京都・四条河原町(しじょうかわらまち)にある、たらこパスタ/たらこスパゲティの専門店「罪なたらすぱ・河原町本店」を紹介します。タラモサラタ、たら天、看板メニューの「罪なたらすぱ」を食べます。
罪なたらすぱ・河原町本店とは
罪なたらすぱ・河原町本店の外観。
たらこパスタ専門店のチェーン「罪なたらすぱ」の京都初進出となる店舗が、罪なたらすぱ・河原町本店。東京・西麻布の洋食店「麻布笄軒/あざぶこうがいけん」のオーナーシェフである森山裕介氏がプロデュースした(と説明があった)。
罪なたらすぱ・河原町本店は、京都最大の繁華街「四条河原町/しじょうかわらまち」の中でも特に観光客が多い「六角通り」にある。
お店の前にあるメニュー。
罪なたらすぱ・河原町本店の雰囲気
お店の外観。
和風でモダンで小きれいなお店がある! と、目がすぐ見つけた。店内はクリスプでコンテンポラリ。清潔感があり、おならとかできそうにない。うどん屋とイタリアンレストランの間みたいな雰囲気だ(元気の出そうなジャズが流れている)。
店内の雰囲気。麺っぽい匂いがする。
罪なたらすぱ・河原町本店のメニュー
表。
裏。
たらこパスタ7種類(7つの大罪とかけている)、サイド4種類、裏メニューのたらこパスタ7種類、といった構成。トッピングも可能。裏メニューは「罪の上塗り」と命名されており、トッピングの参考例としても参照できる。
テーブルのQRコード。
注文はテーブルのQRコードを読み取って、完全に自動で行うスタイル(口頭での注文も不可能ではない)。料理と一緒に紙のレシートが運ばれてくるので、お会計の時は、無人レジでそのレシートを使う。
プチプチタラモサラダ
280円。その正体は、タラモサラタ。
ギリシャのたらこ料理「タラモサラタ/Taramasalata」があって、つい頼んでしまった。タラモサラタはポテサラにたらこを混ぜたような料理で、地中海料理としても認識されている(ギリシャは地中海に面している)。
私が住んでいたイスラエルという国も地中海に面していて、タラモサラタはどちらかというと親しい印象だったので、そういう意味で久しぶり…と、つい頼んでしまった。味は、ポテサラ+たらこ。かなり美味しい。
とびこ。
タラモサラタの上に乗っているとびこが驚くほどプチプチしていて、さすがプチプチと名乗っているだけある! と思った。大喜利も楽しかった(たらこ→ギリシャのタラモサラタ→日本のポテトサラダ→とびこを乗せてプチプチタラモサラダ)。
たら天
200円。
そのまんま、たらの天ぷら。身がボロボロじゃなくて硬めで、私の好みだった。テーブルに置いてあるピンクソルトで食べて優勝した。それにしてもこのお店でたら天って、親子丼の親が出てきた! みたいな感じだ。ありそうでなかったセンセーション。
たら天のテクスチャ。
罪なたらすぱ
780円。
「王道明太クリーム」にいきかけたが、それよりも王道の看板メニューが「罪なたらすぱ」だったので注文した。たらこパスタを知ってる人に文句を言わせない、圧倒的な美味しさ。惜しみないバターとたらこの風味と量。美味しすぎて謝りたい。
デフォルト装備の割り箸ですする。
麺のガタイがよくて、噛んでいて楽しかった。普通のスパゲティーのたらこパスタより美味しいと思う。さらにとびこの食感も加わって、歯が咀嚼のバイブレーションを喜んでいる。
付け合わせには、とびこの他にも、茗荷(みょうが)、大葉、海苔が含まれる。およそ日本のたらこパスタに含まれるであろう全てを兼ね備えていて、隙がなかった。1000円でも全然いいと思う。
パスタ愛されすぎ=もう日本料理でいい
お皿も綺麗。
カナダのネットフリックスのグルメ番組「Restaurants on the Edge/崖っぷち! レストラン」で、シェフのデニス・プレスコットが「パスタを嫌いな人はいない」と明言していた。まあ確かにと思った。
パスタは愛されすぎるあまり各国で独自進化を遂げていて、かわいいと私は思っている。たらこパスタはジャパニーズパスタの代表格。もうそろそろ日本料理と言わせてあげていいのでは(日本国外で洋食はジャパニーズフードなわけだし)。
だから罪なたらすぱは「現代日本料理/Modern Japanese Cuisine」のお店だと思う。もし私の友達がここに食べに行く際には、あそびの効いたサイドメニューでもしっかり遊んできよし、と伝えたい。
御ま品と書め
罪なたらすぱ・河原町本店
プチプチタラモサラダ/280円
たら天/200円
罪なたらすぱ/780円
罪なたらすぱのインスタグラム
罪なたらすぱ・河原町本店の住所:京都府京都市中京区松ケ枝町452 NTビル 1F
関連記事
・パスタの記事一覧
・京都のお店の記事一覧
・チェーン店の記事一覧