世界ごはんたべ記#111 京都のカフェ「ウォールデンウッズ」

「世界ごはんたべ記」の説明

「世界ごはんたべ記」は食レポです。とは言いきれないです。1エピソードにつき1軒のお店を紹介します。「世界」と名乗る手前、異国や母国のお店が登場します。



前回のエピソード「#110 東京のアイスクリーム屋/キストリーツ」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

ウォールデンウッズとは

ウォールデンウッズの雰囲気。

「ウォールデンウッズ/Walden Woods Kyoto」は、京都でかなり有名なカフェだ。老舗ではなく、新しいカフェとして有名だ。2017年12月にオープン。令和の京都のグルメ雑誌にはいつも掲載されている印象(かなりざっくりだが)。

ウォールデンウッズの雰囲気

ウォールデンウッズの外観。

中の様子。

ウォールデンウッズは白い。いつもまずそこから説明が始まるといっても過言ではない。アメリカの作家「ヘンリー・デイヴィッド・ソロー」の「ウォールデン・森の生活」に登場する「ウォールデンの白い森」がコンセプトらしい。「ウォールデン/Walden」は、アメリカのマサチューセッツ州にある地域だ。

「アメリカの森の暮らし」と言い換えてもいいかもしれない。極端化すると、郊外に暮らす一般的なアメリカ人の暮らし。でも流石にそれは違う。実際に、カフェのウォールデンウッズはアメリカではなさげ。でもシャビーシックでカタづくほどあっけなくもない。京都の五条でこの感じは唯一無二だと思う。

1Fの様子。

ウォールデンウッズでは、1Fで商品を購入し、2Fで飲食する。2Fのインテリアが特に有名だ。店内には、無印良品のヒュッゲな態度にアメリカのエッジを効かせたようなコンテンポラリな音楽が流れていた。えらいもんで、土足で躊躇なくお邪魔できそうな感じが心地よかった(無印も土足OKではある)。

2Fの様子。

2Fの天井。

2Fの床。

2Fのベンチ。

2Fから1Fを見るとこんな感じ。

ウォールデンウッズのメニュー

英語と日本語のメニュー。

スイーツもろもろ。

カヌレ。

ソフトクリーム類。

グッズも売ってる。

コーヒー、チャイ、スイーツなどある。スイーツが充実している。クッキー、チョコレートケーキ、カヌレetc。カヌレは当然ありますという雰囲気に、京都を感じる。マサチューセッツのカフェではお目にかかりにくい現象だと思う。飲食物以外にも、ウォールデンウッズのグッズも多い。バックグラウンドがアパレルブランドだという噂にも納得だ。

ウォールデンブレンド。400円。

ソフトクリーム。600円。

ソフトクリームのテクスチャ。

「ウォールデンブレンド」は酸味があってスッキリしていた。そんなことより、ソフトクリームがべらぼうに美味しい。濃厚で甘いミルク味。コーヒーと永遠にコンボをきめ続けた。バトル後半で中からプリンが登場して優勝した。南禅寺のブルーボトルコーヒーで不意打ちに美味(びみ)だったあのクッキーを超えたかも。ウォールデンウッズがソフトクリーム屋でも、私はかまわない。

例のプリン。

京都のアメリカ

2Fの窓から。

ウォールデンウッズは京都のアメリカ。というわけにはいかなかったが、そのどちらにも属さない空間ではあった。京都でもなく、アメリカでもない。大正時代の建物を改装した純白の空間は、マサチューセッツ州の田舎にはない趣。白い異空間から見える、ごりごりの京都の公園がたまらない。

ウォールデンウッズの真ん前にある公園。

今回のおしながき

ウォールデンウッズ/Walden Woods Kyoto
ウォールデンブレンド/400円
ソフトクリーム/600円

ウォールデンウッズのHP

ウォールデンウッズの住所:京都市下京区栄町508-1

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