無名店の食レポ#13 イスラエルのハミサダエクスプレス

無名なのは貴様だ。というのをまずは差し置き、日本で無名の飲食店についてレポートする。知られざる名店です(か?)

前回のお店→【#12 イスラエルのサビーフフリッシュマン】

ハミサダエクスプレスとは

ハミサダエクスプレスの外観。

「ハミサダエクスプレス/Ha Misada Express」は、イスラエルのハンバーガーチェーン。600円/20シェケル均一というのがウリだった。イスラエルの普通のお店でハンバーガーを食べようとすると1500円くらいするので、かなり安い。

「ハミサダエクスプレス」はヘブライ語で「המסעדה אקספרס」。直訳すると「特急レストラン」。店名を真に受けるなら、まじでファストなファストフードレストランとなる。

ハミサダエクスプレスの雰囲気

店内の雰囲気。

ハミサダエクスプレスは、イスラエルの東京「テルアビブ」にある有名な通りで、黄色く目立っていた。私が住んでいた時期に開店した(いつも通る道が、ある日とつぜん黄色くなったので、すぐ気づいた)。店内は、小綺麗なチェーン店という感じ。

レジ。

ハミサダエクスプレスのメニュー

レジにある「20シェケル(NIS)」の文字。

「20」の数字が目立つ。600円/20シェケルというのが相当なウリだと感じた。ハンバーガー、アジアバーガー、チキンバーガーetc。あとは、レジ横に中東料理の肉のコロッケ「クッべ/Kibbeh」などある。

レジ横のクッべは8シェケル/240円。

ふつうのクッべより細長め。美味しい。

エルサレムミックス

600円/20シェケル。

レベルが高いイスラエルのハンバーガーを様々な名店で食べて舌がイキっていた時期だったので、ハンバーガーは食べなかった。ということで、変わり種といえば変わり種の「エルサレムミックス/Jerusalem mixed grill」を注文したのだった。

エルサレムミックスは、鶏の臓物やタマネギをガラムマサラなどで炒めたソウルフード。「レバーやハツのカレー炒め」とか言ってよいと思う。正体はわかってるから驚きは無いぜ、というヨソ見な態度で食べてたら、泣きを見た。美味しすぎた。

聞いてたのと違う。一から十まで、馬鹿でした…

まず、とり天がいた。聞いてない。とり天が、そもそも美味しい。そこに、レバーなどが隠し味のパテのように配置されている(ベトナムのバインミーとやり口が同じ)。そこに、生タマネギ、ガラムマサラ、マヨネーズ、スマック(中東のゆかり)。

チキンカツカレーがどうしたって美味しいのと同じ原理かもしれない。他で例えるなら、とり天にマヨネーズのサンドイッチ(直球すぎて例えになってないw)。かなり努力しないとマズくなれない。

〽︎忘れられない、奴ばかり

ハミサダエクスプレスのエルサレムミックスは、イスラエルで食べたものの中で3本の指に入る美味しさだった。他のお店で3540円のタコ焼きカレーとかも食べたけど此奴には敵わなかった。2021年12月時点では、閉店してしまっているのが悔やまれる。

こんな気分と、ペアリング。

御ま品と書め

ハミサダエクスプレス/Ha Misada Express

エルサレムミックス/Jerusalem Mixed Grill/600円(20 NIS)
クッべ/Kibbeh/Meat Kibbeh Hand Maid/240円(8 NIS)

ハミサダエクスプレスの住所:Allenby St 47, Tel Aviv-Yafo, Israel

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