イスラエルには6つの県(地区)がある。ということで、各県の隠れた名所を選んでみました。カバー写真は「3. ガアシュ・ビーチ/中央県」です。文末の地図も併せてどうぞ。
1. サウロンの目(Ashalim Power Station)/南部県
映画「ロード・オブ・ザ・リング」の「サウロンの目」に似ているので、そう呼ばれている。正式名称は「アシュリム太陽光発電所/Ashalim Power Station」。イスラエルの南半分を占めるネゲヴ砂漠の真ん中にあるアシュリム太陽光発電所の、塔のてっぺんがサウロンの目。ふもとに設置された約5万枚の鏡の光を一点に集めていて、目ちゃくちゃ明るい。肉眼で見たら、炎天下のネゲヴ砂漠が曇って見える。もはや超常現象。
2. スイスの森(The Swiss Forest)/北部県
イスラエルの琵琶湖「ガリラヤ湖」の西側にあるのが、スイスの森。スイスのユダヤ人による土地売買を記念している。1928年に創立。3ワードでスイスの森を表現したら、湖、山、牛、となる。スイスの森は、えらいもんでイスラエルっぽくない。しかしスイスでもない(スイスに行ったことがないので)。行ったことがある場所で例えると、やっぱ滋賀県だった。比叡山(ひえいざん)から琵琶湖を眺めるときの感じに似てた。
3. ガアシュ・ビーチ(Ga’ash Beach)/中央県
ガアシュ・ビーチは、イスラエルで最も有名なヌーディストビーチ。とはいえ水着を着ている人もいるし、女・子供・ゲイもいる。温泉みたいな感覚かな? 車が無いと行けない。
4. ディゼンゴフ・センター(Dizengoff Center)/テルアビブ県
イスラエルの東京「テルアビブ」にあるショッピングモールが、ディゼンゴフ・センター。イスラエルで最初に作られたショッピングモールだ。とにかく広い。1日の来場者数は約4万人らしい(ディズニーランドかっ)。世界で2店舗目となる直営店!…と騒がれた任天堂公式ストア(4F)では、スマブラで遊べた。
5. エルヴィス・アメリカン・ダイナー(Elvis American Diner)/エルサレム県
“エルビス・プレスリーが好きすぎるイスラエルのハンバーガー屋「Elvis American Diner」“というタイトルの記事を書いた(2019年)。今でもタイトルに異論は無い。エルヴィス・アメリカン・ダイナーは「街で最高のハンバーガー/The best burger in town」を謳っているが、フムスも美味い。あと多分、本当にエルヴィス・プレスリーが好きな人がやってる。
6. ティコティン日本美術館(Tikotin Museum of Japanese Art)/ハイファ県
「中東で唯一、日本美術に特化した美術館」と言われているのが、ティコティン日本美術館。オランダ人のフェリックス・ティコティンが1959年に創設した。売店におすもうさんのグッズが売っていて、雑貨屋のロフトを思い出す。そういえば力士の如くぶつかられたのも、ティコティン日本美術館だった。体調を崩したおじさんが私にむかって倒れてきたのだ。あの時は本当にびっくり!
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