アメリカ・ボストンのイスラエル料理店【ラミズ/Rami’s】

アメリカ・マサチューセッツ州の州都のボストンにあるイスラエル料理店「ラミズ/Rami’s」について紹介する。

私はイスラエルに3年住んでいた。アメリカ料理やイタリア料理とはまた違うイスラエル料理というものを食べたり調べたりしていくうちに、イスラエル料理が好きになっていった。

イスラエル料理といえばフムスとファラフェル。私は別にフムスとファラフェルが好物というわけではないが見つけたら食べないと気がすまない!と言うと言い過ぎだが、まあそれに近い感覚がある。昔のヤンキーみたいなメンタルか。イスラエル料理に対していかつい態度をとっていることをまずは認めたい。大好物のマクドのてりやきバーガーや天下一品のこってりラーメンより、フムスとファラフェルを食べることのほうが多い。でもフムスとファラフェルは好物ではない。嫌いでもない。

フムスはひよこ豆のペーストで、ファラフェルはひよこ豆のコロッケ。どちらもイスラエルの定番料理。

そんなこんなで、その土地のイスラエル料理店を探すというのがライフワークになっている。今はアメリカのボストンにいるのでボストンのイスラエル料理店を探した結果、「ラミズ/Rami’s」に辿り着いた。これを運命と言うのではないか?

ラミズ/Rami’sとは

ラミズの外観。

まずは脱線したい。ネットで軽く調べた限り、ボストンにイスラエル料理店は2つある。今回紹介するラミズの他は「ランドバーカフェ」というお店だ。ランドバーカフェはイスラエルのベルリン系チェーンレストランで、ボストンエリアにいくつか店舗がある。

とまあ、ボストンのイスラエル料理店=ラミズorランドバーカフェとなるわけだが、ラミズは個人経営のお店だ。英語で「Rami’s」だから「ラミさんのお店」ということになる。青と白の看板に、イスラエルの公用語であるヘブライ語で「コーシャ」の文字。もうこの時点で完全にイスラエル料理店だ。

「コーシャ」の文字。

ラミズ/Rami’sの雰囲気

店内の様子。

中は、アメリカによくあるデリとかサンドイッチのお店という雰囲気。壁紙が中東のスイーツとかの写真なので、中東料理とかケバブのお店の雰囲気もある。イスラエルの音楽がかかってるわけでもなく、というか無音だったので、イスラエルのアイデンティティが攻めてくる様子はない。というか「コーシャ料理店」と言ったほうが適切かもしれない。

コーシャ認定書などのディスプレイ。

「コーシャ」とはユダヤ教の食の戒律に則った食品のことで、「合格」みたいなニュアンスがある言葉だ(英語のrightに匹敵する言葉とされる)。ユダヤ教徒は原則、コーシャ食品を食べる。アメリカはイスラエルの次にユダヤ人(本人or家族がユダヤ教徒の人)が多く暮らす国なので、ボストンでコーシャ食品の需要があるのは想像できる。

だからラミズはイスラエルスタイルのコーシャ料理店という感じだと思う。イスラエルのアイデンティティより先にコーシャという実利が勝る感じがある。この状態、日本のイスラエル料理店とは決定的に違うと思う。切実なニーズが香る。

ラミズ/Rami’sのメニュー

1/2。

2/2。

とはいえコーシャ料理店やイスラエル料理店というよりは、なんだかんだピタパンサンドのお店という感じだ。ファラフェルのピタパンサンドが名物メニューという気配。そうなってくるとやっぱりイスラエル料理店だと思う。

ファラフェル、ババガヌーシュ、ケバブ、シャワルマ、チキン、ブレカス、サラダ、シュニッツェル、バーガーetcといった品揃え。アメリカの中東料理屋のようでもあるけれど、ファラフェルやシュニッツェルやピタパンサンドに自動的に含まれるフムスがイスラエルを物語っている(と言い切ろうかと思ったけれどボストンの別の中東料理店のピタパンサンドにもフムスが自動的に含まれていた)。

ファラフェルサンド

ファラフェルサンド(1072円)とイスラエルの桃ジュース(412円)。

イスラエルではイケアの軽食スタンドにも売っているほど定番アイテムの「ファラフェルサンド」を注文した。ラミズでは「Falafel & Hummus Pita/ファラフェル&フムスのピタパン」という名前だった。メニューの左上にあったので、鉄板だと勝手に思っている。

注文の際に、店員さんが「具はぜんぶ入れる? ホットソース大丈夫?」みたいに聞いてくれた。流れはサブウェイと同じ。ぜんぶにYESと答えた。念の為「このホットソースは何?」と聞くと、「アンバ」と答えてくれた。アンバとは、酸っぱいマンゴーとガラムマサラのホットソースで、イスラエルのストリートフードのお店によくあるやつだ。

ファラフェルサンドをこしらえてくれた店員さん。

フムス、ピクルス、トマト、キュウリ、紫キャベツ、レタス、ファラフェル、タヒーニ(ごまソース)、など含まれる。ピタパンが分厚くてしっかりしていて、食べ応えがあって美味しい。ピクルスが完全にアメリカで、これだけでこんなにもアメリカを主張できるのかと尊敬した。それ以外はかなりイスラエルだった。ファラフェルサンドが美味しいと思えるかどうかはピタパンが具を最後までホールドできるかと比例する気がしているので、そういう意味でも美味しかった。つまり美味しかった!

ホットソースのアンバをかけて。。

あとがき

ラミズがイスラエル料理店かどうかYESかNOで答えると、NO…には絶対にならないと思った。次回はピクルス抜きにしたい。ちなみにラミズがある地域にはコーシャレストランがいくつかあり、コーシャチャイニーズレストランなんてのもある。

対岸から見たラミズ。ごちそうさまでしたです。

御ま品と書め

ラミズ/Rami’s
ファラフェルサンド/Falafel & Hummus Pita/1072円(9.75 USD)
桃ジュース/412円(3.75 USD)

ラミズのHP

ラミズの住所:324 Harvard St, Brookline, MA 02446

関連記事

ボストンの記事一覧

イスラエル料理の記事一覧
イスラエルの基本が学べる15記事

食レポの記事一覧