世界ごはんたべ記#104 東京のからし焼屋「とん八」

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「世界ごはんたべ記」の説明

「世界ごはんたべ記」は食レポです、と言ってよい気がしますが、違う気もします。1エピソードにつき、1軒のお店を紹介します。「世界」と名乗っている手前、異国のお店も母国のお店も登場します。



前回のエピソード「#103 東京のお好み焼き屋/宏月」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

とん八とは

とん八の外観。

「とん八」は、「元祖からし焼・とん八」として知られている。「からし焼」で有名なお店だ。有名というか、元祖と言われている(し、言っている)。「からし焼」は、東京都北区の十条あたりのソウルフードと言われている。これはもう郷土料理と言ってもよくて、実際に、とん八は「郷土料理屋」とも言われている。

とん八の雰囲気

店内の様子。

居酒屋とか食堂とか言ってもいいかもしれない。元々はトンカツ屋だったという噂を聞いた。今もそうだとしても別に疑わない。でも、エントランスで目立っていた、からし色のオーニングの日本語が何よりのステートメントなので、そのままリスペクトしたい。「元祖 からし焼 とん八」。

からし色のオーニング。

とん八のメニュー

メニュー。

完全に「からし焼」がメイン。からし焼の専門店と名乗ってもいいように思う。潔くて簡潔で、とても読みやすかった。読む前から食うと決めていたからし焼きを、今一度キメて唱える。2年ぶりに再会した大学の同級生と、あのサークルにいた頃と比べると食が細くなったね、からし焼きが多かったら怖いね、など言いながら、待った。

からし焼き

800円。

いかがわしいテクスチャだ。

からし焼は、怖かった。とても美味しそうだったし、印象を遥か上回る美味しさだった。生姜焼きと麻婆豆腐にニンニクをあきれるほど投入したような食べ物で、塩味、甘味、酸味、苦味、辛味、旨味、脂肪、ぜんぶ感じた。全能味。チャートで味を表現するなら、後光がさすほど完全無欠な7角形が出来あがる。ニンニクが苦味となって現れるほどの気配でゾクゾクした。つまり美味しすぎた。

あのサークル

サークルの活動記録。学校でBBQをした。

彼(同級生)と私は、大学で同じサークルに入っていた。「飽食の時代サークル」というサークルで、メンバーは2名。卒業と同時に廃部となったサークルのOBである我々の食欲は衰えてはいなかったのかもしれないが、内臓がそれに追いついてないことを自覚するほどには、我々は育った。おかわりなどせず完食し、おとなしくパレスチナ料理屋へと向かったのだった。

今回のおしながき

元祖からし焼・とん八
からし焼/800円

とん八の住所:東京都北区東十条3丁目17−9

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