​​アメリカ★ゲイキャンプ体験記S3#9 なんだかんだヤっ…

アメリカ・ニューヨーク州のゲイキャンプ「イーストンマウンテン」で4泊5日しました。「アメリカ★ゲイキャンプ体験記S3」では、現地での体験を時系列で発表します。

前回のエピソード→【S3#8 ヤってんのか?】



S1「ジョーズハイダウェイ」編
S2「サコ川ハイダウェイ」編

解放

今回のゲイキャンプで最も重要なワークショップ「命名の儀(※皇室の儀式とは関係ない)」を終え、参加者は皆、自分の名乗りたい名前を手に入れた。漫画「ブリーチ」の斬魄刀(ざんぱくとう)みたいだ。名前を叫んで己を解放する。

斬魄刀の解放シーン。(漫画「ブリーチ」より)

でも解放という意味では、肉体的なほうが目立った。葬式だったムードはカリキュラム通りあっけなく終了し、さっきの進行係にかわって今度はDJが場を支配した。最後の夜の、さよならダンスパーティが始まる。

なんだかんだ

はい、次〜! というテンポではじまる。

皆、ここは銭湯かというくらいスムーズに服を脱ぎ捨てる。解放、なるほどだ。さっきまで泣きそうな顔してたおっちゃんも、けろっとニッコリで安心だ。ダンスパーティ、はいスタート! と言って本当にすぐスタートできることに感動した。

さっきまで難しいこと言ってた皆だけど、なんだかんだマドンナとかシェールとかが良いみたい。万国共通のホモジェナイズされた世界-おと-に酔ってる。私は得意じゃない。ダンスも苦手だし、死んだ水草みたいな動きをして健全に死んでた。

やりたいことやるべきです。

アメリカでは踊れないと損する? 知らねー。俺様はカラオケ派だし。とはいえ肉料理の飲食店にベジタリアンオプションを設ける気づかい、パーティのときこそ発揮しろとは思う、「ダンスor/andカラオケ」みたいに。こっちは心を踊らしたい。

自分だけは例外。思いたくて勝手いった。

おひらき

おひらきの様子。

翌朝は軽い全体ミーティングがあり、イベントはおひらきとなった。このイベントの仕掛け人であり私の班の長でもある班長のラブソングで、閉幕。次回のイベントの宣伝、関連グッズの販促などもあり、最後までぬかりなかった。

強化合宿を共に終了した、みたいな気分だった。大金を払った甲斐がある。まじめに商売をしている様子なので、また参加したい。

シャツのサイズはL〜。

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