京都アメリカンフードフェス/KYOTO USA FOOD FESTのレポート

京都の岡崎エリアの京都市国際交流会館で開催された「京都アメリカンフードフェス/KYOTO USA FOOD FEST 2022」の様子を紹介。アメリカのBBQの定番「プルドポーク/Pulled pork」も食べる。

京都アメリカンフードフェスとは

「京都アメリカンフードフェス」の看板。

「京都アメリカンフードフェス/KYOTO USA FOOD FEST」は、京都市国際交流会館で2日にわたり開催される、食のイベント。

会場にはアメリカ料理やアメリカ雑貨の屋台(フードトラック)が立ちならぶ。アメリカが味わえるものの、日本の縁日のような雰囲気もある。

京都アメリカンフードフェスは、京都では名のしれたイベントらしく、2022年で11回目の開催となった。

会場の雰囲気

入り口の様子。

会場の京都市国際交流会館がある岡崎エリアは「京都らしい」観光地として知られるのだが(着物を着て観光する人も多い)、そこに、ド派手にディスプレイされたアメリカ国旗たちがいて強い。目立っている。即「アメリカ!!」とわかる。

会場に入るまでもなく、通りのほうでも、BBQのような屋台の匂いが漂っている。鼻から食べ物のイベントだと、わかる。

会場の雰囲気。

料理は、コロナビール、ハンバーガー、テクスメクス、フライドチキン、BBQ、チキンウィングス、ハワイ料理etc。アメリカのホットソース、雑貨屋、服屋などもある。アメリカのラジオからヒットソングのリミックスが流れている。

ラジオとは別に、ヒップホップも爆音で流れていて、ヒップホップイベントのような雰囲気もあった。京都でも中々にポッシュ(posh)な岡崎エリアで、ちょっとギャングスタ(gangster)な態度なのが面白い。

ハンバーガーの屋台。

テクスメクス(メキシコ系アメリカ料理)の屋台。

フライドチキンの屋台。

ホットソースのお店。

アメリカのよろず屋。

カリフォルニアの島-シマ-!! みたいになっていた。(カリフォルニア州の旗がディスプレイされている)

BBQのプルドポークの屋台

プルドポークの屋台の雰囲気。

どの屋台(というかフードトラック)も美味しそうだけど、「プルドポーク」の屋台は、オーラが違う感じがした。香りが一番強かったと思う。無視できない感じ。「Troy’s American BBQ/トロイのアメリカンBBQ」というお店だった。

アメリカの有名ブランド「ウェーバー/Weber」のBBQグリルで調理されていた。この時点でアメリカみが強い。

厨房では、プルドポークのサンドイッチが次々と生産されていた。

ユニークなスパイスも売っている。

プルドポークを食べる

プルドポーク(プルドポークのサンドイッチ)。1000円。

「プルドポーク/Pulled pork」はアメリカのBBQを代表するメニューの一つ。豚の肩肉を低音で長時間焼いて作る。アメリカのアメリカ料理屋には、必ずあるメニューかもしれない(日本のハードロックカフェにもある)。

プルドポークは、パンに挟んで「プルドポーク・サンドイッチ」として食べるのが一般的。定番具合は、日本でいう「サバの味噌煮」とかに近いかもしれない(日本の定食屋にサバの味噌煮が、ほぼ必ずあるように)。

プルドポークに食らいつく。

コールスロー付きで1000円。完全にアメリカのプルドポークサンドイッチだった。豚肉そのものが旨い。野生というかアーシー(earthy)なBBQソースの味。甘じょっぱい方面。

ちなみにトロイのアメリカンBBQは、名古屋が拠点の、日本初のアメリカンBBQスクールだそう。お店の雰囲気からしてそうだったけれど、紙面の説明を読んでも、節々から筋金入りだと伺えた。京都の岡崎で味わえるのが尊い。

トロイのアメリカンBBQのロゴ。やんちゃそうな豚が、焼かれながらニヤついている。非常に良い。

アメリカのサグライフ

「サグライフ」っぽさをなんとなく感じる動画。

京都アメリカンフードフェスには、平和ながらも「サグライフ/thug life」な雰囲気があった(音楽が特に)。やんちゃな感じとでも言おうか。クリーンで品行方正なボストン(と言っても偏りがあるけれど)とは、また違った感じがした。

余談になるが、「日本における外国の端的な印象」ってあると思う(しばしば短絡的)。イギリス=紳士、イスラエル=危険、のような。という意味で、アメリカ=サグなのかな。というか、やはりヒップホップがすごいのか。

(極道の妻たちでおなじみの)岩下志麻を目指す不良少女/少年が世界中にいないことを考えると、やはり米国のエンターテイメントは勝っていると思う(極端)。

アメリカ政府、ちゃんと仕事していた。

余談

サグライフ/thug life」には定義がある。この記事ではサグライフのなんたるかを厳密に説明できていないので、調べていくともっと深い世界があると想像する。

あと、現代のアメリカの都会のイベントなら目撃不可避であろうBLMLGBTといった言葉のプレゼンスが、当日の会場には、ほぼ皆無だった。

DNAという意味では、アメリカよりは日本だったのかなという気がした。一言でまとめると、プルドポークがずば抜けていた。また食べたい。

御ま品と書め

京都アメリカンフードフェス/KYOTO USA FOOD FEST
プルドポーク@Troy’s American BBQ/1000円

京都アメリカンフードフェスのHP

会場(京都市国際交流協会)の住所:京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1

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