「世界ごはんたべ記」の説明
「世界ごはんたべ記」は食レポです、と言ってよい気がしますが、違う気もします。1エピソードにつき、1軒のお店を紹介します。「世界」と名乗っている手前、異国のお店も母国のお店も登場します。
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前回のエピソード「#98 滋賀のハワイ料理屋/Rカフェ」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら。
クアアイナとは
クアアイナの看板。
「クアアイナ/KUA`AINA」はハワイのハンバーガー屋だ。「ハンバーガーとサンドイッチのファストカジュアルレストランチェーン」と、ウィキペディアは言ってる。私はてっきり、ジャパニーズレストランだと思っていた。
クアアイナ=日本のチェーン店という勘違いは、的を外してはいない(外してるよ)。2021年9月時点で世界に35店舗あるそうだが、そのうち30店舗は日本にあるらしい。これついては笑った。すごいなと。ハワイには1店舗しかないそうだ。すごいな。
いちおうクアアイナは、1975年5月にハワイで誕生している。地元のサーファーにうけたらしく、本当の意味で波に乗った。そして1997年に東京の青山にて日本初上陸し、今に至る。あと今更だが、クアアイナは滋賀発祥ではない。
私がはじめて訪れたクアアイナが、滋賀にあった。「三井アウトレットパーク滋賀竜王店」という店舗だ。親友のシャーンKくんに車で連れてってもらった。
クアアイナの雰囲気
クアアイナ・三井アウトレットパーク滋賀竜王店の外観。
食品サンプルが並んでいる。
店内の様子。
サーフボードなど飾られている。
お店の看板には「ハワイ」と書いてあるけれど、当時の私はそんなに強く反応してなかった。アメリカっぽいかもというのはあったけど、びっくりドンキーみたいだと感じていた(びっくりドンキーではない!)
クアアイナのメニュー
ラミネート加工されていると、なぜか安心する。
レジの頭上には例後のメニュー。
メニューはハンバーガーとサンドイッチ。注文方法が難しかったりしない。モスバーガーみたいな安心感だ。テーブルには、クアアイナやアメリカに関する説明文があった。まっとうに学べて面白い。読破してから来店すると、楽しみが増えそうだ。
クアアイナの楽しみ方★VOL. 5
「厚切りチェダーアボカドバーガー」が到着。1382円。
非常に美味しかった。
ポテトが比類なき美味しさだった。
やつは店頭でもプッシュされていた。
脳内トラベル
シャーンKくんと僕は付き合いが長すぎて、無言の時をよく過ごす。飲食店での沈黙はピークに達する。だから周りの会話に(脳内で勝手に)参加しがちだ。クアアイナでは、隣に座っていたカップルの話を聞いていた(というか聞こえていた)。
おじさんがおばさんに話している。発言量の比率は、おじさん:おばさんが、9:1くらい。というか、おばさんは相槌しかうってない。たまにそれもさぼる。おじさんは、とにかく話したくて仕方ないという様子だった。
おじさんはひたすら、自分の海外旅行の思い出と、それに関連する海外情報を話していた。脳内でおじさんのテーブルにログインしてた私たちも、なんか釣られて、どっかの国の話をしてしまった。効いてる世界がシャーンKくんと同じで嬉しい。
その頃おじさんはチェコの話を始めたが、妙なうしろめたさがあるのか、トークが加速しない。おばさんに気をつかってるのかなとも思ったけど、おばさんの興味の無さには興味が無さそうだった。だからなんだという話だが。
「マハロ/Mahalo」。ハワイ語で「ありがとう」。
今回のおしながき
クアアイナ/KUA`AINA
厚切りチェダーアボカドバーガー/1382円
クアアイナのHP