「わが映画人生 黒澤明監督」というタイトルの映像を見た。大島渚が黒澤明に115分インタビューし続ける。印象的な部分をまとめた。
日本人離れ
「黒澤明は日本人離れしている」というテイで話はすすむ。「日本人離れ」が賞賛であると同時に、白人を連想させる様子なのが興味深かった。
見えているか
黒澤明は絵を描くのが早いらしい。「セザンヌとかは見えているからずっと描ける。私は見えていないからすぐ終わる。」という。
タイミング
だからできたということばかり。
ファック検閲
検閲を本当に嫌がっている様子だった。
すべては伝わらない
「あの感じ」のことを言っているのに、人によってはそう見えない。
兵役コンプレックス
兵役を免れたことに関して、一物がありそうな態度だった。
日本人w
「終戦の玉音放送が流れる直前、八百屋のおじさんは刀を持っていた。放送後、けろっと箒で掃除をしていた。」という笑い話。
ウケ狙いはバレる
やりきっているから、見てて面白いのでは。みたいなことを言っていた。
超一般論
人間の一般論。神話とか。
センス
直感を、理屈の介入に邪魔されない。
仕事が早い
邪魔されないから寄り道しない。
舐められている
よくわからんが、いい話だった。
知っていると損をする
挿入歌のことを言っていた。有名な曲だと、そっちの印象にもっていかれたり。
契約、経営、独立
ちゃんとしよう。という話だった。
働かないでw
圧倒的、成功者ジョーク。働くと忙しくなるからだ。小泉進次郎構文になってないのが興味深い。
みなさんにメッセージ
Image via 国立映画アーカイブ National Film Archive of Japan
まず書こう。あと読もう。クラシックは全て。想像は記憶。何も無いところからは何も生まれない。