アメリカ東海岸・ニューハンプシャー州に行ってきました、ライターのがぅちゃんです。
ニューハンプシャー州のいけてるキャンプ場@Joe’s Hideaway。
アメリカの田舎に今でも多い、伝統的な雑貨屋の「ジェネラルストア」。ニューハンプシャー州の人口千人の町「ワシントン」にある生粋のジェネラルストアを訪れ、アメリカの王道グルメを堪能しました。(料理紹介あり)
もくじ
★ジェネラルストアとは
★東海岸のニューハンプシャー州へ
★ワシントン村のジェネラルストア「General Store」
・外観
・中の様子
・メニュー(チーズバーガー/チキン・フィンガーズ/チーズ・ステーキ /チリ・チーズ・フライズ)
ジェネラルストアとは
「ジェネラルストア/General Store」は、アメリカの田舎に多い小規模のお店のことです(アメリカ国外にもある)。地域の日常生活の必需品を取り扱っているのが一般的。日本の「万屋(よろずや)」「雑貨屋」 などに匹敵します。
古き良きジェネラルストアを説明している動画。
ジェネラルストアはアメリカでは特別な存在で、1900年頃に自動車が普及するまでは、田舎の農家の生命線のような役割だったと言われています。しかし今では「風情のある伝統的なお店」といった状態。日本の「駄菓子屋」みたいなものでしょうか。
現代のジェネラルストア。@ニューハンプシャー州
ちなみに、ジェネラルストアは英語で「General Dealer/ジェネラルディーラー」「Village Shop/ビレッジショップ」などとも呼ばれます。単語の「General/ジェネラル/ゼネラル」には「一般的な」という意味があります。
ゼネラルと言えば、米国最大級の企業「ゼネラル・エレクトリック/GE」。↑ロゴ Image:CC0
アメリカの冷蔵庫はだいたい、ゼネラル・エレクトリック。
とてもシンプルなつくり。上が冷凍、下が冷蔵。
東海岸のニューハンプシャー州へ
アメリカの東側一帯の地域を「東海岸/East Coast/イーストコースト」と呼びます。ヒップホップ発祥のNYを含む「イーストコースト」はラップのジャンルとしても有名な言葉で、「イーストコースト=NYのラップ」のようなイメージも存在します。
イーストコーストの代表的な音楽。NYのきびしい生活を綴るエッセイのような曲。
話がやや脱線しましたが、東海岸にある「ニューイングランド地方/New England」に含まれている6州のひとつが、「ニューハンプシャー州/NH/New Hampshire」です。
赤:ニューイングランド地方。青:ニューハンプシャー州。Original image:CC0
「アメリカ東海岸のニューイングランド地方のニューハンプシャー州」を日本で例えるなら、「東日本の関東地区の埼玉県」のような感じ。「山と大自然」というイメージが強く、夏場はアメリカグマ(Black Bear)が民家のエリアに出没したりします。
ニューハンプシャー州のだいたいの道路。(もちろん都会もある)
そんなニューハンプシャー州の山で人生初のキャンプをしていたのですが、 そのキャンプ場の最寄りの町(というかほぼ村)である「ワシントン/Washington」にあるジェネラルストアを、今回は紹介します。
ワシントン村の住宅街。
ワシントン村のジェネラルストア「General Store」
ワシントン村のジェネラルストアの外観。
そんなワシントン村を代表するジェネラルストアが、もう店名からしてそのまんまの「ジェネラルストア/General Store」。日本でいうところの駄菓子屋が「駄菓子屋!」と名乗っているくらい混じりっけ無く、いさぎよい印象。
ワシントン! ジェネラルストア!
