世界ごはんたべ記#55 大阪のカフェ「純喫茶アメリカン」

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「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。

海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。



前回の記事「#54 京都のカフェ/デルタ by KYOTOGRAPHIE」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

純喫茶アメリカンとは

お店の看板。

「純喫茶アメリカン」は、大阪の「なんば/難波」にある喫茶店だ。「喫茶店」と「純喫茶」の違いはよくわからないが、この2つと「カフェ」は決定的に違うらしい。前者は「喫茶店営業許可」を取得していて、後者は「飲食店営業許可」。違いは、前者が酒NGで後者がOK。だから「純喫茶アメリカン」では酒は飲めない…と思いきや飲めるので、「飲食店営業許可」をとってるカフェと視た。まあアメリカ語なら「Cafe」だし、間違いではないはず。

お店の外観。

純喫茶アメリカンは、もともとは「花月」という名前で、別の場所でデビューしたらしい。なんだか芸人みたいだ。1946年のことで、私がむかし住んでたイスラエルより2歳年上だ。当時は戦後で、「アメリカンという名前はよろしくない」という雰囲気だったそうだ。現在の場所に移転した際に、屋号を「誰にとっても覚えやすくて言いやすいアメリカン(by HP)」にしたそうだ。これを業といえばなんか違うけど、バイタリティのあるクールな一手だと思う。

エントランス。

フードサンプル。

えらいもんで、大阪には「アメリカン」と名のつく喫茶店は多い。グーグルで調べてみたら、ざっと10軒ほど出てきた。これはその、メキシコ国外で展開するメキシコ料理屋に「タケリア」という名前が多い…という現象にちかい気がする。理由はぜんぜん違うとは思うけど。

タケリア。@テルアビブ/イスラエル

純喫茶アメリカンの雰囲気

天井。

(席から見えた)アーティスティックな木目の壁。

「儲けは全て、お店につぎ込む」という文章が、ホームページの説明にあった。純喫茶アメリカンはインテリアが凝ってることで有名で、ちょっとした美術館のような雰囲気がある。アーティスティックな木目の壁は、設置した当時は、家一軒分くらいかかったらしい。640枚のプレートで構成されているそうで、これを見たとき、大学でプロダクトデザインを専攻してた私は「ものッすご、めんどくさそう(褒めてる)」と感じてしまった。

席には本物の花。

純喫茶アメリカンのメニュー

地元のレンタルビデオ屋「ビデオインアメリカ」を彷彿とさせるデザイン。

「にほんごのべんきょう」のようなバイブスがあってたのしい。

まぎれもなく「日本の喫茶店」のフォーマットがつまっている。これは「カフェ」じゃねぇなという安心感(?)がある。ページがそこそこあり、パフェなどの写真ばかりが載ってるページもある。なんだか図鑑をながめている気分でワクワクした。ビーフカツ類がやけに充実していて、「ビーフカツ定食」「ビーフカツカレー」「ビーフカツサンド」「ビーフカツ丼」などあった。たしかにちょっと、アメリカを感じる。

ビーフカツのページ。

バナナサンデー。パフェグラスが◎

紅茶。テーブルとおにあいな感じが◎

プリンのおみやげ◎ (ひとつ260円)

水が地元の「天下一品」と同じスタイルで◎

アメリカじゃない

エントランスの富士山。

アメリカを感じたのか感じてねーのか、どっちなんだよ!! と詰められたら、「どっちも」とか言ってしまうと思う。「純喫茶アメリカン」という名前を英語にすると「Authentic Diner Japanese/本格ダイナー・ジャパニーズ」。このアメリカ語を日本語で伝えるのには限界があるけど、とにかくこの感じがサイコーなのだ。純喫茶アメリカンの感じは、たぶん絶対にアメリカでは味わえない。インテリアの細部には、日本特有のマティキュラスみがしっかり宿りたおしていた。

「Hotcake」という言葉づかいに、ステートメントすら感じた。

カフェの記事いちらん
ダイナーの記事いちらん

純喫茶アメリカンの住所:大阪市中央区道頓堀1丁目7-4

出演-おしながき-

純喫茶アメリカン
バナナサンデー/840円
紅茶/570円

お店のHP

次の記事「#56 大阪のカフェ/ル・キャフェ・ヴィー」

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