大阪の天満橋/南森町にある、台湾の朝食の専門店「ワナマナ/wanna manna」を紹介します。名物の「鹹豆漿/シェントウジャン」や「焼餅夾蛋/シャオピン」を食べます。
台湾の朝食について
左:「シャオピンジャーダン/焼餅夾蛋」。右:「シェントウジャン/鹹豆漿」。
台湾の朝食について調べてみると、どうやらスープとサンドイッチが定番だとわかった。でも「スープとサンドイッチ」だとざっくりすぎる。もうちょっと詳しく説明すると、「鹹豆漿」「焼餅夾蛋」となる。
漢字が難しくて焦ったけれど、「シェントウジャン/鹹豆漿」と「シャオピンジャーダン/焼餅夾蛋」と読むらしい。鹹豆漿は豆乳のスープで、焼餅夾蛋は卵のサンドイッチだ。
どちらも、あとで食べる時に詳しく説明する。(念のためだが、これら以外にも、台湾には朝食メニューがある。)
大阪の台湾朝食専門店「ワナマナ/wanna manna」
ワナマナの外観。
「台灣早餐=Taiwan Breakfast」。
「ワナマナ/wanna manna」は、大阪の天満橋/南森町にある台湾料理店。台湾の朝食を専門に提供している。クリスチャンのバックグラウンドがあり、店名の「マナ/Manna」は、聖書に登場する「天から降る食糧」を意味する。
「ワナマナ/wanna manna」をい訳すると、「パン欲しい/マナしたい」のような意味になると思う。お店のコンセプトは「台湾朝食を通して、希望に溢れる毎日を皆さまにお届けしたい」と、HPにある。
店内には、Wi-Fi、十字架、大豆、ナザレ(受胎告知教会)のディスプレイ。
聖書(英語)も読める。
※マナと聖書
マナを集める人々を描いた絵画。Imgae:CC0
聖書には、「古代イスラエル人がエジプトを追放されてカナンの地を求めて移動する」という有名な話が含まれる。その道中で40年間にわたって、彼らに与えられた食糧が「マナ」。「カナンの地」は現在のイスラエルを含む。
現在のイスラエル。
ワナマナの雰囲気
ワナマナの外観。
ワナマナの外観。
印象的な外観なので、そのビジュアルが先行してインプットされていてもおかしくないと思う(雑誌などでもよく紹介されている)。店内はポジティブでコンテンポラリで、レトロな雰囲気もある。
店内の様子。
カウンター席。
アングルによって様々な表情が見えて楽しい。
ワナマナの店内は、アジア屋台がネオ昭和的なバイブスと奇跡的に溶け合ったモスバーガー、みたいなことになってる。ひとことで言うと、とてもおしゃれ。
ワナマナのメニュー
1/2。
2/2。
屋台のようなメニューも。
(聞きかじった程度の)私の台湾の朝食の知識に、「大丈夫ですよ、それで合ってますよ」と言ってくれているかのようなラインナップ。写真が多いので、漢字が読めなくても理解しやすかった。饅頭や惣菜パンなど売っていて、点心が食べられるパン屋としても使いたい。
惣菜パン。
点心のスイーツ。
鹹豆漿/シェントウジャン
480円。
鹹豆漿(シェントウジャン/シェンドウジャン)は、とろみのある豆乳のスープ。揚げパンの「油條/ヨウティアオ」、ラー油、ネギ、ザーサイ(漬物)などが含まれる。食べたときの総合センセーションを無理やり日本料理で例えると、茶碗蒸しだった。美味しい。
揚げパンの油條。
ザーサイ。
潰れた豆腐のようなテクスチャが混ざっている豆乳と、油揚げのような油條の風味。そこにザーサイの酸味が目立って、おさまりがよい食べ応え。ほどよい刺激で、たしかに朝食という感じがする。
焼餅夾蛋/シャオピン
530円。
ワナマナでは「焼餅/シャオピン」という名前だった。ゴマがまぶされたパイ生地(フィロ/Filo)のようなフラットブレッドに、油條と薄い卵焼きが挟まれている。練乳のような甘いソースが塗られていて、総合すると甘じょっぱい。
油條と卵焼き。
油條と卵焼きは特にフレイバーを含んでいないけれど、フラットブレッドにしっかりめの塩味がついているので、「めしを食った」という食べ応えがある。かなり美味しい。
承りましたワナマナ!
レジの雰囲気。
ワナマナでは、注文すると、店員さんが「注文承りました!」のようなことを言ってくれる。語尾に「ワナマナ!」のような言葉もついてきて、これがまたチャーミングだった。
モリモリ稼働するオープンキッチン。
ワナマナが人気店というのは本当のようで、お客さんがひっきりなしにマナを欲しがっている。ワナマナ! ワナマナ! と、耳で見る限りでは、店内にマナが降り注いでいた。
生命的糧。
御ま品と書め
ワナマナ/wanna manna
鹹豆漿/シェントウジャン/480円
焼餅夾蛋/シャオピン/530円
ワナマナのHP
ワナマナの住所:大阪府大阪市北区天神橋1-10-13 明治ビル1階
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