「世界ごはんたべ記」のせつめい
「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか……などなど、じゆうに書いています。
海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、母国のお店も発表していかねばなぁと思っています(……か?)。
*
前回の記事「#50 京都のハンバーガー屋/アピット」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら。
ディグ・ザ・ラインとは
ディグ・ザ・ラインの雰囲気。
「ディグ・ザ・ライン」は、名前がちょっと長い。「ディグ・ザ・ライン・ボトル&バー/DIG THE LINE BOTTLE & BAR」という。外国人みたいな名前だ。いちおう「ビアバー」ということになっているけれど、ビールの専門店ではない。めしも美味しい、クラフトビールと日本酒のセレクトショップつきバー、という感じ。
売店の酒。
ネットで調べてみても、ディグ・ザ・ラインの正体はつかみにくい。ただただ、「謎が多いおしゃれなバー」という印象だった。「北欧のバイブスで、ベルリンとかボストンとかでも流行ってそう」という感じは、かろうじて掴めた。まあ「新風館/しんぷうかん」にあるという時点で、ただものではねえという先入観があったけども。
新風館の雰囲気。@ピオピコ/エースホテル京都
関連記事:エースホテル京都でランチできるレストラン「ピオピコ」に行ってみた
ディグ・ザ・ラインの雰囲気
お店の外観。
中の様子。
DJブースがある。
ミニマル、クリーン、アンビエント、といった雰囲気。日本語で「おしゃれな店」と言ったときの例として、最もあてはまりそうな空間が展開していた。私はというと、ぼろぼろのパーカーを身に纏いこのままサイゼとかに行きそうな格好だったので、入店前にちょっと構えた。店員さんはフランクでプロフェッショナルな感じだった。
小料理屋っぽさもある。
入店したての第一印象は「バー」だった。ビアバーか、たしかに。という感じ。ただもう少し言うと、このお店を形容できる日本語がいまのところ「ビアバー」しかない、という感じでもあった。小料理屋みたいなカウンター席もあって、ギリ「和モダン」とか言えるのかもしれないとも思った。カウンターで注文するタイプのお店。
今はなき、「ハードロックカフェ・京都」を思い出した。
ディグ・ザ・ラインのメニュー
ビールのメニュー。
日本酒のメニュー。
日本酒とビールのメニューが読んでて面白いので、カウンターで即注文できなかった。テーブルでメニューを熟読して挑む感じだ。店内のショーケースで実物を拝むこともできる。フードは、メイン4品、小さな一品9品、となっていた(ランチ時)。メインは、カレー、サラダ、ハンバーガー2種、だった。ハンバーガーを2種たのんだ。
ランチメニュー。
一品メニュー。
DIGバーガー
1100円。
フライドポテトはコロモがかかってるタイプ。とても美味しい。
名前のノリが「モスバーガー」で親近感わくわく。ピクルスが脳天に突き刺さってる感じは日本ぽくないけど、絶対に日本の飲食店のしわざと思わせる美しさだった。パティはアメリカっぽくないけど日本っぽくもない。ミートボールっぽい。ドイツみもあるかも。クロアチアのアメリカンレストランで食べたハンバーガーを思い出す。とても美味しかった。
このバイブス。@Terminal F/スプリト・クロアチア
ファラフェルバーガー
1000円。
実はこれを目当てに来ていた。ビールではなく! 「ファラフェル」はひよこ豆のコロッケで、中東でよく食べられる料理。むかし住んでいたイスラエルでは、イケアの軽食コーナーで売られるほどの人気料理。吾輩もよく食べた。で、京都でファラフェルが食べられるお店は限られていて、ここは数少ないお店の一つ。
京都のイスラエル料理屋「ファラフェルガーデン」のファラフェル。(詳細記事)
ファラフェルはピタパンのサンドイッチとして食べるのが普通だから(もしくは単品)、ハンバーガーとして食べるのは珍しいと思う。見た目は違えど、味は完全にファラフェルだった。クミン、コリアンダー、パセリ、ひよこ豆、からなる、ファラフェルの王道のフレーバーだった。
ファラフェルバーガーの断面図。
関連記事:大阪・京都でイスラエル料理が食べられるお店6軒+ファラフェル提供店まとめ
売店
売店の様子。
缶に、好きなクラフトビールを注いでもらったりもできる。
缶に封をする機械。
売店がかなりイケてると思った。「コンビニで買った酒を呑みながら街を歩く」が好きなんだけど、そのルーチンに組み込める感じの売店だった。飲み歩きの給酒チェックポイントがここだと、かなりQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が上がりそう。HPもMPも全回復できる、ラッキーなやつにでくわした気分。
スウェーデンのビールを飲んだ。たしか。
ディグ・ザ・ラインの住所:京都市中京区場之町586-2
出演-おしながき-
ディグ・ザ・ライン/DIG THE LINE BOTTLE & BAR
DIGバーガー/1100円
ファラフェルバーガー/1000円
お店のHP