「EX編集長さん歩」のEXCUSE-せつめい-
むかし小さな旅メディアで編集長をやっていた、ライターのがぅちゃんです。
かつて旅メディアでは、日記ブログはご法度でした。「好き勝手かくな」「テーマを持って書け」と。しかしがぅちゃんはもう編集長ではないので、そんなんしりません。
「EX(=元)編集長さん歩」では、真の旅ブログをめざします。行くとこだけきめて、あとは好き勝手かきます。「テーマ」とか、「役に立つ」とか、ないです。
好き勝手コソコソ・ジワジワたのしむのがいちばん幸せだったりするんですよね。ウケないけど。
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前回の記事「#2 西本願寺はユダヤ教〜陰謀論者おおよろこび〜」はこちら。「EX編集長さん歩」の記事一覧はこちら。
銀閣寺とは
観音殿・銀閣。
銀閣寺は、京都にある17件の世界遺産のうちのひとつ。正式名称を「東山慈照寺/ひがしやまじしょうじ」という。最寄りのバス停が「銀閣寺道」なので、旅の出だしから「銀閣寺に行ってるぜ」という感じがつよい(どこからアクセスするかにもよると思うけど)。
銀閣寺参道。「八ツ橋」などある。
バス停から銀閣寺までの道(の後半)は「銀閣寺参道」と呼ばれている。200メートルほどの直線が銀閣寺に向かって続いており、ちょっと坂になっていて、清水寺の五条坂っぽい雰囲気がある。お土産屋さんや飲食店などある。そのまま直進して、総門からインするかたちで銀閣寺に入場。
銀閣寺の敷地へのエントランス。
こういう位置関係。
まっすぐ進む。
総門。
銀閣寺の正式名称「東山慈照寺」。
京の三閣
銀閣寺という名前のせいで金閣寺とセットで覚えられがちだけど、金閣寺とニコイチというわけではない。ただし無関係でもない。足利義政(あしかがよしまさ)が金閣寺の金の部分である「舎利殿/しゃりでん」を模して作ったのが銀閣寺。金閣と銀閣は、西本願寺の「飛雲閣」とならび、「京の三閣」と呼ばれている。
西本願寺。(これは飛雲閣ではない)
金閣寺の舎利殿。
関連記事:EX編集長さん歩#1 金閣寺なめてかかる〜極楽浄土は昼ひらく〜
トレッキング
銀閣寺の敷地内の雰囲気。
銀閣寺のチェックポイントは18箇所。西本願寺(16箇所)より多く、金閣寺(19箇所)より少ない。多くも少なくもないとはこのことか。「東山」というだけあって、敷地内の移動はトレッキングみたいになる。入場してすぐ、白砂の庭園「銀沙灘/ぎんしゃでん」があり、その奥に、銀閣寺の主人公「観音殿・銀閣」がある。
銀沙灘。
「おとな砂遊び」感がある。
砂の山「向月台」。
観音殿・銀閣。草木が良い。
小川もある。
森と苔の丘
手入れが行き届いた日本庭園と苔の丘を歩く旅となり、英語圏の観光客が「マジカル」と形容しそうな景色が展開している。思ってた銀閣寺と違う。その本質は、森と苔の丘。緑が美しいのだ。チェックポイント15の「展望所」では、銀沙灘と銀閣寺とそのほかの街並みを一望できる。ここがピークだと思う。
木漏れ日がばつぐんに美しい。ヤックルとかいそう。
「ヤックル」は、映画「もののけ姫」に出てくる鹿。Image via youtube
「展望所」からの景色。
広島市が選定した被爆樹木「被爆アオギリ」が近くに植えられているそうだ。
植えられた場所。
作業中の植木職人。
哲学の道
スタート地点(?)の銀閣寺橋。
哲学の道は、たびたび銀閣寺とセットで観光される。全長1.5kmで、北端が「銀閣寺橋」、南端が「若王子橋/にゃくおうじばし」。「ついで観光」で踏破するのはやや根気がいる。道中にはエキセントリックな景色が展開しているところもあって、歩きがいはある。「日本の道100選」に選ばれていて、野生のゲンジボタルが見られるスポットとしても知られている。
銀閣寺橋〜若王子橋までのルート。
哲学の道の雰囲気。
哲学がつよいソメイヨシノ。
ゲンジボタルの説明。
道中の神社。
銀閣寺荘。
アメリカにありそうな、グリークリバイバル風の雑貨屋。
エキセントリックな家。
ゴール(?)というか最南端の、若王子橋。
橋が行き止まってる。ここで哲学の道はおわる。
銀閣寺の地図。
銀閣寺のまとめ
正式名称:東山慈照寺
住所:〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2
入場料:500円
ひとこと:銀ではなく、緑。