フィンランド・ヘルシンキ発祥の「カフェ・アアルト・京都」

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フィンランドのヘルシンキにある「カフェ・アアルト」の2号店「カフェ・アアルト・京都/CAFE AALTO KYOTO」を紹介します。サーモンスープやシナモンロールなど食べました。

「あの、ガッチャマンの歌ご存知でしょうか?」と、小林聡美が片桐はいりに話しかける、あのシーン。フィンランドの首都・ヘルシンキが舞台の日本映画「かもめ食堂」のシーンである。

「あの、ガッチャマンの歌ご存知でしょうか?」のシーン。

ガッチャマンの歌を知っていた片桐はいりがノートに歌詞を書き殴り、アガる小林聡美とふたりで歌ったカフェが、ヘルシンキの「カフェ・アアルト」。「カフェ・アアルト・京都」は、その2号店である。

ヘルシンキのカフェ・アアルト

ヘルシンキのカフェ・アアルトは、現地でかなり有名なスポットだ。観光名所としても知られる「アカデミア書店」という本屋の中にあり、建物の建築をてがけた「アルヴァ・アアルト」は北欧を代表する建築家だ。

アルヴァ・アアルト。

アルヴァ・アアルトは、フィンランドの昔の紙幣のデザインに採用されていたことを除けば、おおむね日本の安藤忠雄である(たぶん違うと思う)。だから「カフェ・アアルト」を日本で例えたら「喫茶忠雄」になる(ならない)。

カフェ・アアルト・京都

「フィンランドや北欧の文化を伝えたい」といったミッションやパッションが押し寄せてくる様子はなかった。静かでいいと思う。

インテリアはアルヴァ・アアルトゆかりの家具や内装で、ヘルシンキのカフェ・アアルトを再現しているが、アイデンティティの説明というか主張が無い。

メニューを見ても、説明を読めば「フィンランド」という単語が出てくる程度で、徹底してニュートラルな印象を受けた。

ごりごりのフィンランドのお店なのに、メニューに登場する「フィンランド」の文字に対して「なぜ急にフィンランド?」と思えてしまえそうで面白かった。

あえて言わずして…ということかもしれない。と感じなくもなく、それはそれでクールだと思う。「なんかオシャレなカフェ」といった雰囲気だ。

サーモンスープ

アルヴァ・アアルト・京都の名物メニューらしい「サーモンスープ」。フィンランドの名物料理で、「Lohikeitto」という名前らしい。

大きめにカットされたサーモンとジャガイモとニンジンがごろごろ入っていて、発掘しながら食べるのが楽しかった。

日本の給食の野菜スープに大量のサーモンとディルをぶちこんだような、最高の香り。京都のロシア・ウクライナ料理店で食べたボルシチや京都のスロベニア料理店で食べたオバラを思い出した。

1650円という金額を惜しみないボリュームの具材に支払っていると考えると、そこそこ満足感が感じられる料理だったと思う。美味しかった。

シナモンロール

アルヴァ・アアルト・京都の推しデザートという様子だった「シナモンロール」。フィンランド式シナモンロールで、フィンランドでは「Korvapuustit」と呼ばれているらしい。カルダモンを含んでいる。

825円という値段にも納得のサイズ。ビッグマックくらいガタイが良い。甘さがかなり控えめで、舌の上でざらつきを感じられるほど強力なシナモンが印象的。後味がほぼインドのチャイで、興奮した。

感想

スープとパンで2475円は高いと感じたが、ヘルシンキのカフェ・アアルト本店への旅行代も込み、と考えれば破格の値段である。それだけ価値のある空間だと思う。

でも肝心のフィンランドのアイデンティティは、こちらから積極的に回収しにいかないと味わえない奥ゆかしさではあった。

自己主張、京都アメリカンフードフェスくらいグイグイでも私は引かない。

エントランスにあった花手水がかわいい。

店員さんはフラットな感じで、というか忙しそうで、フィンランドのアイデンティティとかについてお喋りしたい様子ではなかった。

邪魔してはいけないと思ったので、NATO加盟の件とかガッチャマンの歌詞とか、うっとおしい追加質問は自粛した。

アルヴァ・アアルト・京都、まともで信頼のおける日本のカフェである。6/10

御ま品と書め

カフェ・アアルト・京都/CAFE AALTO KYOTO
サーモンスープ/1650円
シナモンロール/825円

カフェ・アアルト・京都のHP

カフェ・アアルト・京都の住所:京都市中京区槌屋町92

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