世界ごはんたべ記#61 京都の現代洋食屋「バブルガム」

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「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。

海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。



前回の記事「#60 京都のフランス料理屋/ブラッスリー・カフェ・オンズ」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

バブルガムとは

バブルガムの外観。

「バブルガム/bubblegum.」は、京都の四条堀川にあるレストランだ。「イタリアン」など言われているが、それだけってわけでもなさそう。説明が一筋縄ではいかないから、ひとまず「イタリアン」…か、となってそうな気配。じぶんの直感を言語化すると、「イタリアン寄りの創作ジャパニーズ洋食屋」といった感じ。

バイブスは「ラクイイッカイ」。系列店だそう。

「洋食」は日本を出ると「ジャパニーズフード」なので、そういう意味では、バブルガムは現代日本料理なのかもしれない。海外暮らしが長いアメリカ人とかは「ジャパニーズイタリアン」と視るかもしれない。つまりフュージョン。バイブスが、むかし住んでいたイスラエルで行ったイタリアン「イータリアーノ」に似てた。

イータリアーノの「エルサレムアーティチョークのニョッキ」。@ハイファ

バブルガムの「カルボナーラ」。

バブルガムは、2021年6月の緊急事態宣言中にもかかわらず、かなり流行ってる。奇天烈なビジュアルの「カルボナーラ」が期間限定で食える、と話題だ。なんかもう、「カルボナーラの店」みたいになりかけてるが、決してそうではない。とにかく人気で、電話をかけたとき、次週の平日のランチしか席がとれなかった。

バブルガムの雰囲気

バブルガムのエントランス。

バブルガムは、京都のメインストリート「四条通/Shijo St.」にある。アメリカのニューヨークでいう「フィフスAve.」、イスラエルのテルアビブでいう「ロスチャイルドBlvd」。あまりピンとこない例えだが、ようするに目立ってるのだ。超バス社会の京都で、いったい1日に何人の市民がバブルガムの前を通るのか。「なんやあの店」となってる人は、多いと思う(私もそうだった)。

元気なデザインのすだれが目立っている。

すみません、予約していた私です。と店内に入ると、カウンターに案内された。小料理屋くらいのスペースなので、迷うようがないシンプリシティだった。カウンター席には、右に2人、左に1人、そして真ん中に私、という配置で客が座っていた。ヌジャベスを彷彿とさせるようなビートのアメリカ音楽が流れていて、お店のバイブスをそこでフィールする。ワンドリンク制だったので、ウーロン茶をたのむ。

ウーロン茶。

器が美しい。

カルボナーラ用のスプーンとフォーク。

ボストンにあるデイビッド・チャンのフライドチキンサンドイッチ屋で、日本のドリンク文化を取り入れた(であろう結果として提供されてた)ウーロン茶を思い出す。飲食店でウーロン茶って、やっぱ日本を感じる(私にとっては)。カウンター越しの厨房からマッシュルームとベーコンのにおいがして、彼氏がたまに作るカルボナーラと同じだった。

厨房で調理されるカルボナーラ。

バブルガムのメニュー

字がかわいい。

お店を予約して行く、というのが苦手だ。当日に飽きている可能性があるからだ。でもバブルガムは人気なので、ちょっと無理して行った。ひとまずカルボナーラは食べようという心境だったので、カルボナーラをたのむ。デカいと聞いていたし、お昼だったので、それ以外は何もたのまなかった。お店では平均3品は食べたい自分からすると、ありえないことだった。

調理されるカルボナーラ。

厨房を見る限り、シェフはひたすらカルボナーラをこしらえてた。30分で4人前くらいは作ってたと思う。ドバドバと生クリームをフライパンにそそぎ(1人前500cc使うらしい)、ゆでたパスタをそこに投入する。できあがったカルボナーラは赤い皿にナミナミ盛られ、その上からシェフがペッパーミルをひたすら挽く。1杯で1分ぶんくらい、かけていたと思う。

コショウたっぷりのカルボナーラ。

ペッパーミルを挽いてるときから、いいにおいがしてた。

ハイお待ちィ! とは言ってないけど、ほぼそれの流れで、右の大学生らしき青年2人にカルボナーラが到着する。あ、これはもう、ラーメンだな。と思った。ここがアメリカのフュージョンジャパニーズのお店だとしたら、かなりわかる。そうこうしてるうちに、左の客にもカルボナーラが届き、自分にも届いた。一列に4人揃ってカルボナーラをずるずるススってた。

フォークでラーメンを食べてる気分。

生クリームとチーズの風味は調和してて、「チーズ風味で濃いめの牛乳」のような感じだった。美味しい。これはいける! という感じだ。そしてベーコンがやたらと美味しかった。うまい肉が隠れてた、と、ラッキーな気分になる。ラーメンを食べてる気分だったけど、たぶんこの気分は、入りが「カルボナーラ」だからこそ得られた新鮮な感覚だと思う。

美味しかった。

はいり

ウリブリの刺身サーモン。

これが中華麺で「カルボナーラ・ラーメン」とかなってたら、たぶんハナシは変わってた気がする。イスラエルで有名な海鮮料理屋「ウリブリ」の看板メニュー「刺身サーモン」を思い出す。あれがもし「カルパッチョ」とか「クルード」とかだったら、あれほど食いつかなかった。私があの刺身サーモンを食べたように、バブルガムのカルボナーラを、カルボナーラ発祥のローマの人に食べさせてみたい。

ローマでたべたカルボナーラ。

イタリアンの記事いちらん

バブルガムの住所:京都市下京区柏屋町12

出演-おしながき-

バブルガム/bubblegum.
ウーロン茶/600円
カルボナーラ/2200円

バブルガムのインスタグラム

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