アメリカ★ゲイキャンプ体験記S2#5 ゲイベアーコンテスト

「アメリカ★ゲイキャンプ体験記S2」のあらまし

アメリカ・メイン州のゲイキャンプ場で二泊三日してきました、ライターのがぅちゃんです。「アメリカ★ゲイキャンプ体験記シーズン2」では、ゲイキャンプの体験を時系列で発表しています。



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前回のあらまし

DAY2-3. クリスマスツリーばたけ
DAY2-4. 真実の森 
DAY2-5. おまちかねフードトラック

DAY2-6. ゲイベアーコンテスト

おっといけない。前回(2日目の夕ごはん)から、半年ほど更新が止まっていた。「世界ごはんたべ記」という企画にとりくんでいた。

ゲイベアーコンテストの雰囲気。

夕ごはんのあと、「ゲイベアーコンテスト」が開催された。「だれが一番セクシーなゲイベアーか」を決める遊びだ。8人ほどが名乗りをあげ、観客の前でパフォーマンスする。観客は、一番シコい参加者を選ぶ。かなりシンプルな遊びだ。

たたずまいが他とはちょっと違う、「ダーティーサンタ」。

優勝者は試合前から決まっていた(私の中では)。「ダーティーサンタ」推し。なぜなら彼は、我々(私と彼氏)に、ヒーターを貸してくれたからだ。カナダと国境を面するメイン州のゲイキャンプ場で凍死しなかったのは、彼のおかげといってよい。

ゲイキャンプ場の雰囲気。

我々の宿。

戦い方

ランウェイを歩く選手。

今回のゲイベアーコンテストで参加者がやること。それは、「ランウェイを歩く」。おもしろく歩けたゲイが優勝する。出オチ勝負みたいなトコがあるので、芸の技術はあまり関係ない。あの友近でも、この勝負に勝つのは容易ではないだろう。

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ランウェイを何回か歩くだけの勝負なので、ハードルは低い…ようで高い。歩くとみせかけて、歩かない! とかいう変化球は、ここではストライクしなさそうな雰囲気。オーディエンスも、そういうおもしろさは求めてなさそう。

「脱ぎ方がうまい」とかが、ポイントが高い。

必勝法としては、歩く際に、いかに視覚の明快さをエスカレートさせていくか。これにかかってると視た。だからデューク更家とかはめっちゃ強そう。参加者はみな素人なので、「必勝法=脱ぐ」となる。脱ぎ芸。

「脱ぐゲイ」と「脱ぎ芸」

脱ぐゲイ。

脱ぐのが下手なゲイがいる。下手なゲイは、「脱ぎ芸」がぎこちないので、トイレから出ていく最中みたいな感じになってる。ゲイが脱いでるだけ。芸としての「脱ぎ」を演じてない。あとそもそも、音楽に合わせて体をうごかしてない。

もうすこしで「脱ぎ芸」に見えそうな、「脱ぐゲイ」。

日本の「レイチェル・ダムール」がここにいてたら、全員瞬殺だと思う。@デパートメントH

ダーティサンタ

歩みだすダーティサンタ。

彼はもう、歩き方がちがった。音楽にのってるかのってないかでいうと、のってない。でも、ステップ-フロー-の捉え方-が唯一無二。そういう芸として成立していた。(世の中では、こういうことを天才ってゆうのではなかったかしら。)

獅子舞のように迫ってくる。たむけんかッ。

会場には、彼が歩み出す前から、「なんかすごいぞ」という類のオーラが充満していた。観客はみんなそこそこ、もっていかれてた。いろいろな期待と興奮が一つになって、会場がダーティサンタの独壇場になっていた。

アドリブで、観客にすり寄ってトワーキングする余裕もある。

「余裕もある」というか、ずっとトワーキングしていた。いや、ずっとはしてないはずだけど、ずっとしてる印象を残すくらいには、してた。「ダーティ」って名乗ってる手前、えらいもんで、芸風を貫いていた。みんなもよろこんでいた。

次の日の朝。(結果、ダーティサンタは優勝した)

アメリカ★ゲイキャンプ体験記S2のまとめ

DAY2-3. クリスマスツリーばたけ
DAY2-4. 真実の森 
DAY2-5. おまちかねフードトラック

次のエピソード「S3#1 ラヴホテル」