世界ごはんたべ記#21 イスラエルの日本料理屋「ヤパン」

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「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。

海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。



前回の記事「#20 大阪の居酒屋/とよ」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

ヤパンとは

お店の外観。

「ヤパン/Ya Pan」は、イスラエルの東京「テルアビブ」にある日本料理のレストラン。おそらくイスラエルで最も評判の高いジャパニーズレストランのひとつだと思う。ダウンタウンエリアの「ロスチャイルド通り」のすぐちかくにある。ロスチャイルド通りは、京都でいう「四条河原町」みたいなことだ。

ロスチャイルド通り。

通には、イスラエルの寿司チェーン「ヤパニカ」がある。

祭りの日は、寿司を食う客でにぎわう。

ヤパンは日本の伝統料理をそのまま出すタイプのお店ではない。日本の定番料理を、イスラエルで受け入れられるフォーマットにできるだけ落とし込んだタイプのお店だ。「日本料理からインスピレーションを得てアップグレードさせた都会のイスラエル料理」とも言えそう。ある意味、「現代イスラエル料理」なのかもしれない。

ヤパンのタコカレー。(後述)

ヤパンの雰囲気

通りから見たヤパン。

ミニマルかつインダストリアルな雰囲気。「とりあえずおしゃれなレストランだな」というバイブスを放っている。レッドライトに照らされた外壁と、「YA PAN」とひかるローマ字のネオンサインが目立っているので、一度見ると忘れられない。現地では、「行ったことないけど、皆とおったことあるあの店」みたいになっている。

店内の雰囲気。

日本酒のディスプレイ。

店内は、バーカウンターを囲むように木製のテーブルが設置されている。日本酒などがディスプレイされていて、居酒屋みたいな雰囲気。バーテンダーはメニューを熟知していて、お酒や料理について英語で完全解説してくれる。「まんま日本料理じゃなくて、現地に受け入れられる工夫をしてます」など説明してくれた。

テーブルセット。

ぽんず風味の、つきだしガリ。

ヤパンのメニュー

フードメニュー。

ドリンクメニュー。

王道の日本料理のメニューが展開している。「なまもの」「焼き物」「麺類」「カレー」といったぐあい。メニューには日本のどこかの飲み屋街の写真がプリントされている。未知でエキゾチックな日本の街、なイメージ。ごりごりの日本人の私でさえ、「どこだろうここ?」と興味をもった。

鶴梅・ゆず酒。1140円(38シェケル)。

紀伊国屋文左衛門。780円(26シェケル)。

寿司

2340円(78シェケル)。

まずまずもって、イスラエルでは寿司が人気だ。「ファストフードの定番メニュー」といった状態になっている。テルアビブではクラブイベントのケータリングで寿司がはこばれてきたりする。なんだったら、「スシ・サンドイッチ(おにぎらず)」はイスラエル料理とさえ言われてる(地球の歩き方にものっている)。

イスラエル名物「スシ・サンドイッチ」。

ゲイフレンドリー・ルーフトップパーティのケータリング寿司。

ヤパンの絶品スシ。

とにかく寿司は人気なのだが、ファストフードとしてではない寿司が味わえるのがヤパンだ。作品としての格がちがう。ハマチ、サーモン、マグロ、トビコ、アボカド、シイタケ、キュウリが含まれる巻き寿司で、もうそのへんの日本の居酒屋も太刀打ちできないくらいおいしい。まがうことなき「おいしい寿司」だ。

野菜の天ぷら

1620円(54シェケル)。

パプリカ、シイタケ、ポテト、ズッキーニの天ぷらだ。野菜自体もうまい。日本の天ぷらとして日本で食べても文句なく美味しい。そのへんのおかんでは多分、太刀打ちできないだろう。天つゆは濃いめで、生姜がふんだんに含まれている。「生姜&醤油=日本料理」みたいなところがあるので、なるほどという感じ。

天ぷらのテクスチャ。

天つゆ。

ハンガーステーキ

3660円(122シェケル)。

「ハンガーステーキ」は、アメリカやイスラエルのステーキハウスでもよく提供されるメニューだ。甘味が強いとされる。アメリカの牛角でも人気メニューだった記憶がある。柚子こしょう風味のソースと骨髄が添えられている。付け合わせはマッシュドポテトと、欧米スタイル。

マッシュドポテト。

ちなみにこちらが、アメリカの牛角のハンガーステーキ。

関連記事:世界ごはんたべ記#3 アメリカの焼肉屋「牛角」

72時間煮込んだカレー

3540円(118シェケル)。フルーティな甘口。

ヤパンの名物メニューがカレーだ。タコのグリルがのっかっている。奇抜に見えてそうではない。「タコのグリル」は地中海料理としてはわりと定番だ。つまりイスラエル人は(日本人よりは)見慣れてる。グリルを「炉端焼き」という日本流の調理法で処理していて、理にかなったジャパニーズイスラエリ料理だと思う。

デザート

1260円(42シェケル)。

メニューには「ココナッツ&フレッシュパッション/Coconut&Fresh Passion」とあった。パッションフルーツ風味のチョコでカバーされた棒の中にココナッツクリームが含まれている。パッションフルーツはイスラエルでは珍しくないフルーツだ。日本料理ではないが、デザートとしてグゥのねもでないくらい美味しかった。

ヤパンの住所:Nachmani St 26, Tel Aviv-Yafo, Israel

出演-おしながき-

ヤパン/Ya Pan
寿司/Futomaki/78 ILS(2340円)
野菜の天ぷら/Tempura/54 ILS(1620円)
ハンガーステーキ/Grilled Hanger Steak/122 ILS(3660円)
72時間煮込んだカレー/72 Hour Curry/118 ILS(3540円)
デザート/Coconut&Fresh Passion/42 ILS(1260円)
鶴梅・ゆず酒。/Tsuruume Yuzushu/38 ILS(1140円)
紀伊国屋文左衛門/Kinokuniya Bunzamon/26 ILS(780円)

次の記事「#22 イスラエルの日本料理屋/ディスコ東京」

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がぅちゃん
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