「世界ごはんたべ記」の説明
「世界ごはんたべ記」は食レポです、と言ってよいのかもしれませんが、違う気もします。1エピソードにつき、1軒のお店を紹介します。「世界」と名乗っている手前、異国のお店も母国のお店も登場します。
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前回のエピソード「#94 アメリカの中華料理屋/明和」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら。
アップルビーズとは
アップルビーズの外観。
「アップルビーズ/Applebee’s Neighborhood Grill + Bar」はアメリカのチェーンレストラン。「カジュアルダイニング」がコンセプトとなっている。つまり「アメリカのファミレス」と言っていいと思う。
アップルビーズは、本当によく見かける(アメリカは広いので地域差は激しいかもしれないが)。店舗数は1700軒ほどあるらしい。サイゼリヤが1500軒程度なので(海外店舗含む)、アップルビーズは多いといっていいと思う。
アップルビーズの雰囲気
店内の雰囲気。
日本のファミレスみたいな雰囲気だ。というか日本のファミレスは北米のカジュアルダイニングレストランをお手本にしているらしいから、アップルビーズはファミレスの原型とも言える。
日本のファミレスに似てるといえど(というか日本が似せてるんだけども)、アップルビーズの照明は日本のファミレスみたいにバッキバキに明るくない。アメリカのレストランは日本と比べて暗めだ。ムーディーと言っておきたい。
アップルビーズのメニュー
写真つきで読みやすい。
タブレットでも注文可能。
アメリカの定番料理が勢揃い、という感じだ。おつまみ、サンドイッチ、ハンバーガー、パスタ、シーフード、ステーキetc。これでもかというくらい王道だ。でも、ちらほら怪しいやつがいる。収まりのよい変わり種たちが。
チキンワンタン・タコス
1021円/9.29ドル。
本来の「タコス/Tacos」はアメリカの定番料理で、こぶりのラップ(トルティーヤ)で具を包んで食べる。アメリカと国境を有するメキシコ由来の料理だ。アップルビーズのチキンワンタン・タコスには、揚げたワンタンに甘いチキンが含まれている。
食感が最高だった。
チキンにまぶされているソースは、ハニーマスタードソースのような、甘いチリソースのような味がする。ほかの具は、マヨネーズが無いコールスロー、ライム、コリアンダー。天才的な美味しさだった。
ケサディーヤ・バーガー
1307円/11.89ドル。
名前の通り、ケサディーヤのハンバーガーだ。ケサディーヤは、ラップ(トルティーヤ)でチーズを挟んで焼いた料理。メキシコ由来の。ちなみに、タコスもケサディーヤも、アメリカでは等しくポピュラーだ。
ふつうのチーズバーガーより好きかもしれない。
要するにトルティーヤのチーズバーガーと言っていいのかもしれない。ハンバーガーのバンズって大きすぎる時あるなと普段から思っていたので、この料理に対しての高感度は高かった。トマトやレタスは、タコスの具の時みたいに切られてた。
ザ・プライムリブ・ディッパー
1428円/12.99ドル。パンの表面に、焦げたチーズの柄がついていてかわいい。
これにディップして食べる。
この料理はべつに怪しくない。要するに「フレンチディップ」だ。薄切りの牛肉の「ステーキサンドイッチ」をグレイビー(ビーフコンソメに似てる)につけて食べる。アメリカのステーキサンドイッチ=日本の牛丼、と私はみなしている。
おもてなし
アップルビーズに入店すると、ウィルスミスの息子(ジャッキーチェンと共演していたほう)のような店員さんが、席まで案内してくれた。年は10代後半といったところで、アルバイトの人だと思う。変におもてなされたりしなくて心地よかった。
レモンが大量にぶら下がっていて、すこし動揺した。
今回のおしながき
アップルビーズ/Applebee’s Neighborhood Grill + Bar
チキンワンタン・タコス/CHICKEN WONTON TACOS/1021円(9.29 USD)
ケサディーヤ・バーガー/QUESADILLA BURGER/1307円(11.89 USD)
ザ・プライムリブ・ディッパー/THE PRIME RIB DIPPER/1428円(12.99 USD)
アップルビーズのHP