トリップアドバイザーでこのジェネラルストアについて調べてみたところ、ワシントン村のレストランとしての人気が堂々の1位。ワシントン村の飲食店「全1軒中1位」という、田舎ならではのステータスでした。
お店の外の様子
ガレージには(乗用車としては)大きめのバイクや車が停まっていました。氷、ガスボンベ、ガソリンのサインが目立ちます。お店は日本のコンビニサイズで、手袋とかがたくさん売ってそうな外観。ここはピクニックのルートにもなっているそうです。
ジェネラルストア。
巨大な氷ケース。
小柄なガソリンスタンド。
ガスボンベで売られるプロパン。
お店の中の様子
店内は雑貨エリアと飲食スペースに分かれており、 雑貨エリアには食品・日用品・地元ワシントン村のグッズなどが売られています。木製家具が目立つたった一つのレジでこの店の全てを精算をするため、レジは常に混んでいました。
レジ。マフィンやタバコや宝くじが売られていた。
ワシントン村グッズ。
お一人様サイズの綿棒。
ファンタのピニャコラーダ味。
ジェネラルストア特製マグネット。もれなく反り返っている。
飲食スペースへ
レジのすぐ横に飲食スペースがあり、厨房がまる見えていて、なんとなく日本の小料理屋みたいな雰囲気があります。明らかに地元の人……といった雰囲気の客が多めな印象(この厨房で住民の夕食を一挙に担当しているような状態だった)。
ジェネラルストアの厨房。
フードメニューはかなりちゃんとしといて、ハードロックカフェみたいな内容。ハンバーガー、サンドイッチ、ピザ、フライドポテト……と、アメリカ人なら子供でも食べられるコンフォートフード勢揃い! といった感じ。
メニュー(1/2)。
メニュー(2/2)。
この時は夕飯どきで、レジのおばちゃんも厨房を行ったり来たりで大汗かいてのてんやわんや。サンドイッチ一つのオーダーでも45分はかかると真摯に説明してくれました。
ストロングゼロに似たあやしい酒を飲みながら、だらだらして待つ。
なんだかんだ10分ほどで(あくまでも体感)、料理が登場。「すぐできる」と言って永遠にできない中東・イスラエル(むかし住んでいた)との違いを明確に感じ、ああここはアメリカなんだなというへんな安心感がありました(わかりづらい!)。
イスラエル・エルサレムで、けだるそうに機関銃をぶらさげて歩く子供。
また脱線しそうなのでこのへんで、これよりワシントン村のジェネラルストアで食べた王道アメリカ料理をいくつか紹介していきます。
チーズバーガー
「Cheeseburger」。4ドル/440円。
アメリカにおけるチーズバーガーは、日本のツナマヨおにぎりみたいなところがあります。圧倒的コンフォートフード。ビーフ100%まるだしなパテで、バンズは油で焼かれていました。「本場ってこうやってんだな」がひしひし伝わる一品。
フライドポテト(French Fries)つき。
肉がぶあつい。パパッとつくってコレ、というのが感慨深い。文句がない。
チキン・フィンガーズ
「Chickern Fingers」。7.99ドル/878円。
「チキン・フィンガーズ/Chicken Fingers」は、揚げた手羽先のこと。アメリカのサイドメニューの超定番。日本で言うところの唐揚げのポジションでしょうか。塩とニンニクが効いていて、一生食べ続けられそうな塩梅。
そのまま日本の食卓に上陸しても違和感のない美味しさ。
チーズ・ステーキ
「Steak&Cheese Bomb」。7.99ドル/878円。
「チーズ・ステーキ/Cheese Steak」はステーキサンドイッチのこと。薄切りの牛肉と玉ねぎとピーマンを炒めたもの とチーズをパンにはさんで食べるサンドイッチ。アメリカのチーズ牛丼みたいなものでしょうか。
「チーズ入り肉炒め」とも言えそう。マッシュルーム入り。
チリ・チーズ・フライズ
「Chiki Cheese Fries」。5.99ドル/658円。
「チリ・チーズ・フライズ」はフライドポテトにチーズとチリソース(チリコンカーン/Chili con carne)をかけた料理。ファストフードの王道メニューです。「チーズカツカレー」のような強さがあります。
チリコンカーンはメキシコ発祥。豆入りの辛いミートソースみたいなもの。
まとめ
★ジェネラルストアとは
★東海岸のニューハンプシャー州へ
★ワシントン村のジェネラルストア「General Store」
・外観
・中の様子
・メニュー(チーズバーガー/チキン・フィンガーズ/チーズ・ステーキ /チリ・チーズ・フライズ)
※ジェネラルストアの内容には地域差があります。すべてのジェネラルストアがレストラン営業をしているわけではありません。(していないほうがふつう、という意見もある)
ジェネラルストアの場所。