THE DINER:京都・哲学の道にあるアメリカ料理店

京都の世界遺産・銀閣寺につづく名道「哲学の道」は、ごりごりの観光地。哲学の道に佇む京都の町屋カフェ…といった佇まいなのが、「THE DINER/ザ・ダイナー」。アメリカ料理のレストランである。

店内は、雑貨屋「TODAY’S SPECIAL Kyoto」みたい。コーヒーと肉の香りがした。匂いだけなら本当にアメリカのダイナーだ。でも店内でレイ・チャールズが叫んだりしておらず、ライオン・ベイブみたいな音がなってる。ばつぐんのカフェだ。

メニューに「12:00〜18:00」とあった。ランチのみの営業らしい。食べ物は「チーズステーキサンドイッチ」と「プルドポークサンドイッチ」がメイン。

チーズステーキサンドイッチとは、炒めた牛肉&タマネギ&ピーマン&チーズが入ったサンドイッチ。アメリカで軽食を扱うお店には絶対ある…と言っても激怒されないだろう。日本の屋台でタコヤキは絶対、みたいなことだ。一方、プルドポークサンドイッチには、豚のBBQが入ってる。これまた定番である。

チーズステーキサンドイッチ。マカロニ(ツナサラダ)、フライドポテト付き。1320円。

yeah

THE DINERのチーズステーキサンドイッチは、アメリカの一般的なやつより美味しいと感じた。生の野菜や無関係の食材が混入しておらず、パンも芯まで熱くて最高だ。具は、チーズと肉が分離していない。全食材がチェダーチーズに溺れており、アツいパンに守られてる。風味は甘く、スキヤキを思い出した。「Sukiyaki Cheesesteak」とか「Teriyaki Cheesesteak」とかいう名前で売らてても驚かない。とても美味しかった。

ドクターペッパーのコップで運ばれてきた食器たち。

THE DINERは、アメリカの都会のバーみたいだった。ボストンのオイスターバーを思い出す。だとしたら、ここに牡蠣と京都麦酒が並んでても驚かない(アメリカ人なら。たぶん)。

7/10

住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷法然院町16-2