世界ごはんたべ記#10 大阪のイスラエル料理屋「ルディーズクラブデリシャス」

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「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを思ったか……などなど、じゆうに書いています。

海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。



前回の記事「#9 京都のイスラエル料理屋/ファラフェルガーデン」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

大阪地下伝説、ルディーズクラブデリシャス

ルディーズクラブデリシャスのエンブレム。

「ルディーズクラブデリシャス/RUDY’S CLUB DELICIOUS」は、おそらく大阪でもっとも有名なイスラエル料理屋だ。「イスラエル 大阪」とかで検索すると、だいたい一番に表示される。京都の「ファラフェルガーデン」と並ぶ、関西のイスラエル料理屋の二大巨塔(みたいなイメージを私が勝手にもってる)。

京都のファラフェルガーデン。

おちついて風情のあるカフェという佇まいのファラフェルガーデンとは対局の雰囲気が、ルディーズクラブデリシャスにはある。このお店は「大阪駅前第3ビル」という(内部で飲食店がぎゅうぎゅうにひしめくタイプの)伝説的なビルの地下二階にあり、そこでちょっとした名所みたいな感じになっている。

ルディーズクラブデリシャス。

大阪系イスラエル臭

えんえんと居酒屋しかなさそうな駅ビルの通路に、ルディーズクラブデリシャスはもちろんあった(安心した)。店頭にはイスラエルの国旗が掲揚されていて、でかでかと写真付きのフードメニューがならぶ。「おやっ、なんか、外国の店だぞ」というオーラがびんびんに漂っていて、好きな人は吸いこまれてゆきそうな雰囲気。

フードメニュー。グラフィティを彷彿とさせる、元気のあるタイポグラフィ。

店内は暗めで、ブルーライトやらネオンやらでライトアップされている。とくにカウンター席は、イスラエルっぽいといえばイスラエルっぽい。テルアビブの有名なゲイのハッテン場を彷彿とさせる、なつかしい雰囲気だった。カウンター席には常連っぽいおひとりさま達がちらほらといった様子。外国人っぽい客もいた。というか客じゃなくて、店主の(?)ルディーさん(仮)だった。

店内の雰囲気。

テルアビブのクルージングゲイバー「アポロ」の雰囲気。(詳細

入店した時に彼が、「うぃっすですー!」みたいな、丁寧ではあるもののカラっとノリがよく面倒ではない挨拶を私にしてきた理由がわかった(最初はノリのいい客だと思った)。店主がふつうに飲んでる感じ、客の心情を洞察してきたりしなさそうな感じ、注文したらキレるかもとこっちが勝手に思わされる感じ、イスラエルの場末の酒場という感じで、ものすごく良い◎

ファラフェルガーデンとは対極の、まぎれもないイスラエルがここにある気がした。

勝谷誠彦とか角田信朗とかが来店した時の写真が、大阪臭つよめでなお良し◎◎

イスラエル居酒屋のばぁ〜

メニューにはイスラエルの定番料理がありつつも日本の居酒屋メニュー(カラオケとかにありそうなスナック)も揃っていて、料理屋よりはバーという印象をうけた。メニューに「ヤゲンなんこつ」とかがあって、「そうかここは大阪の飲み屋街だったっけ」という現実を再認識させられる。

フードメニュー。

ドリンクメニュー。

ゴールドスタービール

一本800円。

「ゴールドスター」はイスラエルを代表する地ビールのひとつだ。イスラエルでこれを置いてない店は無いと言い切れる。日本のアサヒスーパードライのようなことだ。「マカビー」「ネゲブ」とあわせてビール御三家のようなことになっている。ゴールドスターは日本のアマゾンでも買える*のでチェックしてみてほしい。

*参考記事:実はアマゾンで買えるイスラエルの定番お土産12品【リンク付き】

フムス

900円。

ピタパンつき。

日本の居酒屋で「まず枝豆」をするような感覚で、まずはフムスを注文する。フムスはひよこ豆のペーストのことで、イスラエルの定番料理の代表格だ。クリーミーなテクスチャで、むかし住んでたテルアビブでフムスを食べてる気分になれた。イケアのフムスと同じくらい美味しい。ルディーズクラブデリシャスのフムス、けっこうデリシャスだ。

イケアのフムス。(onピタパン)

イケアのフムスコーナーの様子。

関連記事:イスラエルで最も有名なフムス屋!テルアビブの「アブハッサン」

ファラフェル

780円。タヒーニ(ゴマのソース)つき。

ファラフェルはひよこ豆のコロッケ*で、これまたイスラエルの定番料理だ。どれくらい定番かというと、「ハンバーガーといえばマクド」「餃子といえば王将」くらい、定番だ。ファラフェル(とフムス)はそういう存在なのだ。作り方はシンプルで、ひよこ豆、コリアンダー、パセリ、クミン、タマネギ、ニンニク、タヒーニ(ゴマペースト)を混ぜて揚げる。

なんだったらファラフェルもイケアに売ってるし。5シェケル(150円)。

シャロムシャロム?

これを食べているあいだじゅうずっとルディさん(仮)はカウンターにいて、ちょっとかまってほしい気持ちになった。でも目的なく声をかけるのは気まずいので、用事をでっちあげて勇気をだして「シャロムシャロム」と話しかけてみた。シャロムはヘブライ語でハローの意味で、ネイティブは短めに二回繰り返したりする。

ヘブライ語は右から左に読む。(ヘブライ語の詳細

ルディさん(仮)は思ってたよりきさくで、イスラエルではなかなか拝めない類の、相手を慮る表情をしていた。イスラエルっぽくない! 私はすかさずアラックのショットを二つ注文した。アラックはイスラエルの定番リキュールで、「ショットといえばこれ」なやつ。トルコのラクやギリシャのウーゾとほぼおなじだ。

一杯500円。メニューには「イスラエルアニスショット」とある。

ルディーさん(仮)が故郷と言っていた「バトヤム/Bat Yam」の景色。(動画)

大阪とイスラエルはお似合い

閉店間際のルディーズクラブデリシャス。

レストランというよりはバーという感じだ。でもフムスやファラフェルは完全にイスラエルでおいしかった。文句が思い浮かばない。「テルアビブは神戸と西成 (とホノルル)に似てる」と思っているのだけど、大阪の感じと親和性があるということを肌で感じた。大阪にルディーズクラブデリシャス、妙なシナジーがある。

テルアビブの海沿いの道路。

海沿いの遊歩道「テイエレット」の雰囲気。詳細

夕暮れのテイエレット。

夕暮れが夕暮れをかんぺきに演じてくる。

地中海にてフィナーレ。

ごりごりの肉食やねんで?

「イスラエルはベジタリアンとか健康食とか美容がどうのとかいう文脈で紹介されることもよくあるけど、実はそういうことじゃないんだぞ」というのを個人的に思ってるんだけど、ルディーズクラブデリシャスはそういうのを代弁してくれそう系な気がした。ついでだし言っておくが、イスラエルはごりごりの肉食で、鶏肉消費量世界一(国民一人当たり)、牛肉は4位なのだ。

イスラエルの大手スーパー「ティブタム」。

豚肉もぜんぜん売ってる。

ルディーズクラブデリシャスの住所:大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル B2F 68番

出演-おしながき-

ルディーズクラブデリシャス/RUDY’S CLUB DELICIOUS
ゴールドスタービール(Goldstar)/800円
フムス(Hummus)/900円
ファラフェル(Falafel)/780円
イスラエルアニスショット(Arak?)/500円

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