世界ごはんたべ記#1 アメリカの海鮮料理屋「キャプテン・カルロス」

「世界ごはんたべ記」のせつめい

「世界ごはんたべ記」は、ライターのがぅちゃんによる外食の記録です。どんなお店で何を食べたか、どんなことを思ったか……などなど、じゆうに書いています。

海外ぐらしが長いので、異国のお店はひんぱんに登場します。とはいえ「世界」と名乗っている手前、どんな国のお店でも発表していかねばなぁと思っています(……か?)。



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キャプテン・カルロス

がぅちゃんはいま、アメリカの東海岸にいる。地域でいう「ニューイングランド地方」、州でいう「マサチューセッツ州」。マサチューセッツ州には、ハーバード大学とか、トリップアドバイザーの本社とか、そうそうたる組織がたくさんある。

マサチューセッツ州の州都・ボストンの街並み。

海辺も素敵。

ボストンで有名なマサチューセッツ州の、「エセックス郡」にある「グロスター」という町に行った。グロスターは州の右端で北大西洋に面してる。人口は3万人くらいだけど、夏場は観光客でにぎわうらしい(実際にぎわってた)。

グロスターのランドマーク「フィッシャーマンズ・メモリアル」。

この像は「Man at the Wheel」と呼ばれてる。

像が見ている景色。

グロスターにおける地元の名店、それが「キャプテン・カルロス/Captain Carlo’s」。ニューイングランド地方ではロブスターとかハマグリとかがご当地グルメなんだけど、このお店はそういうローカルシーフードの人気店。

キャプテン・カルロスの雰囲気。

夏場のニューイングランド地方のレストランのテラス席は、だいたいパラソル全開。パラソルには「サミュエル・アダムス」って書いてあるのがおおい。これは、ボストンに拠点を置くビール会社。京都の「おたべ」みたいなもんかな。

(ポケモンの)ドククラゲに囲まれたような気持ち。

キャプテン・カルロスのサービスはコロナ仕様になってて、店員さんにかまってほしいときは札を立てる。とても合理的。(最近は)お店によっては、紙のメニューが無いこともあるけれど、ここでは、頼めば一枚くれはった。

札。「ソーシャルディスタンスしなきゃだけど心は近くありたい」など書かれてる。

裏は「このテーブルは担当スタッフにより殺菌済」と書かれてた。

メニュー(表)。

メニュー(裏)。

ところで、紙製のランチョンマットがかわいかった。ロブスターの食べ方を写真付きで解説してくれてて、ロブスターのトリビアとかも記載されてた。「甲羅を割れ、関節をねじりちぎれ、ハサミとハラを食え」など書いてあった。

ランチョンマット。(こういう下敷きあったら欲しいかも)

ロブスターのやりかた。

ロブスターのトリビア。「100歳まで生きれる」とか書かれてる。

クラムチャウダー

ロブスターの食べ方ふむふむ……という感じのときに、クラムチャウダーがやってきた。クラムチャウダーは、このニューイングランド地方が発祥と言われてる。脂肪分多めの牛乳てきなスープにハマグリが入ってる。ほぼクリームシチューだな。

クラムチャウダー。このタイプの食器は、クラムチャウダーのデフォルト。

ジャガイモも入ってて、なおクリームシチュー。ほおばるとベロが大やけどした。

クラムチャウダーを頼んだら、だいたいどのお店でも、ほぼ絶対一緒についてくるのが「オイスター・クラッカー」。 「オイスター/牡蠣」という名前の起源は、2020年時点ではまだ明らかになってない。形が牡蠣に似てる説……などあるみたいだが。

オイスター・クラッカー。

コーンポタージュのクルトンのように消費する。

茹でロブスター

ロブスターはもう、でっかいザリガニ。たとえば小学校のクラスとかで飼ってるザリガニを水槽から取り出して皿に置いてビッグライトを照らしつけた! ……みたいな夢のあるサイズ。初対面だったからか、ロブスターは真っ赤になってた。

はじめましてです。フライドポテト&コールスローつき。

フライドポテト&コールスロー。左のはケチャップ。

ロブスターの実をひたす、ガーリックバターソース。

それにしてもでっかいはさみ。

腕の関節。

裏がえしても真っ赤っか。

ランチョンマットの指示通り、「割る器」と「ポセイドン」でロブスターの実をほじくり出す。ザリガニ潰しをしてた不良時代を思い出してごめんねの気持ちになったけど、ぶりんぶりんのハラをえぐり出したときには、すっかり気分が晴れてた。

「割る器」。ロブスターのハサミを挟んで、握り割る。

「ポセイドン」というより「ロンギヌス」か。(※どっちも正式名称じゃない)

腕の関節の実を、ポセイドンでほじくる。

ロブスターのハラ。(オニオンがからまってる)

ねじりちぎるッ

ぶりんと出たハラの実。

殻と実。

ロブスターってダンゴムシだな。というのが、率直な感想。ダンゴムシを美味しそうと思ったことは一度もないのだけれど。サイズや色が違うといろいろ違って見えてくる。アンパンマンが美味しそうではないのと同じか。不思議なことだ。

食べ終わったあとは、戦でもあったかのような状態。

ロブスターからこぼれた紅蓮の塊。「内子(卵巣)」と呼ばれる部分らしい。

揚げハマグリ

ロブスターに気をとられがちだけど、揚げハマグリも主役級の王道料理。なんだったらロブスターより人気かも(値段はロブスターより高かった)。英語では「CLAM PLATE」という名前で、「ハマグリプレート」のような意味。

フライドハマグリ(とフライドポテト)。このルックスが基本。

出演-おしな・がき-

キャプテン・カルロス/Captain Carlo’s
クラムチャウダー/CLAM CHOWDER/6 USD
茹でロブスター/1.25LB LOBSTER DINNER/28 USD
揚げハマグリ/CLAM PLATE/30 USD

キャプテン・カルロスの位置。

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