「世界ごはんたべ記」のせつめい
「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。
海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。
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前回の記事「#34 京都のヴィーガンラーメン屋/Vegan Ramen UZU KYOTO」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら。
アルマとは
さわやかな雰囲気のブルスケッタ。(後述)
「アルマ/Cafe Alma」は、イスラエルの東京「テルアビブ」にある、ヴィーガンフレンドリーのカフェ。「ヴィーガン/Vegan」は「徹底して動物性食品を避けるベジタリアン」という感じ。アルマのメニューは半分以上がヴィーガン。ごりごりのヴィーガンというよりは、ヴィーガンにフレンドリー。ヴィーガン以外にも人気だ。
テルアビブの(ほぼ)ゲイフレンドリーカフェ「シュパガット」。ゲイ以外にも人気。
アルマの感じ、「ゲイフレンドリーカフェ」に似てる。ゲイが利用しやすいけど、ゲイ以外も楽しめる。テルアビブは「地中海のゲイリゾート」みたいに言われるほどゲイフレンドリーな街なので、ゲイもレズビアンもそのへんに歩いてる。日本人からするとカルチャーショックな環境だと思う(ロケット弾とか飛んでくるし)。
ゲイ以外も来る、公式ゲイビーチ。
ショッピングモールのラーメン屋もゲイフレンドリー。
一杯1620円。@ヒロ・ラーメンバー/テルアビブ(詳細記事)
アルマの雰囲気
こんなかんじ。
テルアビブの典型的な、人気カフェといった雰囲気。ボヘミアンだけどぶっとんでない、地に足ついたカフェ。住宅街のどまんなかにあり、ふつうのマンションのエントランス部分で展開している。ここで毎日コーヒー飲む人、けっこういるんだろうなという感じ。ヴィーガンとかを特別視してない市民の態度がにじみでてる。
緑がおおい。
アルマのメニュー
表(仮)。
裏(仮)。
「コーヒー」「スムージー」「おやつ」「サラダ」「サンドイッチ」などなど。ガッツリなメイン料理もある。散歩の休憩とかランチによさげだ。「お惣菜」をざっくり「メゼ/Mezze」と呼んじゃってるのも◎ 「枝豆」「カプレーゼ」「タブーリ」などが、メゼとして同列に扱われている。この感じがイスラエルだ。
メゼの例。@Notre Dame Rooftop Wine & Cheese/エルサレム
「タブーリ/Tabbouleh」の例。@Doniana/アッコ
ゲイフレンドリーバーのおつまみの、枝豆。@Desire/テルアビブ
バナナ・ラッシー(Banana Lassi)
660円。
アルマは「スムージーがうり」ということだったので、飲んでみた。「ヨーグルト」「バナナ」「デーツ」が含まれる。デーツはナツメヤシの実を乾燥させたもので、イスラエルの定番食材。干し芋みたいな味だ。「バナナ×デーツ」はイスラエルのフルーツジュースとして定番の組み合わせ。
スーパーで売られる、「バナナ×デーツ×リンゴ」のジュース。
市場のデーツ。@カルメル市場/テルアビブ
ブルスケッタ(Bruschetta)
750円。
ブルスケッタは、焼いたパンにトマトなどの具を載せて食べる、イタリア料理。イスラエルでもポピュラー。べつにイタリアを意識はしてない。これは、日本のコンビニのサンドイッチを、イギリスを意識せず食べるようなものだ。「トマト」「バジル」「ニンニク」「白ゴマ」が含まれる。
サンドイッチの語源になった、英・四代目サンドイッチ伯爵。Image:CC0
ナチョス(Nachos)
690円。
ナチョスはごりごりのメキシコ料理(&アメリカの定番料理)。トルティーヤチップスに具を乗せて食べる。イスラエルはアメリカに似てるので(超ざっくり)、ナチョスは日本ほど珍しくない。イスラエル人はたぶん、ナチョスをエキゾチックには捉えてないと思う。トルティーヤチップスは油分は極めて少なく、ドライだった。
典型的な、アメリカのナチョス。@ハードロックカフェ・京都(詳細記事)
ヴィーガン・シャワルマ(Vegan Shawarma)
750円。大豆のシャワルマ。
「シャワルマ/Shawarma」はイスラエルの定番料理。日本では「トルコケバブ」とよばれてる(肉の部分)。ロースターで回転させて焼いた肉塊を削り取り、皿に盛る。でもこれはヴィーガンシャワルマなので、大豆(恐らくソイミート)が肉として代用されている。フライパンで炒めてると思う。
イスラエルの一般的なシャワルマ。@Masada/テルアビブ
ヴィーガンシャワルマの、テクスチャ。
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ヴィーガン・シャワルマは、「魚の風味が一切ないチクワ」みたいな食べ応え。味付けは超王道で、クミン、コリアンダー、ターメリック、あたり。ちなみにこの組み合わせは、日本でいう「醤油、みりん、酒」くらいド定番だ。中東由来のイスラエルの食べ物は、皆ひとまず、この味がする。大豆の味は感じなかった。
アルマカフェおおい
テルアビブには「アルマ」と名のつくカフェが多い。大阪の「喫茶アメリカン」くらい多い。「Cafe Alma」「Alma Cafe」「Alma」「Alma Lounge」「קפה עלמה/Cafe Alma」…。
大阪の純喫茶「アメリカン」。
というか「アルマ」という名前の飲食店は世界的に多い(メキシコ料理屋でいう「タケリア」みたいなノリか)。検索しすぎてフィンランドの歌手に行きついた。もうおなかいっぱいだ。
フィンランドの歌手「アルマ」。
アルマの住所:Shivtei Israel St 14, Tel Aviv, Israel
出演-おしながき-
アルマ/Cafe Alma
バナナ・ラッシー/Banana Lassi/22 ILS(660円)
ブルスケッタ/Bruschetta/25 ILS(750円)
ナチョス/Nachos/23 ILS(690円)
ビーガン・シャワルマ/Vegan Shawarma/25 ILS(750円)
お店のHP