世界ごはんたべ記#48 ハンガリーのハンバーガー屋「マクドナルド」

「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。

海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。



前回の記事「#47 アメリカのハンバーガー屋/メルト」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

マクドナルドとは

マクドナルドはアメリカに本社を置くハンバーガーチェーンで、世界じゅうに店舗を展開している超巨大企業だ。創始者のマクドナルド兄弟のお店を、チェコ系ユダヤ系アメリカ人のレイ・クロックが世界最大のファストフードチェーンに成長させたという話を描く「The Founder/ザ・ファウンダー」は、面白い。

ザ・ファウンダー。

マクドナルドを説明してんじゃねーW となるかもしれない。賛成だ。あと、マクドナルドはハンガリーのハンバーガー屋ではないW ただ、ハンガリーのブダペストにあるマクドナルドのひとつに、すこぶる有名な店舗がある。それは、「マクドナルド・プダペスト西駅店」だ。

マクドナルド・プダペスト西駅店。

このマクドルドはたびたび、「世界一美しいマクドナルド」と形容される。建物が美しいことで有名だ。設計は、パリのエッフェル塔を設計した「ギュスターヴ・エッフェル」。もともとは、1874年〜1877年に、ハンガリーの国鉄の「ブダペスト西駅」の駅舎として設計された。エッフェル塔が完成した約10年前のことだ。

ブダペスト西駅。

ギュスターヴ・エッフェルを描いたイラスト。Image:CC0

マクドナルドの雰囲気

店舗の外観。手前のホール部分がマクドナルド。

100年以上前の、ブダペスト西駅。Image:CC0

マクドナルドの前の雰囲気。

風船や花などを売っていた。

マクドナルドのエントランス。

上等なレストランみたいな雰囲気を醸し出していた。

ブダペスト西駅は、当時(2015年)は稼働していて、マクドナルドの前はにぎわっていた。歩道の屋台には客がいて、道路の交通は激しく、タクシーならいくらでも捕まえられそうな雰囲気だった。

店内の様子。

天井がマクドっぽくない。

入店すると、宮殿のような空間が展開していた。ギュスターヴ・エッフェルの建築の中に現代のマクドナルドがワープしてきたような雰囲気で、実物大のボトルシップとかの内部に入りこんだ気分。

京都のエースホテルくらい、使い倒したい。

マクドナルドのメニュー

「デラックス」は読める。

メニューの言語表記がハンガリー語という以外は、なにもかもがマクドナルド。マクドナルドなので当然だが、やはりすごい。当然ながら、京都アメリカイスラエルのマクドナルドとおんなじだ。ハンバーガー以外を食べたかったので、写真がもっとも怪しく見えたものを指差しでオーダーした。

京都のマクドとおなじ景色。

ボルシャスボルガニャ

424円(530フォリント)。和訳:コショウポテト。

フライドポテトだ。ぶあつくてうれしい。コショウだけじゃなくてコンソメも効いてて、おいしい。日本のマクドナルドにあったらこれだけ買いに行くもしれない。ハンガリー語では「Borsos Burgonya」と表記されていて、最初、ほんとうになにを言ってるかわからなかった。これがほんとの初耳だ。意味をグーグルで翻訳したら「コショウ ポテト」だったので、そうだと信じている。

てりやきバーガーが無い

てりやきバーガー。

ハンガリーのマクドナルドに、てりやきバーガーはなかった。てりやきバーガーは「世界で最もおいしいハンバーガーTOP3」にも選ばれているので(私に)。無いのが悔やまれる。ただしコショウポテトは、フライドポテトのランキングでは上位だった。ふつうにではなく、けっこう美味しかった。

日本のマクドナルド。

マクドナルド・プダペスト西駅店の住所:Budapest, Teréz krt. 55, 1062 Hungary

出演-おしながき-

マクドナルド/McDonald’s
ボルシャスボルガニャ/Borsos Burgonya/530 Ft(424円)

お店のHP

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