エイラート旅日記1:ネゲブ砂漠を行く〜ベングリオンの墓とマクドナルド〜

イスラエルのテルアビブに住んでいます、がぅちゃんです。

テルアビブのガソリンスタンドで給油

8月おわりに、イスラエルの最南端にあるエイラートというリゾートタウンに行ってきました(二泊三日で)。このシリーズ「エイラート旅日記」では、当時の様子を気が向くままに(でも時系列で)紹介していきます。ちなみにテルアビブからエイラートまでは約350km、車で約4時間の道のりです。

今回は、ネゲブ砂漠の観光地に立ち寄りつつ、マクドナルドでランチをします(目的地に到着しません)。

今回いくところ
・ベングリオンの家
・ベングリオンの墓
・マクドナルド・ネゲブ砂漠店(仮)

エイラートとは

エイラート(Eilat)はイスラエル南端の小さな町で、紅海に面したリゾートタウンです。東にヨルダンのアカバ(Aqaba)、西にエジプトのタバ(Taba)と国境を接しています。

ところで、エイラートは「エイラット」や「エイラト」などと呼ばれますが、この記事では「エイラート」で統一しています。

テルアビブからエイラートまでの道のり。

紅海に面した、エイラートのリゾートホテル。

大型のホテルが多い。

砂漠に建つ、初代首相の終の住処「ベングリオンの家」

ベングリオンの家(※1)とは、イスラエルの初代首相「ダヴィド・ベングリオン/David Ben-Gurion」が、死ぬまで住んだ家です。イスラエル南部のネゲブ砂漠(※2)にある「スド・ボケル/Sde Boker」というキブツ(※3)にあり、南部の観光名所にもなっています。当時の暮らしがそのままディスプレイされているので、他人の家に入ってくような感覚があります。

【※1】 ベングリオンの家はテルアビブにもあり、「Ben-Gurion House」と呼ばれている。ネゲブ砂漠のものは「Ben-Gurion’s Hut」や「Ben-Gurion Desert Home」。

【※2】 ネゲブ砂漠/ネゲヴ砂漠(Negev Desert)とは、イスラエル南部にある砂漠。国土の半分以上を占める。

【※3】 キブツ(Kibuttz)はイスラエルに約270ほど存在する集団生活の共同体。「町」のようなコミュニティーで、1909年のロシア帝国からの移民が最初のキブツを作ったのがはじまり。

「ベングリオンの家」を示す英語の標識。

ベングリオンの家を管理する施設へのエントランス。

ベングリオンの家のあるエリアへのエントランス。一人20シェケル/600円。

ベングリオンの家を指し示す標識。

これがベングリオンの家。

リビング。一国の首相にしてはかなり質素。

トイレ。

キッチン。

書斎。

寝室。

壁にはマハトマ・ガンディー。

「毒草さわるな!」の看板が印象的。そこそこ生い茂っている。

ベングリオンの家の地図。

ベングリオンの墓へ

ベングリオンの家がある「Sde Boker」から約6km離れた隣の村に「ベングリオンの墓/Ben Gurion’s Tomb」があります(Ben-Gurion’s Tomb National Parkの一部)。ガレージからベングリオンの墓へ向かう道中、野生のヌベアアイベックス(※3)がたくさんいて、奈良県のようです。

【※3】 ヌベアアイベックス(Nubian ibex)はヤギの一種で、中東・北アフリカに生息する。イスラエルでは「ヤエル/Yael」 とも呼ばれ、女性に多い名前である。

道中の景色。

ベングリオンの墓のガレージ。

墓へ。

ベビーカーを押しながらお兄さんが散歩している。

サイドにはヌベアアイベックス。人間慣れしている様子で、「また人間きた」という感じで見てくる。

挑発を繰り返すヌベアアイベックス。

べっぴんな雰囲気を醸し出す個体。

芝生エリアにもいる。

一瞬、砂漠であることを忘れる緑。

そしてベングリオンの墓へ。

ベングリオンの墓はチェーンで囲われている。

ダヴィド・ベングリオンの墓。(ヘブライ語で名前が刻まれている)

妻、ポーラ・ベングリオンは隣に。

墓守/水やり当番の兄貴。

合掌。

Sde Bokerからベングリオンの墓までの地図。

ランチはマクドナルドへ

イスラエルにもマクドナルドがたくさんあるのですが、ネゲブ砂漠のど真ん中にもマクドナルドがあります。家族連れやら何やらで賑わっていました。ちなみに、イスラエルのマクドナルドのハンバーガー類は1個1,000円、シェイクは300円くらいします。

こんな感じの道を行く。

マクドナルド・ネゲブ砂漠店(実際にそういう店舗名なのかは不明)。

多言語対応のスクリーンでキャッシュレス決済。

土曜の昼(ユダヤ教徒が働いてはならない安息日)だが、人気の様子。

チーズバーガー。ユダヤ教の食のルール「カシュルート」では、チーズと肉を組み合わせてはいけないが、カスタマイズで戒律回避が可能。

フライドポテト。コンソメ味のウェッジのやつ。おいしい。

マックシェイク(だと思う)。おいしい。

ぜんぜん砂漠っぽくない。

ベングリオンの墓からマクドナルドまでの地図。

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