世界ごはんたべ記#プライド2号 トルコのバー「パランテズ」

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「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる、へんな食レポです。ふだんはセクシュアリティを無視して雑食しております。

「#プライド号」の特別企画がスタートした6月は、「プライド月間」とされています。せっかくなので、屋号をいじくりました。

6月スタートの「世界ごはんたべ記 #プライド号」では、世界の流れにのっかり、LGBTにかんするお店について書いてゆきます。



前回の記事「#プライド1号 イスラエルの音楽バー/デザイア」はこちら。「世界ごはんたべ記 #プライド号」の記事いちらん。ふだんの「世界ごはんたべ記」の記事いちらん

パランテズとは

イスタンブールの路地。

「パランテズ」は、トルコのイスタンブールにあるゲイフレンドリーバーだ。アルファベット(トルコ語)では「Parantez Bistro/パランテズ・ビストロ」と言っている。パランテ「ズ」なのかパランテ「ツ」なのかは、発音を確かめるサイトで何回きいてもわからなかった(というか、ツと言ってるひととズといってるひとが、2人ずついた)。よくわかんないので、「Z」に寄せてパランテ「ズ」とさせてもらった。勝手で申し訳ない。

パランテズのサイン。

パランテズには「括弧/かっこ」という意味があるらしい。「()」のことみたいだ。えらいもんで、お店の壁に「((パランテズ)))」と彫られてた。なんとなく秘密めいた感じがする。トルコでは同性愛が犯罪ではないけど、ゲイフレンドリーをアピールしてない。国民の9割以上がイスラム教徒ということも関係しているのか、ゲイ本人が自分をゲイと言わずにゲイ活動していたりする。「隠すべきこと」というバイブスを感じる。ヤリ口が、ちょっと日本に似ている。

パランテズとは別の、ゲイバーへの階段。秘密のサインみたいでおもしろい。

ゲイバーの雰囲気。@Rocinante Cafe Bar/イスタンブール

うってかわって、パランテズの外観。

パランテズは、コッソリした店名とは裏腹、がっつりレインボーフラッグを掲揚していた。あ、オッケーなんだ。と、それを見て思った。イスタンブールは東京くらい人口があって、娯楽はたいそうハッテンしている様子。人間(の数)しか勝たん、など思ったりした。ゲイフレンドリーとくさるほどアピールしているイスラエルのテルアビブ(人口40万)より、はっきりいってゲイ娯楽は充実していた(ギャップにやられたというのもあるけど)。

イスタンブールきってのダウンタウン、イスティラクル通り。道幅が広い。

何でもそうだけど、いちど可視化しないと、永遠になぞの気を使い続ける。それこそ不毛だ。「母子家庭」とか「そばアレルギー」とか、知ってオオさわぎする人、いるんだろうか。いたとして、どっちがマトモなんだろう。可視化とは、そこに向かう手段。だからあのダサい虹の旗は、おろしてはいけない(今のところ)。じぶんちのインテリアにレインボーフラッグとかぜったい採用しないけど、視覚で伝えるのはコミュニケーションとして必要だと思う。トーエックが何点とか、資格と同じことだ。

イスタンブールではトルコ国旗が多かった(カモメも)。

パランテズの雰囲気

パランテズの雰囲気。

そこそこ狭い道を通っていくバイク。

日常茶飯事、といった様子。

なかなかの住宅街ではある。

パランテズは、ヤングプロフェッショナルが集うイケてるバー、みたいなバイブスを感じた。訪れた時の状態を見るかぎりでは、ゲイバーには見えなかった。でもたしかにレインボーフラッグは見えた。店頭では、流しのポップコーン売り(?)のおっちゃんが、タバコをくわえてトウモロコシ(?)をポップさせてた。客がいたら仕事するだろそりゃ、という単純明快な営みをそこに見た。

なにやら美味しそうなものをこしらえてた、おっちゃん。サイジング次第で化けそう。

パランテズのメニュー

メニュー。

トガった隠れ家の店と勝手に思い込んでたし、メニューなんて無いかもと構えてた。でもいい方向に裏切られた。めちゃめちゃしっかりした写真付きのメニューがあり、トルコ語とはいえアルファベットなので、読めた。政府の方針(言語改革運動)の恩恵を、時を超えてダイレクトに受けたかたちとなる。感慨深い。「キューバリブレ」とか「ピニャコラーダ」とかあった。ハードロックカフェのメニューみたいだ。

白ワイン。378円(12トルコリラ)。

水。54円(3トルコリラ)。

余裕

イスタンブールの世界遺産、アヤソフィアにて。

イスタンブールへは、当時すんでいたイスラエルから旅行していた(飛行機で2時間くらいの距離)。真逆でおもしろかった。己ファーストで万人が読めないヘブライ語をわざわざ採用しつつ世界にはLGBTフレンドリーと上手に発表するかんじとは、真逆だった。あとなにより、ドリンクの値段が安い。イスラエルだと、ワインのグラス一杯で1200円くらいかかる。余裕を感じた(自分の懐に)。

LGBTフレンドリーな記事いちらん

パランテズの住所:Asmalı Mescit, Jurnal Sk. 1/A, 34430 Beyoğlu/İstanbul, Turkey

出演-おしながき-

パランテズ・ビストロ/Parantez Bistro
白ワイン/Negev Beer/12 TL(378円)
水/3 TL(54円)

次の記事:「#プライド3号 ギリシャのカフェバー/デル・ソル・カフェ」

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