar。

お会計の作業はレバノン出身の店長がしていて、ザアタルを求めた時、会話がはずんだ。店長はすごくいきいき笑っていた。私はいつもの流れで、イスラエルに住んでいたことを説明することとなった。

なお、パルミラのザアタル説明には、「レバノンの朝ごはんの定番!!」とあった。そういえばイスラエルでも、朝というイメージではあった。ザアタルを京都の家に持ち帰り、夜食のふざけたピザにかけて食べた。夜でもかなり美味しかった。

ふざけたピザ。緑の粉がザアタル(白ゴマも混ざっている)。風味がしっかりしていた。

今回のおしながき

パルミラ/Palmyra
フムス/400円
ファラフェル/850円

パルミラのHP

パルミラの住所:東京都豊島区池袋2丁目58−8 TOビル 2F

次のエピソード「#90 東京のカフェ/クンバドゥファラフェル」

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