アメリカ★ゲイキャンプ体験記S2#3 ゲイりんご拾い

「アメリカ★ゲイキャンプ体験記S2」のあらまし

アメリカ・メイン州のゲイキャンプ場で二泊三日してきました、ライターのがぅちゃんです。「アメリカ★ゲイキャンプ体験記シーズン2」では、ゲイキャンプの体験を時系列で発表しています。



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前回のあらまし

DAY1-5. フードトラック
DAY1-6. 若手ゲイ人
DAY1-7. 夜中のトイレへ

DAY2-1. 紅の朝ごはん

5時半に目がさめた。やっぱりまだ、凍え死んでない。あんしんして二度寝なのだ。6時半に目が覚めたときは、くやしかった。凍え死ななかった理由としては、ダーティー・サンタがヒーターを借してくれたからだった。さすがサンタやで。

きのうの晩に食べたMMM(フードトラック)の3層肉のサンドイッチは、完全に消化されたもよう。よってッ、はらぺこ…やッべえぞ! なぜならゲイキャンプの朝は、食糧を確保することからはじまるからだ。

朝の、サコ川ハイダウェイ。

前回のキャンプでそれを学んでた我々は、ある種の覚悟をもってテントから出た。でもビンビンの電波は、秒でお近くの食糧のありかを突き止めてた。サコ川ハイダウェイは(キャンプ場にしては)都会に近い田舎にある。

サコ川ハイダウェイの前の道。

田舎のダイナーほど美味い店はないと思ってるので「ダイナー」に絞り込んで検索した結果、もっともそれに近いであろう飲食店がスクリーンに浮上した。その名も「ランウェイ・レストラン」。ダイナーではないが、ほぼそれな大衆食堂だ。

ランウェイ・レストランの外観。

テラス席。奥のほうに滑走路(ランウェイ)がある。

飛びますッ飛びますッ。

かざりっけは無いが、ゆえに、いいシゴトしてることが明らかといったみなり。これはキタぞ!といった感じ(来たのは我々だけど)。おいらはごきげんさんで、ごめんやしておくれやして、した。そして(おれの中の)いつもの、を頼んだ。

オムレツ定食とか、

ソーセージグレービー&ビスケットとか。

店員さんは、気のいい田舎の娘っコ代表! といわんばかりに幸せをまきちらすようなヒトで、ジブリの映画「紅の豚」に登場する娘「フィオ・ピッコロ」を彷彿とさせるキャラクターだった。

「紅の豚」の動画。

「え?コーヒー2つ? オーライティ、ちょっとまってて! 今ホットアップルサイダーを運んでるとこなのーー! すぐ作るわね! やっぱり朝はコーヒーよね! 私もコーヒー、だ〜いすき!」

そうゆうことを、ほぼ毎センテンス放ってくる。作家なのか? キャラでやってるわけないに決まってるんだけども、ちゃきちゃきにデキアガッてて、コメディアンの守谷日和(もりやびより)演じる「女キャッチャー」くらい、えんえんと挙動豊作だった。

えらいもんで、お店の前には紅の車がとまってた。

DAY2-2. ゲイりんご拾い

心も体もおなかいっぱいにしてから、今朝の大イベント「ゲイりんご拾い」に参加した。このイベントはサコ川ハイダウェイの外にて、ゲイキャンパーたちと、地元コーニッシュの果樹園「 Libby & Son U-Picks」にて行われた。

じわるロゴだ。

「りんご拾い」は、このあたりでは定番アクティビティらしい。日本の都会でいうところの「カラオケ」「ボーリング」みたいな感じで、コーニッシュでは「キャンプ」「りんご拾い」といったかんじ。

果樹園「Libby & Son U-Picks」はアメリカでもそこそこ有名な「りんご拾いスポット」らしく、「全米4位の」「全米4位の」「全米4位の」「全米4位の」と、同じフレーズを4回くらい聞いた。(本当は2回……というか、、2回までは数えた)

いちおうここがエントランス。

駐車場の植物が、すでにりんご。

果樹園には、りんご以外にも、プルーンとかピーチとかブルーベリーとかも栽培されているらしかった。季節によって、「拾い」できる/できない果物が、あるそうだ。やっぱそこらへんで一気に農作物の気配が出るな、と思った。

受付。

袋を購入して、そこにりんごを詰めていくシステム。

イスラエルの老舗フムス屋と、料金システムは同じ。

受付でお金を払った後は、ゴルフカートに乗せられた。「降りたい」と言えばすきなところで降りれるシステム。人生か。りんごの木には名前がついてて、「マック」という言葉にとっさに反応した我々は、マックのアップルでドロップアウトした。

ゴルフカート。

りんご色のシャツを着てはる。

マックのアップル。「Mac’s」と手書きだった。

たわわに実ってる。

相当な数のりんごが落ちこぼれてた。

白雪姫をしっかり殺せそうな紅さ。

(写真中央の)奥に見える木々は、ブルーベリーだそうだ。

りんごを拾うというよりは、つむ。この果樹園では、落ちてるりんごを拾ってる人はいなかった。そんなことより、退場の際にたまたま出会ったフォビア彷彿*なカボチャに、いろんな気持ちをぜんぶ持ってかれた。。

*「フォビア/phobia」は「〜恐怖症」のような意味。e.g. トライポフォビア。

アメリカ★ゲイキャンプ体験記S2#3のまとめ

DAY2-1. 紅の朝ごはん
DAY2-2. ゲイりんご拾い

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