​​無名店の食レポ#7 アメリカのザコモンマンロードサイド

無名なのは貴様だ。というのをまずは差し置き、日本で無名の飲食店についてレポートする。知られざる名店です(か?)

前回のお店→【#6 アメリカのシーケッチレストラン】

ザコモンマンロードサイドとは

ザコモンマンロードサイドのエントランス。

「ザコモンマンロードサイド」という名前、カタカナだと読みにくい。英語では「The Common Man Roadside/ザ・コモンマン・ロードサイド」で、い訳すると「道端の凡人」となる。高速道路ぞいに展開する、アメリカ料理のチェーン店だ。

チェーン店といっても規模は小さく、アメリカ北東部のニューハンプシャー州のパーキングエリアで展開している。ご当地チェーンと言ってよい気がする。「わて特別やあらしまへん。ただ一生懸命やらしてもろてます」のようなバイブス。

ザコモンマンロードサイドの雰囲気

レジの雰囲気。

素朴な山小屋の雰囲気ではありつつ(ニューハンプシャー州といえば山というイメージ)、パリッとモダン。都会にありそうな雰囲気だ。この感じ、きっとセンスによって担保されてる。ザコモンマンロードサイド、名乗ってるほど凡人ではない。

一見ふつうの、コンディメンツ(調味料)のコーナー。

よく見ると、シャレたマスタードなどある。

ザコモンマンロードサイドのメニュー

サンドイッチやハンバーガーのメニュー。

ピザのメニュー。

サンドイッチとピザがメイン。クッキーなども売っている。日本のパーキングエリアで例えるなら、麺類(うどん、そば、ラーメン)と定食、みたいなことだ。写真を見る限り、クオリティは高そう。(ふつうと比べて)ちょっといい感じ、な印象を受ける。

レジ横のクッキーやマフィン。

チーズステーキサンドイッチ

990円/9ドル。

「チーズステーキサンドイッチ/Cheese Steak」は、アメリカの(温かい)サンドイッチとして超王道だ。薄くスライスした牛肉、ピーマン、タマネギを炒めたものに、チーズがかかってる。私はこれに対して、ツナマヨオニギリに近い喜びを感じる。

肉の様子。

でもどちらかというと、牛丼かもしれない。日本の牛丼の肉にチーズをかけてパンに挟めば、次元としては、完全にチーズステーキサンドイッチだと思う(なんて言うと凡人にしばかれそう)。

なんにせよ、アメリカにおけるチーズステーキは強い。「ホットドッグ」「ハンバーガー」と並ぶ、(温かい)サンドイッチに御三家だと思う。

フライドポテトもなかなか美味。

アメリカのフムス

冷たいサンドイッチの棚で売られてたフムス。

「フムス/Hummus」はヒヨコ豆のペーストで、一般的には中東料理と考えられている。私がむかし住んでいた中東のイスラエルでは国民食クラスの人気料理で、イケアのカフェテリアにも売っていた。そのせいで私のフムスへの関心が無駄に高い。

イスラエルのイケアのフムス。ピタパン付き。

アメリカでは、フムスは前菜のディップとして定番だ(セブンイレブンでも売られてる)。フムス、セロリ、ニンジン、クラッカー。この組み合わせが、アメリカのフムス。道端の凡人も売ってくるくらい、安心のアメリカ料理である。

アメリカのゲイ合宿で提供されたフムス。

御ま品と書め

ザコモンマンロードサイド/The Common Man Roadside
チーズステーキサンドイッチ/Cheese Steak/990円(9 USD)

ザコモンマンロードサイドのHP

ザコモンマンロードサイド・フックセット店の住所:25 Springer Rd, Hooksett, NH 03106

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