アメリカ東海岸では有名なアジア系スーパーマーケット「金門超市」

アメリカの東海岸エリアで展開している、チャイニーズスーパーマーケットの「金門超市/Kam Man Food」。行けばアジアの各国を旅行した気分になれます(日本の商品もある)。金門超市の概要を解説しつつ、マサチューセッツ州・クインジーの店舗の様子も紹介します。

金門超市とは

金門超市・クインジー店の外観。

そもそもだが、「金門超市」は、英語では「Kam Man Food」と呼ぶ。省略して「KM Food」と呼ぶのもアリらしい。「金門超市」の英訳は「Golden Door Market」となっていた。ちょっとややこしいので、日本語では「カンマン・マーケット」という音で認識している。

「金門超市」は、一応は、「チャイニーズスーパーマーケット」ということになっている。しかしながら、中国以外の食品も幅広く取り扱っているので、「アジア系スーパー」と呼ぶほうがしっくりくる。アジア系(日本、韓国、タイetc)の料理を作りたければ、ここに行けば全て一気にそろう。

金門超市は食品以外も取り扱っている。日本の大豆由来の化粧品とか、たい焼きのホットプレートとか、東南アジアのカラフルなプラスチック製のイスとか、本当に幅広い商品が売っている。

日本の大豆由来の化粧品。

「タイ焼き」の「タイ」がちょっとややこしい。

カラフルなプラスチック製のイス。

金門超市の規模や店舗数

金門超市は、アメリカの「トライステートリージョン/Tri-State region*」で初めてオープンしたチャイニーズスーパーマーケットチェーンと言われている。トライステートリージョンとは、3つの州(ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネティカット州)が近隣する地域(というかニューヨークシティー)のことらしい。

金門超市の店舗はアメリカに4つある(Chinatown・ニューヨーク州、Edison・ニュージャージー州、East Hanover・ニュージャージー州、Quincy・マサチューセッツ州。※2021年7月時点)。これらの店舗は全て、東海岸エリアにある。本部は「Edison・ニュージャージー州」にあるそうだ。

ちなみに「Edison・ニュージャージー州」の店舗には(ショッピングモールのような規模らしい)、敷地内にレンタルビデオ屋もあったそうだ。えらいもんで、日本のエディオンみたいな情景が思い浮かぶ(似てそうで似てないとは思うけれども)。

金門超市・クインジー店

この記事で紹介するのは「金門超市・クインジー店」だ。マサチューセッツ州のボストンから頑張れば走っていける距離の「クインジー/Quincy」という町にある。「Quincy」の発音は「クインシー/quin-see」だと思っていたのだけれど、「クインジー/quin-zee」が正解らしい。cなのにzだ。ややこしい。

クインジーの雰囲気。ウォラストン・ビーチが有名。

ややこしいといえば、ドイツのアップルストアで買った私のラップトップのキーボードがドイツ語なので、zなのにyだ(zの場所にyがある。そのyをタイプするとzが入力できる)。ほぼ関係の無い謎の話で申し訳ない。「cなのにzだ、zなのにyだ」。このリズムを伝えたかった。

どうでもよいが、クインジー、覚えておいてほしい。

クインジー店の外観

金門超市・クインジー店の外観。

お店の外に待機しているカート。

「金門超市/Kam Man Food」。

金門超市・クインジー店は、大きい。スーパーマーケットと言うよりはショッピングモールといった佇まいだ(アメリカのスーパーマーケットは大きいとはいえ、その大きさよりもガタイがでかい。アジア系! というプレミア感も後押ししているのかもしれない。とにかく色んな意味ででかい)。

敷地内にはカラオケもある。

クインジー店の内部

パリッと明るい。

旅行代理店や携帯ショップなどもある。

ありとあらゆる調理器具。

シーフード売り場。

品数も豊富だ。

中国の空港のような匂いがした(乗り換えで行ったことしかないけど)。八角ではあるがそれだけではない。アメリカの香りではないことは確かだ。従業員はアジア系のおっちゃんやおばちゃんが多い。ぱっと見・ぱっと聞きでは、アメリカ語を話していない。中国に行ったことがない私からすると、中国に来たような気分が味わえた。

中国のインテリア。

日本の商品も売っている

「豆乳発酵液パワー!」。

日本のコーナーのようになっているエリアがあり、探すよりも先にあっちからジャパニーズが飛び込んでくる。「豆乳発酵液パワー!」と、元HKT48の指原莉乃が言っていた。このスペースだけ日本のコンビニの棚がワープしてきたような感じになっている。広告の雰囲気からして、時空もちょっと超えている感じだった。

売り場の雰囲気。

ものすごくリアルな売られ方だ。

餃子の材料が一度にそろう嬉しさ

金門超市・クインジー店で売られていた、餃子の皮。

餃子の皮のそばに、たくさんの中華そば。

アメリカの普通のスーパーは、「餃子の材料が売っているのが普通」という状況ではない。餃子の材料確保の難易度は、高いというわけではないけれど、決して低くもない。例えばこれは、日本でアメリカ流のタコスをなんやかんやしようとするのと、同じようなことだ。制作にはちょびっとの知恵と勇気がいる。

餃子と全く関係ないけど、おでんパーティもできそうだ! すごいぞ金門超市!

金門超市での餃子の材料探しに努力はいらない。餃子の皮、求めてる肉、最低限の野菜、最低限の調味料、店内を歩いてるだけで、あっちからカートに乗り込んでくる(嘘つけ!)。私は、アメリカでニラを手に入れるハードルは高いと思っている。金門超市で当然のように売られるニラの束をみつけた時は、嬉しかった。

ニラを見て嬉しくなることなんて、そうそう無い。金門超市で買ったニラなら、花瓶に活けてあげたってよい。

でもニラは買ってない。というか嬉しすぎて余計な物をいろいろ買ってしまった。

餃子はちゃんと作った(ありがとう白菜)。

嬉しすぎて寄り道もしてしまったけど。

餃子の皮ピッツァなのだ!! (なんてこったのOMG!)

金門超市・クインジー店の地図。

金門超市・クインジー店のまとめ

・営業時間:毎日8時半〜19時半
・電話番号:(617)328-1533
・住所:219 Quincy Ave, Quincy, MA 02169, United States
金門超市・クインジー店のHP

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