「世界ごはんたべ記」の説明
「世界ごはんたべ記」は食レポです、と言ってよい気がしますが、違う気もします。1エピソードにつき、1軒のお店を紹介します。「世界」と名乗っている手前、異国のお店も母国のお店も登場します。
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前回のエピソード「#102 東京の居酒屋/味の王道」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら。
宏月とは
宏月の看板。
「宏月/こうげつ」は、東京都足立区にあるお好み焼き屋さんだ。焼きそばやもんじゃ焼きもある。足立区発祥の料理「文化フライ」を食べられるお店として有名だ。文化フライとは、小麦粉を練ったものにパン粉をつけて揚げた料理。宏月を知るきっかけは文化フライだった。調べていたら、このお店にたどり着いた。
宏月の雰囲気
宏月の外観。
鉄板。
宏月は、商店街の路地裏にある。シブヤ! シンジュク! らとはまた違う東京にある(路地裏だから東京がどうとかいう次元ではないけれど)。住宅とお好み焼きと油の香りが漂う空間に、山下達郎やマイケルジャクソンが流れていた。時代のせいで客の数は多くはなかったが、繁盛しているお店だということは伺えた。
宏月のメニュー
料理のメニュー。1/2。
料理のメニュー。2/2。
へたをすると「文化フライのお店」のような印象さえあったが、メニューを見るとやっぱりお好み焼き屋だった(その前に雰囲気からしてもうそれだったけれど)。お好み焼き、もんじゃ焼き、鉄板焼き、かなり充実している。文化フライは2本からの注文となっていた。1本220円。高校時代の京都市バスと同じ値段で懐かしい。
文化フライ
文化フライ。
文化フライのテクスチャ。
お好み焼き屋の美味しそうな匂いや風味を閉じ込めた塊を食べている感じがした。とても美味しい。酸味と甘味が強めのソースをくぐっていて、なお美味しい。文化フライ味のガムとかが存在しても、個人的にはそんなにぎょっとしない美味しさだ。バニラアイスとかシナモンとかをかけても美味しいと思う。
文化フライの断面。
今回のおしながき
宏月
文化フライ/220円
宏月の住所:東京都足立区千住3丁目68
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