世界ごはんたべ記#16 イスラエルのファラフェル専門店「ファラフェル・ラツォン」

「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。

海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。



前回の記事「#15 大阪のイスラエル料理屋/ファラフェル・タイム」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

ファラフェル・ラツォンとは

お店の雰囲気。

「ファラフェル・ラツォン/Falafel Ratzon」は、テルアビブにある「ファラフェルサンド」の専門店だ。ファラフェルサンドとは、豆のコロッケ「ファラフェル」をピタパンではさんだサンドイッチのこと。イスラエルでは最強のソウルフードで、イケアの軽食コーナーではホットドッグと同格で販売されている。

イケアのファラフェルサンド。ホットドッグと同じ値段。

ファラフェルは中東でポピュラーな食べ物で、イスラエル料理ではない。食べ方や形状もバラエティがある。イスラエルでは、ファラフェルは「ファラフェルサンドとして食べるストリートフード」としての印象が強い。とはいえ単品で出す店も多い(というか単品で扱ってるお店の方が多い気もする)。

イケアのファラフェルサンド。

単品のファラフェルの例。@アブゴッシュ/エルサレム地区

ファラフェル・ラツォンの雰囲気

いつも行列。

お店がある「キングジョージ通り」。

ファラフェル・ラツォンは「完全にストリートフードの店舗」という雰囲気。テルアビブで最も観光客が多いエリアのひとつ「キングジョージ通り」にある。ファラフェル・ラツォンの正体を知る前は、通るたびに「なんかいつも行列だな」と思っていた。地元の人も観光客も、どちらもいっぱいいるという感じ。

別角度から。

レジ付近から見た様子。

「大繁盛!」という雰囲気だから並ぶのが嫌いな自分はためらうけど、お店の回転は早いの苦痛ではない。十数人はつねに並んでいるれど、すぐ(体感では5分で)ファラフェルサンドにたどり着いた。列の先のレジで、店員さんがせっせとファラフェルサンドをこしらえてる。簡易テーブルでサクッと食っていけるのも◎

レジの雰囲気。

具は、キャベツ&トマト&キュウリ、タマネギ&パセリ、ピクルス。

カッターで切ったピタパンの中に、具とファラフェルをほりこんでいく。

レジ横でイートインするユダヤ教徒の客。お店はコーシャ(詳細記事)。

ファラフェル・ラツォンのメニュー

黒板がメニュー。

「6」という数字が黒板にでかでかと書かれてて、「ファラフェルサンドは6シェケル」ということがなんとなくわかる。表記はすべてヘブライ語で、英語メニューはなかった。イスラエルの飲食店のほとんどはメニューが複数言語(英語、アラビア語etc)なので、ファラフェル・ラツォンはなかなかのローカル感がある。

メニューの例。@マハネユダ/エルサレム(詳細記事)

ファラフェルサンド

白いタヒーニソース(ゴマソース)がかかっている。

イスラエルのファラフェルのレシピは、ひよこ豆、タマネギ、ニンニク、パセリ、パクチー(コリアンダー)が一般的。「こ・れ・が・国民食」と言われたら納得しそうな味で、イスラエルのファラフェルとして王道の味に思えた。お手本とでも言ったらいいのか、「イスラエルのファラフェルってこうだよね」という味がした。

この色、このコンシスタンシー!

ファラフェル・ラツォンのファラフェルを関西のイスラエル料理屋のファラフェルと比べると、京都のファラフェルガーデンのファラファエルが最も近いと思う。あ、そうだ、ファラフェルガーデン、また行こう。(そうだ京都、行こう。みたいにゆうな。そしてなんだその終わりかたは)

ファラフェル・ラツォンの住所:King George St 17, Tel Aviv-Yafo, Israel

出演-おしながき-

ファラフェル・ラツォン/Falafel Ratzon
ファラフェルサンド/Falafel Sandwich/6 ILS(180円)

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