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「をかしな旅行記」のせつめい
べつに、おかしな旅行記でもよかったです。でも「をかし」のほうが、ワケありっぽくてかっこいいと思いました。そのような気持ちでやっております。ぜんぜんクレイジーなジャーニーではないです。すいません。
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前回の記事「#2 ザ・ターミナル・京都/防空壕がある町屋のアートギャラリー」はこちら。「をかしな旅行記」の記事一覧はこちら。
「人道の港・敦賀ムゼウム」とは
「人道の港・敦賀ムゼウム」の館内イメージの動画。
「人道の港・敦賀ムゼウム」は、福井県の敦賀湾にある資料館(ミュージアム)。「ポーランド孤児」と「ユダヤ難民」と「敦賀港」に関する展示がある。日本ではめずらしい施設だ。敦賀湾にある「敦賀港」は、ポーランド孤児とユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港と言われており、それらについて展示している。
ポーランド孤児
日本にたどりついたポーランド孤児に関する動画。
ロシア革命のシベリアで家族を失ったポーランドの子供たちが、日本赤十字社などの協力で救済されて行き着いた先が敦賀港だったそうだ。合計765人が、数回に渡って敦賀港に送られてきたらしい。到着後は東京と大阪でしばらく暮らし、ポーランドに帰国したと言われている。
ユダヤ難民
敦賀港にたどりついたユダヤ難民だった人々の証言。
1940〜1941年に、ナチス・ドイツの迫害から逃れるため、ユダヤ難民が移動をした。これに関してはリトアニアのカウナスの領事代理「杉原千畝/すぎはらちうね」の「命のビザ」が有名だが、そのビザを手にしたユダヤ難民がたどり着いたのが敦賀港だったそうだ。リトアニア→ウラジオストク→福井(敦賀港)、というルート。
「人道の港・敦賀ムゼウム」の雰囲気
「人道の港・敦賀ムゼウム」の様子を撮影した動画。
2020年11月に移転してリニューアルオープンした(2008年3月オープンの初代ムゼウムは閉館した)。当時の敦賀港にあった駅や税関旅具検査所などを復元した建物らしい。2階建で、1階に常設展エリア4つ(敦賀港、ポーランド孤児、ユダヤ難民、シアター)、2階に「交流コーナー」「映像ライブラリー」がある。
初代ムゼウム
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初代ムゼウムの外観。
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「人道の港・敦賀ムゼウム」とある。
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看板には杉原千畝の写真。
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「自由への扉」と書かれたモニュメント。
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上はヘブライ語(イスラエルの公用語)、下はポーランド語。
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エントランス。
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中の雰囲気。
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「ユダヤ人難民」の展示コーナー。
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ユダヤ人難民の、当時の状況についての説明。
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ユダヤ人難民を見かけた、当時の地元の人の証言。
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ユダヤ難民だった個人に焦点をあてた、軌跡と現在にいたるまでの説明。
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本人が持っていたビザの説明。
私が訪れたのは2019年で、施設は「初代ムゼウム」とよばれていた。たしか入場料100円とかだったと思う(二代目は500円いる)。イスラエルからの来場者がピンポイントで多いという噂を聞いて訪れた。イスラエルは世界で最もユダヤ人が多く暮らす国で、じぶんも3年くらい住んでいた。あまり他人事とは思えなかった。
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イスラエルのテルアビブ。住んでたときに一度だけ、ロケット弾が飛んできた。
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イスラエルからの来場者が残したヘブライ語のメッセージ。複数あった。
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イスラエル政府の公人が来館した際の様子。
イスラエル人が初代ムゼウムを訪れた様子を撮影した動画。
初代ムゼウムは、地元の図書館みたいな雰囲気だった。ぱっと見では、ポーランド孤児やユダヤ難民の軌跡とか、取り扱ってなさそうな感じだ。でもそのせいで、よけいにリアリティを感じる。お土産がユダヤ料理の「ルガラー/Rugelach」を模したお菓子で、買っとけばよかったなと後悔している。
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950円。
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トイレの張り紙もよかった。
人道の港・敦賀ムゼウムの地図。
「人道の港・敦賀ムゼウム」のまとめ
正式名所:人道の港・敦賀ムゼウム/PORT OF HUMANITY TSURUGA MUSEUM
住所:福井県敦賀市金ケ崎町23-1
営業時間:9時~17時
入場料:大人500円
人道の港・敦賀ムゼウムのHP
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