世界ごはんたべ記#102 東京の居酒屋「味の王道」

「世界ごはんたべ記」の説明

「世界ごはんたべ記」は食レポです、と言ってよい気がしますが、違う気もします。1エピソードにつき、1軒のお店を紹介します。「世界」と名乗っている手前、異国のお店も母国のお店も登場します。



前回のエピソード「#101 東京のパン屋/立石バーガー」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

味の王道とは

味の王道の看板。

「味の王道」は、東京の月島にある居酒屋だ。月島といえばもんじゃ焼きが有名だが、実はレバーフライも有名だ。そんなレバーフライで有名なお店が「味の王道」。有名な要素がたくさんつまっている。

味の王道の雰囲気

味の王道の外観。

情報量が豊か、というのが第一印象だった。文字を読むのが好きで好きでしかたない人が見たら、もしかしたら、堪らなく愛おしい外観かもしれない。私も、どちらかというと、嫌いと言うわけにはいかないと言わざるを得ないかもしれないと言えそうな気がしなくもない(嫌い<好き)。

平成末期のハンターハンターを彷彿とさせる文字量。

いつかどこかで読んだディスレクシアの人たちの文字の見え方の例を思い出させるようなビジュアルだった。

味の王道のメニュー

時代のせいで、入店して飲食することはできなかった。どうにかお邪魔しようとすると、ああいらっしゃいという感じでお店の人が対応してくれた。「レバーフライ1つ下さい」と言ったら、「増量で、4なら、1枚ですが、1です?」みたいに教えてくれた。私がお店のルールを知らなさすぎて後手後手だったが、最終的に1枚のレバーフライの注文に成功した。

レバーフライ

レバーフライ。190円。

レバーフライのテクスチャ。

アルミホイルに乗った紅生姜。

10分ほどでレバーフライが提供された。折蓋(おりぶた)タイプのフードパックをガシャつかせながら味わった。牛レバーの味がする牛レバー、分厚くてザクザクした衣、付け合わせの紅生姜の中心部分に青のりが着地していて、感動した。この一品にどれだけの神経が使われたのだろう。考えながら食べると、味わいが深くなった。親戚の赤ちゃんを抱っこするときの私よりは、絶対に神経を使っているはずだ。

肉とはまた違ったテクスチャだった。とても美味しい。

今回のおしながき

味の王道
レバーフライ/190円

味の王道のHP

味の王道の住所:東京都中央区月島1丁目16−5

関連記事

居酒屋の記事一覧
東京のお店の記事一覧

次のエピソード「#103 東京のお好み焼き屋/宏月」