![DSC_0035](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0035-1-678x381.jpg)
「世界ごはんたべ記」のせつめい
「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。
海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。
*
前回の記事「#19 京都の納豆料理屋/納豆創作料理・夏豆」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら。
とよとは
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/aaayfui.jpg)
とよの外観。
「とよ」は、大阪の京橋にある立ち飲み居酒屋だ。正式名称は「京橋居酒屋・とよ」だが、「とよ」の名で知られている。メニューはシーフードのみ。この上なく野生でラスティックな「立ち飲み海鮮居酒屋」というたたずまい。そしてあの大将(後述)。大阪120%なとよは、日本を代表する居酒屋のひとつといえる。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/aaDSC_0035.jpg)
あの大将。少年のようにフレッシュ。
ネットフリックスの海外グルメ番組「Street Food」で取材されたこともあり、とよは世界的に有名だ。外国人観光客にとっては「日本、大阪、居酒屋、とよ」こういう概念のセットで記憶されている気もする。日本だけでなく、アジアを代表するストリートフードのひとつといえるだろう。
とよも登場する「Street Food」。
とよの雰囲気
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0097.jpg)
とよの前の道。
とよは、「京橋駅」からすぐ(約150m)のところにある。住宅街にて独特の雰囲気を放っていて、「こんなところにあるのか?」と不安になる。蛍光灯が光る小屋とか赤いシャツの店員さんとかが見えてきて、かろうじて「居酒屋」と認識できる。普通の住宅街の道で、店員さんがキビキビうごく。ちょっと異空間な雰囲気。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0091.jpg)
右側にて居酒屋っぽい雰囲気が展開している。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0077.jpg)
これがとよ。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/atsdytfu.jpg)
電信柱を吸収合併している。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/aadfi.jpg)
厨房エリア。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/aasdtfui.jpg)
テーブルエリア。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/ai9gh.jpg)
ヒーターもある。
とよのメニュー
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/aatdyufi.jpg)
メニュー3つ。
「ドリンクメニュー」「鉄板メニュー」「本日のおすすめ」この3つ。品数は厳選されていて、写真ものっているので理解しやすい。新鮮な魚介類を仕入れて、できるだけいらんことせずにドーンとお客さんに提供している。そんな迫力がある。冷たい酒は、アイスボックスまで客が各自とりに行く。風情がある。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/asd76f8.jpg)
アイスボックス。通称、どぶづけ。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/atsdif.jpg)
気分は飲み放題だ。
うなQ巻
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0004.jpg)
600円。
オーダー後、秒で提供された「うなQ巻」。「キュウリ」を「Q」と表記してるのが良い。ちょっと太めの寿司ロールに、うなぎのグリルが植えられている。わんぱくでたのしい感じがある。アメリカとかイスラエルなら、倍の1200円くらいは平気でとられるだろう。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0010-5.jpg)
イスラエルの、うなぎ寿司。
トロ一人前コース
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0010-4.jpg)
2850円。(この日はウニが無かったのでキュウリ巻きで代用)
トロ一人前コースは「おまかせ3点セット」の一種。おまかせ3点セットは、「貝とカニの酢の物」「まぐろ」「うに・いくら」が含まれる。まぐろのクオリティをカスタマイズできて、「赤身」から「トロ」にグレードアップしたのがこの料理だ(大トロにもグレードアップできる)。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0015-2.jpg)
醤油でたべる。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0002-1.jpg)
貝とカニの酢の物。
「貝とカニの酢の物」は、茹でられた貝やカニがポン酢のようなソースで和えられている。提供される時は冷たいが、なかなかおいしい。極寒の中で冷えたシーフードをつつくことはなかなかないので、なにか特別なアトラクションに参加しているような気分。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0007-1.jpg)
貝とカニ。
まぐろホホ肉のあぶり
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0051-1.jpg)
ハーフで450円。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0052.jpg)
レバーの味がフォアグラだったイタ飯屋(詳細)を思い出す。解像度が上がる。
「まぐろホホ肉のあぶり」は、とよの名物メニュー。大将がホホ肉をバーナーで焼く姿が有名だ。バーナーで焼きつつ、素手でホホ肉を転がしている。はたから見たら手を焼いているように見えるが、氷バケツで手をひやしながら実行している。かんぜんにプロだ。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0044-2.jpg)
バーナーでガンガンに焼く。(ゴーゴーいってる)
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0030.jpg)
氷水に右手イン。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0027-2.jpg)
これから素手でいく。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0026-2.jpg)
これがほんとのファイヤーファイター。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/DSC_0038.jpg)
絶妙なてつき。
まぐろホホ肉のあぶりは、一定の注文をうけてから一気に焼くシステムらしい。大将の調理風景がショータイムみたいなことになっている。もはや「まぐろホホ肉のあぶりショー」。撮影する人を見つけては、しっかりポーズをとってくれる。大将はプロのパフォーマーでもある。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/aaDSC_0035.jpg)
元気はつらつ! めちゃめちゃチャーミング。
熱燗
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/wstydui.jpg)
300円。
とよは熱燗がアツいお店でもある。どぶづけで各自ピックアップする冷たいドリンクが注目されがちだが、店員さんがサーブしてくれる熱燗も等しく人気だ。冬は寒いうえに刺身や寿司は冷たいので、熱燗が異様なまでにうまい。これがしみるってやつか。冬のとよで熱燗、他に類を見ない美味しさだった。
![](https://gauchan.xyz/wp-content/uploads/2021/03/sjpji.jpg)
居酒屋のテーブルという感じでよい。
とよの住所:大阪市都島区東野田町3丁目2-26
出演-おしながき-
京橋居酒屋・とよ
うなQ巻/600円
トロ一人前コース/2850円
まぐろホホ肉のあぶり/450円
熱燗/300円
・次の記事「#21 イスラエルの日本料理屋/ヤパン」
・英語版 Izakaya Toyo, Osaka, Japan: The flamethrower chef from Netflix