京都の現代アート専門ギャラリー「MtK Contemporary Art」に行ってみた

いつもはへんな食レポなど書いています、ライターのがぅちゃんです。

京都のアートが集結するホットスポット「岡崎」にて、2021年3月にオープンした現代アート専門のギャラリー「MtK Contemporary Art」。施設の概要を説明しつつ、オープニング展覧会「太陽」の様子を紹介します。

「MtK Contemporary Art」とは

「MtK Contemporary Art」の看板。

「MtK Contemporary Art」は、京都の文教地区である「岡崎」にて、2021年3月にオープンした現代アート専門のギャラリー。京都に拠点を置く自動車販売事業者「株式会社マツシマホールディングス」によって運営されている。ディレクションは現代美術作家の鬼頭健吾。国内外のアーティストの個展やグループ展が開催される予定。

ギャラリー内の雰囲気。

岡崎には京都の教育関連施設が集結しており、特に芸術関係の施設が多い。「平安神宮」の周辺には、「京都市京セラ美術館」「京都国立近代美術館」「ロームシアター京都」といった、京都を代表する芸術関連の施設が集結する。京都大学からわりかし近く、地域の文化指数は高め。ダウンタウンの四条河原町からも近い(2kmほど)。

京都市京セラ美術館。

中から平安神宮の鳥居が見える。

Mtkのオープニングの展覧会「太陽」

「太陽」と書かれたエントランス。

「太陽」は、MtK Contemporary Artでは初となる展覧会。京都を代表する3人のアーティスト(鬼頭健吾、大庭大介、名和晃平)によるグループ展。2021年5月9日まで開催。「現代アートの系譜を京都を中心に捉え直す道筋を照らす」がテーマの展示会とされる。入場無料。

ギャラリーの外観。

まん前の庭も美しい。

名和晃平の作品

「PixCell-EVA-01/mixed media」。

名和晃平といえば透明の丸いブツブツのオブジェ。あのシリーズは「PixCell」という。「物体をガラスビーズで覆って映像の細胞に置き換える」という試みとされる。

映像の細胞に置き換えられた、EVA初号機。

入ってすぐのところに展示されており、目立っている。

脱線するが、私は宇多田ヒカルからエヴァに着地するほうの人間だ。

大庭大介の作品

「M/acrylic, oil paint on linen and panel」

「キャンバスを用いた彫刻」感が一番強かった。スマホケースだったら買う。「W Osaka」とか「エースホテル京都」とかのインテリアにありそうだ。

ホログラムが好きなので、これはたまらん。

「W Osaka」のカフェラウンジのメニューを思い出した。

これもよかった。「Untitled/acrylic, 24 carat gold foil, Lapis lazuli pigment on linen and panel」

ドュリドュリしてる。

ラピスラズリ…。ジブリ映画「耳をすませば」を思い出す。

鬼頭健吾の作品

「cartwheel galaxy/acrylic spray, glitter, glass on canvas」。

「ラメや蛍光色を用いて絵画のコスミックな広がりを感じさせる」という説明があった。小学校のときに文房具屋で買ったラメ入りの糊を思い出す。

やっぱり実物を見ると、テクスチャが感じられて楽しい。

名和晃平=

奥の串団子みたいなやつが、名和晃平の作品「Ether(Octagon)」。@新風館

完全に余談だが、「京都といえば名和晃平」みたいなイメージが(私に中に勝手に)すごいある。なぜなら、京都のショッピングモールの「新風館/しんぷうかん」にオブジェがあるからだ。新風館に行けば、名和晃平の巨大作品が2つ見られる(建築は隈研吾)。

観葉植物のお店にディスプレイされている、名和晃平の作品「Seed」。

新風館の雰囲気。

新風館にあるエースホテルの雰囲気もいい。(関係ないけど)

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MtK Contemporary Artの住所:京都市左京区岡崎南御所町20-1

まとめ

営業時間:10時半〜18時(月曜休み)
アクセス:地下鉄東西線「東山」駅より徒歩約10分
詳細はHPにて

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