世界ごはんたべ記#100 滋賀の売店「おうみ屋」

「世界ごはんたべ記」の説明

「世界ごはんたべ記」は食レポです、と言ってよい気がしますが、違う気もします。1エピソードにつき、1軒のお店を紹介します。「世界」と名乗っている手前、異国のお店も母国のお店も登場します。



前回のエピソード「#99 滋賀のハンバーガー屋/クアアイナ」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

おうみ屋とは

「おうみ屋」がある「大津サービスエリア・下り線」。

「おうみ屋」とは、滋賀県のパーキングエリア「大津サービスエリア・下り線」にある、売店だ。コロッケとかソフトクリームとかを売っている。「大津サービスエリア・下り線」自体もそこそこ有名で、ここにあるマクドナルドは「関西エリアの高速道路で初出店!」と言っていた。「大津サービスエリア・上り線」と間違えないようにしたい。

大津サービスエリア・下り線のエントランス。

おうみ屋の雰囲気

おうみ屋の「びわ湖BASSバーガー」の看板。

「大津SA(下り線) びわ湖BASSバーガー」とある。

おうみ屋は「びわ湖BASSバーガー」で有名だ。というか、びわ湖BASSバーガー有名だ。びわ湖BASSバーガーとは、ブラックバスを使用したサンドイッチ。だからといってはなんだが、大津サービスエリア・下り線では、おうみ屋を見つけるよりも先にブラックバスにでくわす空間となっている。空間自体は、ショッピングモールくらい充実している。

厳密には、びわ湖BASSバーガーを売っているのは「びわ湖大津フライ市場」という名前のお店のようだが、これがおうみ屋なのかそうでないのかは、あまりわからない。というか、そこはべつに重要ではないという状態だった。おうみ屋のまん前にびわ湖BASSバーガーの看板は君臨しており、注文の際は、その奥にあるびわ湖大津フライ市場で。というだけの話。

びわ湖大津フライ市場。

おうみ屋のメニュー

びわ湖大津フライ市場の頭上にあるメニュー。

びわ湖大津フライ市場のレジにあるメニュー。

おうみ屋、というかびわ湖大津フライ市場なのだが、えらいもんで、揚げ物だらけだった。近江牛とブラックバスがバチバチな状態。しれっと混ざる「さきいか磯辺揚げ」も、かなり美味しそうだ。これが滋賀のサーフ&ターフ(牛肉とシーフードを皿に盛ったアメリカ料理)と、言いたい。でもブラックバスはシーから来てない。琵琶レイクから来ている。

注文後、番号札とうちわをもらい、しばし待つ。

びわ湖BASSバーガー

時空も止めたような封印が施されている。

びわ湖BASSバーガーを解放。

420円。

べつに意外でもなんでもなく、真当に直球に美味しい。ミニバゲットにブラックバスのフライが挟まっており、からし風味のマヨネーズ系のソースが塗られている。誰も何もふざけてなくて、浮ついてた私と親友のシャーンKくんは、すこし焦った。ブラックバスの肉はサバとかよりは水分が多めで、タイみたいな感じだった。これじゃ不味くなれっこない。パクチーをかけてフィッシュタコスにしてやりたい。

おのぼりさん

「大津サービスエリア・上り線」にある、「恋人の聖地」。

びわ湖BASSバーガーがあるおうみ屋を目指して滋賀県にやってきたシャーンKくんと私だが、先にまんまと「大津サービスエリア・上り線」のほうへ行ってしまった(下り線のほうにおうみ屋はある)。ブラックバスはすぐそこだと意気揚々でおおはしゃぎしていて、今も昔も恥ずかしい。上り線にもそれっぽいお店があって楽しく、魔法が解けるまでに時間がかかったのだ。

上り線の揚げ物屋。

上り線の外観。

激務と察するに余りある状態の夕子がいた。

人は誰しも、なにか一擲して、そこに立っている。

今回のおしながき

おうみ屋/びわ湖大津フライ市場
びわ湖BASSバーガー/420円

おうみ屋がある大津サービスエリア・下り線のHP

近江屋の住所:滋賀県大津市朝日が丘2丁目8−1 大津サービスエリア,下り1階

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