京都発祥のコーヒーチェーンである「小川珈琲」。アメリカ・マサチューセッツ州のボストンより、海外初進出の店舗「小川珈琲・ボストン店/Ogawa Coffee Boston/Ogawa Coffee USA」を紹介します。
そもそも小川珈琲とは
小川珈琲・本店の外観。
「小川珈琲/小川コーヒー」は、京都発祥のコーヒーチェーン。京都市内に住んでいる人なら、一度は見かけたことがあるコーヒーチェーンだと思う。カフェよりは喫茶店としての印象が強い。西京極(にしきょうごく)という地域に本店があるのだが、地域の喫茶店という感じで、すこぶる良い。
小川珈琲・ボストン店とは
小川珈琲・ボストン店の外観。
そんな小川珈琲の海外店舗の一号店が「小川珈琲・ボストン店/Ogawa Coffee Boston」。「Ogawa Coffee USA」とも呼ばれている。2015年5月22日に、ボストンのダウンタウン(京都でいう四条河原町)にオープンした。
小川珈琲・ボストン店のある、ミルク通り。
ちなみにボストンは京都の姉妹都市で、(ハーバード大学がある)マサチューセッツ州の州都でもある。トランプ元大統領をディスる側の地域で、相当リベラル。あからさまにLGBTフレンドリーだし、わりとこれみよがしにレインボーフラッグがはためく。
住宅街のレインボーフラッグ。
小川珈琲・ボストン店の雰囲気
小川珈琲・ボストン店の看板。
小川珈琲・ボストン店は、アメリカのダウンタウンに溶け込んでいる。外見は普通のアメリカのカフェ。看板や窓に「Ogawa Coffee」とあり、それ以外に目立った「小川」の要素は無い。へんに日本風とかじゃなくてクール。
店内の雰囲気。
窓際の席。
さりげなくアジアンなインテリア。
壁に寄せ書き。
いい感じのカウンター席。
店内には、コーヒーの匂いとアンビエントなBGMが漂っていた。無駄に高い天井を目の当たりにして「あ、アメリカだな」と感じる。なんとなく、2021年に京都に進出したNY発祥の「シティベーカリー」を彷彿とさせる。
棚には小川珈琲グッズ
オリジナルブレンド。13.50ドル/1485円。
小川珈琲・ボストン店のメニュー
メニューは完全にアメリカのカフェ。コーヒー、お茶、ラテ、エスプレッソetc。パンなども売っている(タイミングによって、ちょっとした料理も売っているらしい)。アメリカにはまだ本格上陸していない「ほうじ茶ラテ」があった。この感じ、「日本でサビーフが売っている」みたいな感じだ(どんな感じだ)。なお、支払いは現金不可。
パンの棚。
京都ハウスブレンド
385円/3.50ドル。
小川珈琲・ボストン店のコーヒーの看板アイテムと思われる「京都ハウスブレンド/Kyoto House Blend」を飲んだ(とくに何の振りも無く、商品がしれっとKyotoを名乗ってる感じが良い)。酸味があってスッキリしていてずっと飲める。クロワッサンは温めてもらえる。全世界共通な、おいしいクロワッサンの味。
クロワッサン。357円/3.25ドル。
カナビスト
小川珈琲・ボストン店は、京都とか日本とかをゴリ押していない。それがよかった。入りは普通のアメリカのカフェ。でも注文をしたり、グッズやインテリアを見ているとじわじわ気づく京都感。このさりげなさが◎ あと、全く関係ないが、お店の反対側には娯楽用のマリファナ屋があった(マサチューセッツ州では合法)。
マリファナ屋「カナビスト」。
御ま品と書め
小川珈琲・ボストン店/Ogawa Coffee Boston/Ogawa Coffee USA
京都ハウスブレンド/Kyoto House Blend/385円(3.50 USD)
クロワッサン/Croissant/357円(3.25 USD)
小川珈琲・ボストン店のHP
小川珈琲・ボストン店の住所:10 Milk St, Boston, MA 02108
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