
イスラエルのテルアビブにあるゲイバー「シュパガット/Shpagat」を紹介する。
イスラエル・テルアビブとは

テルアビブの雰囲気。
イスラエルは中東にある小さな国だ。四国ほどの面積に、東京ほどの人口を有する。地中海に面しているので「海の国」といった印象が強い。ゲイフレンドリーであることをアピールしているタイプの国で、毎年開催されるレインボープライドの規模はアジア大陸最大と言われる(参加者25万人ほど)。

レインボープライド(テルアビブ・ゲイプライド)の様子。
そんなレインボープライド(テルアビブ・ゲイプライド)の開催地がテルアビブ。中東・北アフリカで最もゲイフレンドリーな都市とも言われる。欧米からの観光客も多い(ヨーロッパの主要都市から飛行機で5時間ほどの距離)。ゲイカップルはよく見かけるし、レインボーフラッグが住宅街で掲揚されているタイプの街である。

ビーチ沿いの普通のカフェ。@メツィツィム/テルアビブ
テルアビブのゲイバー「シュパガット」とは

シュパガットの外観。
テルアビブで最も有名なゲイバーが「シュパガット/Shpagat」。老舗かつ圧倒的一択。テルアビブは日本でいう東京のような場所なので、シュパガットはイスラエルで最も有名なゲイバーとも言える。いちおう他にもゲイバーはあるけど、まずはここからといった様子。国内外のゲイが集う。新宿2丁目に来たゲイの外国人観光客がアイイロカフェに行くような感じ。
シュパガットの雰囲気

昼の雰囲気。

店内の様子。
今時のテルアビブのいけてるカフェバーといった雰囲気。インダストリアル、ボヘミアン、ボタニカル、モダン。夜の客はゲイが圧倒的に多いけれど、昼はセクシュアリティにかかわらず、地元の若いノマドワーカーにも人気といった様子。全体的に30〜40代が多い印象。祝日はとくに盛り上がっていて、建国記念日やプライドウィークはごった返している。

祝日の昼。

プライドウィークの夜(歩道に人がはみ出している)。
シュパガットは間違いなくゲイバーではあるけれど、ハッテンはほぼ無い。ダークルーム(クルージングスペース/ハッテンスペース)は設置されていない。つまりゲイクルージングバーではない。

トイレは個室が1つ。
シュパガットのメニュー

英語とヘブライ語がある。
お酒の頼み方は欧米のゲイバーと同じ。「ジントニック」「ラムコーク」とかで通じる。でもシュパガットには、クリエイティブで適正価格な特製カクテルも複数ある。というかそれが名物ではある。値段は44シェケル/1320円〜と良心的(イスラエルではふつうのジントニック1杯1500円くらいが相場)。昼はしゃれた軽食もある。

特製カクテル「マーガレット・サッチャー」。1320円/44NIS。
ハシゴしやすい
シュパガットは、なんてったって場所がいい(私は徒歩圏内に3年住んでいた。シュパガットの隣のスーパーを食の拠点として生きた)。テルアビブのメインストリートのロスチャイルド通りはすぐそこだし、そもそもシュパガットがあるナハラベンヤミン通り自体がいけてる。ハシゴしやすく、まずはここで一杯といった使い方がしやすい。

ナハラベンヤミン通りの雰囲気。
御ま品と書め
シュパガット/Shpagat
マーガレット・サッチャー/Margaret Thatcher/1320円(44 NIS)
シュパガットのFB
シュパガットの住所:Nahalat Binyamin St 43, Tel Aviv-Yafo, Israel