世界ごはんたべ記#63 イスラエルのファラフェル専門店「ハコセム」

LINEで送る
Pocket

「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。

海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。



前回の記事「#62 京都のレバノン料理屋/汽」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

ハコセムとは

「ハコセム/הקוסם」とある。

「ハコセム」は、イスラエルの東京「テルアビブ」にあるファラフェル専門店だ。フルネームは「ファラフェル・ハコセム/FALAFEL HAKOSEM」。でもファラフェルしかやってないわけじゃないし、専門店ではない。店名に「ファラフェル」がついてるから、ファラフェルのイメージが先行してしている。でも、テルアビブで最も有名なファラフェル屋ではある。ややこしいが、そういうことだ。

ハコセムの、ファラフェル。ひよこ豆のコロッケ。

「ハコセム」は「マジシャン」という意味だ。つまり「ファラフェル・マジシャン」。字面のバイブスだけを例えると、「空とぶからあげ」みたいなことだ。ハコセムのファラフェルがトぶほどうまくて飛ぶように売れるのは事実だけど、フムスシャワルマも人気だ。ファラフェル、フムス、シャワルマは、イスラエルの三大ソウルフード。このすべての領域で、ハコセムはトップクラスの人気を誇る。

ハコセムの、フムス&シャワルマ。ひよこ豆のペーストに、ドネルケバブがのってる。

ハコセムのシェフの「アリク・ロゼンタル/Arik Rosenthal」がどうのこうの、というのもよく聞く。アメリカのイスラエル料理の本や、ユダヤ関連のニュースサイトや、あとはユーチューブとか、イスラエルの料理にまつわるところで、しょっちゅう紹介されてる。

ハコセムの雰囲気

ハコセムの外観。

列の先にある、レジで注文する。

「ハコセムは常に行列」と言われてるが、実際にそんな感じだった。入店前から入店後まで、列が絶えない。ときおり、順番待ちの客に、無料ファラフェルの配布がはじまる(レジからバケツリレー方式で)。肝心のファラフェルは、いうまでもなく人気な様子。シャワルマサンドも人気で、1日に1500個うれるらしい。ところで、円滑だったファラフェル・リレーは、彼氏が「ヤダ!」と言った時点で滞った。やるな。

注文後は右に流れていく。サブウェイとかと同じ方式。

ハコセムのメニュー

美しい。

ピタパンサンドイッチ、ラッファ(ラップブレッド)サンドイッチ、フムスのプレート、サラダ、というミニマルな構成。サラダ以外は、具のチョイスが3つある(ファラフェル、シャワルマ、サビーフ)。イスラエルのソウルフードのなかで、最も需要があるやつに絞った…という感じの、潔がヨすぎるラインナップ。これらに料理スキルを全振りした。という態度。そりゃ人気だよなァ…と思う。好きだ。

ファラフェル

300円(10シェケル)。

一般的なファラフェルより鮮やかな緑。みずみずしい。

こしゃくなこと、余計なこと、してない。適切な素材で適切に調理した、という感じ。でもそのへんのファラフェルという感じでもない。宇多田ヒカルとかサムスミスみたいな感じ。au naturel風。…でもない(なんやねん)。レシピは公開されてて、ひよこ豆、タマネギ、ニンニク、ペッパー、コリアンダー、クミン、ニゲラetc、という内容。でも、レシピをマネしただけでは、こうはできない自信がある(私に)。

ハコセムでのファラフェル作り(の動画)。

ほかのどっかでファラフェルを買うなら、ずっとここで買い続けたい美味しさだった。つけあわせの揚げナスも美味しい。片栗粉をまぶしてあげてるそうだ。やさしい。ちなみにナスも、イスラエルのソウルフードではある。

フムス&シャワルマ

1410円(47シェケル)。イタリアンパセリはデフォルト。

なんて態度なの。

つけあわせの、ペッパーとタマネギとレモン汁。

フムスにシャワルマがのってるやつを食べた。シャワルマは、かんぜんに「イスラエルのシャワルマ」という態度。チキンやビーフやラムが一般的だけど、ハコセムでは、メスの七面鳥の肉を使ってるらしい。そこにラムの脂肪をブレンドしてるそうだ。いままで食べたシャワルマのなかでは、別格だった。フムスも相当。「ファラフェル・ハコセム」なのに、実戦でのオールラウンド感、すごいなと思った。

平均的なシャワルマの例。@マサダ/テルアビブ

デスノート

ハコセムは何もかも美味しかった(それぞれが各自のジャンルで優勝するくらい)。なんかもう、デスノートの夜神月(やがみらいと)みたいだった。死ぬほどうまい。ただし、ナスと卵のユダヤ食サンドイッチ「サビーフ」だけはそうはいかなかった。サビーフだけ、サビーフ専門店が勝ってた(だとしても優勝はしてるんだけども)。

ハコセム定食。

もはや「ファラフェルサンド」だった「サビーフ」。

サビーフ専門店「サビーフ・チェルニホフスキー」の、サビーフ。

イスラエルの記事いちらん
ファラフェルが登場する記事いちらん

住所:Shlomo HaMelekh St 1, Tel Aviv-Yafo, Israel

出演-おしながき-

ファラフェル・ハコセム/FALAFEL HAKOSEM
ファラフェル/Falafel/10 ILS/300円
フムス&シャワルマ/Hummus Shawarma/47 ILS/1410円
サビーフ/Sabich – Tunisian classic/25 ILS/750円

ファラフェル・ハコセムのHP

次の記事「#64 イスラエルのレストラン/アブゴッシュ」

LINEで送る
Pocket

About がぅちゃん 204 Articles
この記事を書いたのも、あの記事を書いたのも、がぅちゃんです。かんたんなプロフィールはこちらです。