「世界ごはんたべ記」のせつめい
「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。
海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。
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前回の記事「#38 イスラエルの朝食専門店/ベネディクト」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら。
カフェ65とは
お店の外観。
「カフェ65/Café 65」は、イスラエルの東京「テルアビブ」の人気ブティックホテル「Hotel 65」内にあるレストラン。ホテルのロビーにあるので「カフェラウンジ」という状態(W大阪のLIVING ROOMみたいな)。朝から昼過ぎまでしか営業してないので、「朝食&ブランチ専門店」のような状態になっている。
カフェ65は、テルアビブの名道「ロスチャイルド通り」の65番地にある。(関連記事)
カフェ65は、ホテルの宿泊者以外も利用できる。朝食レストランとして、テルアビブでは有名だ(穴場感もある)。「イスラエルの朝食」を紹介するTV番組などでも紹介されている。現代版としてアップデートされたイスラエルの伝統(朝)食、といった感じ。「イスラエルの朝食の最先端」を喰らうには、うってつけだと思う。
カフェ65を紹介している動画。
カフェ65の雰囲気
ロスチャイルド通りに面したテラス席。
店内の雰囲気。
やはりホテルなので、エレガントな雰囲気。イスラエルで有名な朝食専門店「ベネディクト」を、もっとシックにした感じ。でも決して堅苦しくない。タンクトップ、短パン、サンダル、ぜんぜんOK。そのままビーチに直行できそう。自分が訪れたときは、若い女性たちが誕生日パーティのようなことをしていた。
テーブルの雰囲気。
カフェ65のメニュー
英語。
メニューはかなりシンプル。「メイン料理1品+ビュッフェ」で、1人前3450円(115シェケル)。カフェ65は、この朝食ビュッフェが有名だ。料理のクオリティがとても高い。ここでテキトーにつまんだサラダをそれ相応のレストランでオーダーしたなら、2000円くらいしそう。すごく値打ちがあると感じる。
ビュッフェの雰囲気。
イスラエリ・ブレックファスト
上手に盛れた。(パン、卵、魚、野菜、乳製品、の組み合わせが一般的)
ビュッフェは「イスラエリ・ブレックファスト/Israeli Breakfast」の素材で構成されている。イスラエリ・ブレックファストは、イスラエルを代表する朝食メニュー。ざっくり言うと、「イスラエルのお惣菜の盛り合わせ」。ビュッフェをお皿に盛れば、「最先端・イスラエリ・ブレックファスト」が自動生成される仕組みになっている。
「イスラエリ・サラダ」。キュウリ、トマト、タマネギ。
マッシュルームとパルメザン。(どちらかといえば珍しい)
パイナップルのマリネ。(どちらかといえば珍しい)
クリームチーズ。(必須)
サーモン。(王道)
ニシンのピクルスもある。(超王道)
ほかにも、パンや中東スイーツのハルヴァ。(ちょいファンシー)
サンドイッチやカリフラワー。(王道)
ビーツ。(王道)
フルーツ。(王道)
フルーツジュース(ニンジン、ザクロ、オレンジ)、などある。(王道)
サビーフ
DIYサビーフ。
「サビーフ/Sabich」は、イスラエルを代表するストリートフードのひとつ。揚げナス、ゆで卵、ジャガイモ、野菜を含む、ピタパンのサンドイッチ。酸っぱいマンゴーのソース「アンバ/Amba」が特徴。イラク出身のユダヤ人がイスラエルで広めたとされ、朝食のサンドイッチとしても有名。カフェ65のビュッフェには、DIYサビーフコーナーがある。アツい。
待機するピタパンら。
ゆで卵、ジャガイモ、ナス。
シャクシュカ
シャクシュカ(ノーマル)。
「シャクシュカ/Shakshuka」は、パプリカやクミンを含むトマトソースで卵を煮た料理。「イスラエリ・ブレックファスト」と並ぶ、イスラエルの朝食メニューの二大巨塔。カフェ65では、ビュッフェについてくるメイン料理として選べる。「グリーンシャクシュカ」なんてあるのが、このお店らしくて面白い。
グリーンシャクシュカ。スイスチャード、ほうれん草、ヤギのチーズ入り。
関連記事:本場イスラエルで人気のシャクシュカ専門店「Shukshuka」
ブティックホテルが流行ってる
テルアビブの人気ブティックホテル「ブラウンホテル」のルーフトップパーティ。
カフェ65があるテルアビブは小さく、人口も40万人ほど。国内観光では、小規模で個性のあるブティックホテルが人気だ。地中海のビーチ沿いには(宮崎駿の言葉を引用するなら”軽薄な”)外資系のリゾートホテルが立ち並んでいるが、本当にイケてるのはソコじゃない(というバイブスあり)。
リゾートホテルの雰囲気。(イケてなくはない)
関連記事:実は海の国なイスラエルの実態&ビーチリゾートまとめ(テルアビブ、死海etc)
週末のクールなパーティは、だいたいいつも、どっかのブティックホテルで開催されてる。テルアビブにおける「ブティックホテル」には「いけてる遊び場」というイメージもつきまとうので、それがカフェ65の人気を後押してる気がする。と言うと「じつは実力ない」みたいに聞こえるが、ちゃうで。カフェ65は、美味しい。
カフェ65のフレンチトースト。
朝食専門店の記事:
・世界ごはんたべ記#18 京都の朝食専門店「ロリマー京都」
・世界ごはんたべ記#6 アメリカの朝食専門店「卵と俺」
カフェ65の住所:Rothschild Blvd 65, Tel Aviv-Yafo, Israel
出演-おしながき-
カフェ65/Café 65
朝食ビュッフェセット/RICH BUFFET WITH VARIOUS FRESH LOCAL PRODUCTS/115 ILS(3450円)
お店のHP