大阪発祥のうどんチェーン「つるとんたん/TsuruTonTan UDON NOODLE Brasserie」のアメリカ・ボストン店に行った。寿司や一品やUS和牛うどんなど食べる。
つるとんたんとは
つるとんたん・ボストン店の看板。
「つるとんたん」は大阪発祥のうどん屋のチェーンだ。英語では「TsuruTonTan UDON NOODLE Brasserie」という名前。海外の店舗は4軒あり、ニューヨーク、ハワイ、ボストンに店舗がある。
この記事で紹介する店舗は、アメリカ・マサチューセッツ州の州都「ボストン」の「フェンウェイ・ケンモア/Fenway–Kenmore」というエリアにある店舗だ。近所にはレッドソックスの本拠地球場「フェンウェイ・パーク」がある。
フェンウェイ・パークの外観。
アメリカ・ボストンのつるとんたんの雰囲気
つるとんたん・ボストン店の外観。
入場していく。
ボストンのつるとんたんは劇場みたいな外観だった。大阪にあるつるとんたんの本店は完全に日本食レストランな佇まいだったけれど、ボストン店はそれとは真逆の雰囲気。ここは梅田(大阪の綺麗なダウンタウン)とか言われたら信じる。
ボストン店の店内。
バーカウンターもある。
店内はアメリカの今時のレストランという雰囲気で、クリーンだ。特にわざわざ日本らしく演出した様子はない。とはいえお客さんはアジア人が多かった。日本語も聞こえてきた。
テーブルの様子。
アメリカ・ボストンのつるとんたんのメニュー
単品メニュー。
セットメニュー。
全品写真付きで図鑑っぽくて楽しい。一品、寿司、うどん、といった内容。一品はおおむねジャパニーズ・アメリカン料理といった様子(クリームチーズ・ワンタン、スパイシー・ツナ・コーンetc)。
読者の皆様も是非メニューを眺めながら、スパイシー・ツナ・コーンの「コーン」ってそっちのほうかw など感じてほしい(英語ではconeなのでトウモロコシと無縁なのはバレているけれど)。
スパイシー・ツナ・コーン。見えない所でとんがってるタイプ。
カキフライ
12ドル/1320円。
カキ自体は、ボストンを含むニューイングランド地方のご当地食材として現地で認識されている(ボストン最古かつ名物のレストランが「ユニオン・オイスター・ハウス」という名前だったりする)。
ただし、カキがアメリカ料理なのは生の時に限る。パン粉で揚げた途端に国籍が変わる。カキフライは日本料理。奇しくも日本とアメリカの両者のご当地性を兼ね備えていて、リミナルな価値が発生してる。
断面。タルタルソースはコショウが効いた卵サラダのような味で美味しい。
というかカキフライ、ご当地料理の「クラムケーキ」にも似てた。@キャプテンフロスティ/マサチューセッツ州
2ロールコンボ
19ドル〜/2090円〜。(カキフライを除く)
2種類の寿司と小うどんが味わえるセット「2 Roll Combo/2ロールコンボ」を注文した。海老天の巻き寿司(Shrimp Tempura Roll)、ブリの巻き寿司(スパイシー・ブリ・ロール/Spicy Yellotail Roll)、US和牛うどん(US Wagyu)を選んだ。
海老天の巻き寿司。テリヤキソース付き。キュウリの食感がおおきに。
+3ドルでアップグレードしたブリの巻き寿司。甘辛い。ブリはさっぱりめ。
+5ドルでアップグレードしたUS和牛うどん。すき焼き風味に牛の旨味が爆ぜる。
でもここはつるとんたん。
余談だが、「和牛/Wagyu」とは牛の品種の名前であって、日本産という意味ではない。例えばこれは、めちゃめちゃ山形生まれ&育ちなのに「ラ・フランス」がフランスを名乗れるのと同じようなことだ。ラ・フランスはべつにフランスで育ってない。
大きな子
両手で抱えられるサイズの子。
小うどんが小うどんじゃなくて感動した。しっかり1.5人前だ。でも注意したいのは、日本のつるとんたんは器が巨大なことで知られているから、この子がこうなった理由はアメリカだからなのか、つるとんたんだからなのかは、定かではない。
どの道よい子だった。
御ま品と書め
つるとんたん/TsuruTonTan UDON NOODLE Brasserie
カキフライ/Fried Oysters/1320円(12 USD)
2ロールコンボ/2 Roll Combo/2090円(19 USD)
つるとんたん・ボストン店のHP
つるとんたん・ボストン店の住所:512 Commonwealth Avenue, Boston, MA 02215, United States