世界ごはんたべ記#78 大阪のフレンチジャパニーズビストロ「赤白」

「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」はライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを感じたか、など自由に書いています。


海外での生活が長いので、異国のお店はよく登場すると思います。でも「世界」と名乗っている手前、母国のお店もたくさん発表していきたいです(か?)。



前回の記事「#77 大阪の居酒屋/大衆食堂スタンドそのだ」はこちら。「世界ごはんたべ記」の記事一覧はこちら

赤白の概要

赤白・心斎橋PARCO店@心斎橋ネオン食堂街。

「赤白/こうはく」は「フレンチおでん」で有名な飲食店だ。私の耳と目にも「フレンチおでん」のお店としてやってきてた。「フレンチおでん」なんて言うと、フレンチなのか、おでんなのか、という疑問が生じるかもしれない。でも赤白は、フランス料理屋ではないし、おでん屋でもない。色だとしたら、まじりっけないピンクだし、「フュージョンフレンチジャパニーズ」と言えばそれまでなのかもしれない。

店内の雰囲気。

「創作居酒屋」「和風バル」「ビストロ」「フレンチ居酒屋」といった表現が、赤白の説明に当てはまる気がする。この中なら、「ビストロ」が一番しっくりくるのかもしれない(フランスのビストロは日本でいう大衆食堂のような感覚らしい)。入店すると、「エリーゼのために」が、映画「バーレスク」でシェールが歌ってた曲調で流れていた。ドラァグクイーンショーありの酒場に来た気分だった。

映画「バーレスク」でシェールが歌ってた曲。

赤白の料理

赤白のメニュー。

赤白の夏メニュー。

ワインの説明がわかりやすかった。

日本独自の料理である「洋食」や「和食」をフレンチでアプローチした創作料理、といった印象をうけた。むかし住んでいた中東のイスラエルのフレンチイタリアンレバントビストロで「メディタレニアン・サシミ」を食べたときのことを思い出す。赤白への導入が「フレンチおでん」経由だと、その後のメニュー読解がすんなりいった。おでん屋ではないことは、たぶん確実だ。居酒屋でもない。フレンチの要素が強い。でも洋食屋かもしれない、だとしたらビストロなのだろう。

フレンチおでん・大根/ポルチーニ茸のクリームソース

こう見えて180円。

入店してる最中に、「おすすめってありますか?」と店員さんに聞いてみた。すると迷いなく教えてくれたのが「フレンチおでん・大根/ポルチーニ茸のクリームソース」だった。コンソメ風味の大根のおでんに、ポルチーニ茸のクリームソースがかかっている。「ポルチーニ茸とはこういうものですよ」というお手本のような風味だった。10分後とかに歯の隙間からポルチーニ茸がはえてきそうな濃厚さ。大根の色と食感は完全におでんだった。

割るとおでんが現れる。

フォアグラの茶碗蒸し/キノコの和風あんかけ

380円。「フレンチオニオンスープ」とかが登場しそうな佇まいだ。

もちろん、茶碗蒸しが現れた。

「フレンチおでん・大根」をおすすめしてくれた店員さんが矢継ぎ早に紹介してくれたのが「フォアグラの茶碗蒸し/キノコの和風あんかけ」だった。けっこうなフォアグラの風味がした。動物性の旨味がすごい。和食をヴィーガン料理と捉えている人にとってはショックな美味しさだ。口の中はもう、生えてきたポルチーニ茸の周辺を太ったガチョウがつついてるような状態だったけど、トゥルトゥルな「キノコの和風あんかけ」が鮮やかに洗していった。

味はたしかに茶碗蒸し。

インダルジなキノコ

土砂崩れと洪水のような怒涛の山フレーバーを体感した後、歯にキノコが挟まっていないか念入りに確かめた。まさかキノコが生えてくるなんて本当に信じているわけではないけれど、放っておくとそこからキノコが成長しつづけそうな口中環境ではあった。不快ではない。インダルジしたと呼ぶにふさわしい、贅沢極まりない状態だった。食後にガムは噛まないでおいた、なんとなく。

水をたくさん飲んでおいた。

赤白・心斎橋PARCO店@心斎橋ネオン食堂街の住所:大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋ネオン食堂街 B2F

出演-おしながき-

赤白・心斎橋PARCO店@心斎橋ネオン食堂街
フレンチおでん・大根 ポルチーニ茸のクリームソース/180円
フォアグラの茶碗蒸し キノコの和風あんかけ/380円

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