世界ごはんたべ記#45 アメリカのハンバーガー屋「BGR」

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「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。

海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。



前回の記事「#44 イスラエルのハンバーガー屋/アメリカバーガーズ」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

BGRとは

BGRの外観。

「BGR」は、アメリカの東海岸(と、なぜかクウェート)で展開している、アメリカのハンバーガーチェーン。本名は「BGR The Burger Joint」。「BGR」は、「Burgers Grilled Right/ちゃんと焼かれたバーガー」を意味する。「焼き」にこだわっている(というかそれで差別化をはかっている)ハンバーガーチェーンと言われている。

アメリカにおけるハンバーガー屋は日本のラーメン屋みたいなもので、けっこうそこらじゅうにある。マクドがサイゼだとしたら、BGRはカプリチョーザみたいな感じだ(ラーメンで例えんかい)。きょうびの主流の、クオリティ重視のカジュアルレストラン(いわゆるファストカジュアル)の、ハンバーガーチェーンだ。

カジュアルレストランの典型例が「シェイクシャック」。(写真は京都店)

シェイクシャック・京都四条烏丸店の記事

BGRはアメリカの首都の「ワシントンD.C.」らへんに特に多いので、このへんに住んでる人なら、「食べたことないけど聞いたことある」という感じかもしれない。そういう意味では、カプリチョーザよりはバーミヤンに近いのかもしれない。「あ〜、あるなぁ、おいしいよなぁ」という感じだ。

ワシントンD.C.のマクドナルド。

床が京都とおなじで懐かしい。

BGRの雰囲気

店内の雰囲気。

扉を開けてまず、いの一番に感じたのは、スモーキーな香り。「火あついあついッ」ってなるくらいの近さでBBQとかしてないと辻褄があわないような匂いがした。さすが、焼きにこだわってるだけある。もくもくと肉の焼かれる香りに包まれる。自分がスモークされてんのかな? そのようなことを、5秒くらい考えた。そして思った。いや、ごめん、くさい。

テーブルに置かれた調味料とペーパータオル。

「くさい」と感じてしまってからは、「火事か? 大丈夫か?」とか不穏なことしか考えられなかった。でも「焼き」にこだわっているという意味では、ぐぅのネもでないほどにコンセプトを貫き通している。本気のビジネスの世界に生半可な気持ちで足を踏み入れた自分を、うしろめたくは思った。じぶんの中の岡島タエ子はうずき、サン姫は「鼻がもげそう」と言ってた。

岡島タエ子は、映画「おもひでぽろぽろ」の主人公。

BGRのメニュー

けっこう近付かないと(つまりオーダー直前になるまで)、読めない。

カウンター横にドーンと掲示されてるメニューを見て、自分の番が来たらオーダーするタイプ。日本の食券販売機とおなじくらい緊張するシステム。怖い。アイテムは「ハンバーガー系」「一品系」「サラダ系」などある。のっけからびびる要素が多いお店だったので、「傑作集」と名乗っている項目より、あせりながらとりいそぎ「トリプル・ディー」をオーダーした。

できあがるまでブルブルと待つ。

ブルブル震えだしたら、カウンターで商品を受け取る。

2番でお待ちのお客様(とかは絶対に言ってくれない)。

トリプル・ディー

9.99ドル(1098円)。

「トリプル・ディー/TRIPLE D」。「卵/Egg」「アップルウッドベーコン/Applewood Bacon」「チェダーチーズ/Cheddar」が含まれる。3つとも頭文字にDは無い。トリプル・ディーは要するに、「ベーコンエッグチーズバーガー」だ。ベーコンと気づけなくなるほどの時を厨房で過ごしたであろうベーコンが、はみ出ている。

ベーコンのテクスチャ。映画「もののけ姫」でサンが口移しした肉を思い出す。

ひとくちでわかる、圧倒的なスモーキーさ。ベーコンは飴みたいにバッキバキだ。店内のスモーキーさは入店後も衰えることを知らなかったので(というか私のせいで激化したので)、トリプル・ディーをかじったことにより、店(と煙)と自分が一体化したように感じた。ワンピースのスモーカー大佐ってこんな感じなのかな、と思った。

チリチーズフライ

4.29ドル(471円)。

「チリチーズフライ/Chili Cheese Fries」は、フライドポテトにチーズと豆入りミートソースをぶっかけたような食べ物で、アメリカの超定番料理だ。「あっさりしていて口直しにちょうどいい」と、いままでとは全く違う美味しさを発見した。「屋台で食べる○○がうまい」とかと似た現象だな、と感じた。

よっぽどのこと

このスモーキーなBGRは、ワシントンD.C.のダウンタウン兼ゲイエリア「デュポンサークル」にある店舗だ。2021年5月時点では、閉店状態となっている。デュポンサークルでハンバーガー屋がつぶれるというのは、よっぽどのことな気がしなくもない。ゲイバーも軒並み休業したそうだ。

デュポンサークルの名物ゲイバーの雰囲気(コロナ前)。

BGRは、マスクを着用して訪れたなら、ちょうどいい感じだったかもしれない。今となってはそう思う。またあの煙に包まれたいな。

BGR・デュポンサークル店の住所:1514 Connecticut Ave NW, Washington, DC 20036, United States

出演-おしながき-

BGR/BGR The Burger Joint
トリプル・ディー/TRIPLE D/9.99 USD(1098円)
チリチーズフライ/Chili Cheese Fries/4.29 USD(471円)

お店のHP

次の記事「#46 アメリカのハンバーガー屋/フィックス」

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